紅白歌合戦の「紅白」、そのルーツには源平合戦あり。
2017年4月14日 更新

紅白歌合戦の「紅白」、そのルーツには源平合戦あり。

卒業式や入学式の時、ふと壁をみれば紅白の幕。あれなんでしょうね?そういえば紅白饅頭というお祝いお菓子もありますね。あれなんでしょうね?いや、それより、なんで年末「紅白歌合戦」…「紅白」なんでしょうかね?

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入学式シーズンを終え、学校が始まりました。新社会人さんにとっては初めての「入社式」ですね。皆様、それぞれの春を気持ち新たに過ごされているかも?と思いつつ、毎度のコネタコラムです。

「紅白」の意味、ご存知ですか?

卒業式や入学式の時、ふと壁をみれば紅白の幕。あれなんでしょうね?そういえば紅白饅頭というお祝いお菓子もありますね。あれなんでしょうね?

いや、それより、なんで年末「紅白歌合戦」…「紅白」なんでしょうかね?

ということで自分的に一番気になっている「紅白歌合戦」。なぜ、紅白なのか?というコネタです。

一説には「源氏と平氏」に由来とも

あくまで一説に…というお話ですが、この紅白。源氏と平氏に由来するともいわれております。源氏が白旗を、平氏が赤旗を掲げて戦った際に用いられた配色であり、対照的な色合いでもあることから、対抗戦の意味合いが強い時に「紅白戦」と言うようになったんだよ、という説があります。
源氏が白旗を、平氏が赤旗を

源氏が白旗を、平氏が赤旗を

「家紋」の概念がなかった時代に、色を使っていたとされています。
そして源平合戦のころ、つまり平安時代のころの武家…源氏も平氏もまだ「家紋」の概念がありませんでした。そのかわりに色を使っていたのです。遠くから見れば、家紋はないけど、赤い旗の軍団と白い旗の軍団が戦っていることだけはわかるので、自分の味方についても色で判断していた・・と。

「家紋」は鎌倉時代から

話を脱線させますが、家紋なるものが武家に定着するのは鎌倉時代に入ってから。

鎌倉時代に入ると、武士はおのおのの武勲を上げ、さらに自分から幕府にアピールする必要に迫られます。そのため必然的に敵味方を区別したり、自身の手柄の確認をさせたりするための手段が必要となり、幔幕や幟旗、馬標や刀の鞘など、ありとあらゆる物場に家紋がつけられるようになったと言われています。

「紅白歌合戦」という番組名のルーツ

話がそれてしまいましたが、さて、紅白歌合戦。紅白歌合戦という番組名…1945年の終戦直後の大みそかに放送された「紅白音楽試合」というNHKのラジオ番組がルーツと言われています。その時は剣道の「紅白試合」を参考に「紅白」という単語を思いついたようです。剣道に限らず、例えば野球やサッカーなど他の競技でも「紅白戦」という単語を使う事、現在も見受けられます。対抗戦としての「紅白」はそんなわけでルーツをたどると平安末期源平合戦にありそうです。

ただ、平家の「赤」旗から、「紅」に転じた理由については諸説ありまして、確実にコレ!というものはありません。ですが、個人的に素敵だなと思う説を以下、ご紹介します。

『平家物語』壇ノ浦の戦いの終わりから

『平家物語』壇ノ浦の戦いの終わりにこのような文章があります、

「海上には赤旗あかじるしなげすて、かなぐりすてたりければ、龍田川の紅葉ばを嵐の吹ちらしたるがごとし」

壇ノ浦の合戦で、平氏一門は源氏に負け、滅びます。そして合戦の現場となった海上には滅んだ平氏一門の赤旗が大量に浮かび、その様はまるで紅葉(もみじ)が散ったように見えた…という文章です。ここから赤旗が「紅」に転じた…と。

今回は、源氏と平氏それぞれの物語が、現在の紅白歌合戦に繋がっているというコネタでした。
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