今も昔も!女子なら一度は読む?少女漫画「りぼん」で当時、大人気でした 『月の夜 星の朝』
『月の夜 星の朝』は、りぼん本誌で、1983年2月号から1985年11月号まで、全.34回連載された漫画です。作者の本田恵子さんにとって、初期の代表作といっても過言ではないほど。当時、同時期に連載していた、池野恋さんの『ときめきトゥナイト」と人気を二分するほどの大ヒット作でした。
ストーリー、登場人物など
物語をざっくりと説明すると、ヒロインのりおは、4才のときに、叔母の結婚式で出会った従兄弟の遼太郎と、大人たちの前で可愛いキスを披露して、周囲を驚かせる。
そんな二人、5才のときに、離れ離れになるのですが、中学でまた再会することに。りおは、バスケットボールに打ち込む人気者の女子に成長。そして、遼太郎も、バスケットボールの才能から地元で有名な男子に成長していた、という話。
遼太郎には、すでに、今は亡くなっているが遼太郎の事を思っていた少女、という存在がいて、その少女の日記をもとにした映画に、遼太郎本人が、本人役で出演することに。その相手役に、なぜか、りおが抜擢され…などなど、スポーツ要素あり、芸能要素ありの盛りだくさんの内容だったと記憶しています。
そんな二人、5才のときに、離れ離れになるのですが、中学でまた再会することに。りおは、バスケットボールに打ち込む人気者の女子に成長。そして、遼太郎も、バスケットボールの才能から地元で有名な男子に成長していた、という話。
遼太郎には、すでに、今は亡くなっているが遼太郎の事を思っていた少女、という存在がいて、その少女の日記をもとにした映画に、遼太郎本人が、本人役で出演することに。その相手役に、なぜか、りおが抜擢され…などなど、スポーツ要素あり、芸能要素ありの盛りだくさんの内容だったと記憶しています。
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(しかも、りおも遼太郎も、モテ女、モテ男…なのに、付き合う事がなかなかできないという)
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でも、中学生だけどけっこう早い段階でキスしていたような…。子供時代からキスしていたから抵抗なかったのかな?
当時の少女にとって、憧れだった!月の夜、星の朝 ペンダント
漫画の序盤で、本当にささいなきっかけで(福袋に入ってた、とかそんなエピソードで)遼太郎がりおにペンダントを渡します。シンプルなプレートのようなペンダントなのですが、それが実は、ペアになっていて、遼太郎が持っているペンダントと組み合わせると、十字架のカタチになるという、ちょっとした仕掛けのあるペンダントだったのです!
その後も、そのペンダントはことあるごとにストーリーの中で登場。(なくしちゃった、とか、見つかったとか…もっと大切にしなさいよーと思った記憶が。)
当時のりぼん本誌の全員プレゼントになっていました。(欲しかった…。)
その後も、大人になって恋人ができたら、こういうペアアクセサリーを絶対つけるんだ、と夢見た少女は多かったはず…(というか、本当にこれが欲しかった!)
その後も、そのペンダントはことあるごとにストーリーの中で登場。(なくしちゃった、とか、見つかったとか…もっと大切にしなさいよーと思った記憶が。)
当時のりぼん本誌の全員プレゼントになっていました。(欲しかった…。)
その後も、大人になって恋人ができたら、こういうペアアクセサリーを絶対つけるんだ、と夢見た少女は多かったはず…(というか、本当にこれが欲しかった!)
映画「月の夜 星の朝」
漫画の連載が始まって1年後の1984年に、実写映画化されました。まだ連載中の漫画という事で、話のラストがわかってしまうの?と複雑な思いになりつつも、劇場に足を運んだりぼんっ娘も多いのではないでしょうか?キャストを紹介しましょう。
梁川りお:青田浩子
ヒロインのりおを演じたのは、青田浩子。野球評論家の青田昇の五女で、1983年に開催された「ミス・ミスター映画コンテスト」でグランプリを受賞したことで、主役に抜擢されたようです。テーマ曲の「月の夜 星の朝」も歌い、同時に歌手デビューも果たしました。
りおの漫画のイメージはスポーティで爽やかな感じだったので、なんか、違う…と違和感を覚えたのが個人的な印象。せめて髪型だけでもりおに寄せて欲しかった…。
坂本遼太郎:坂上忍
今ではバラエティでの毒舌がウリの彼。ちゃんと「イケメン」枠の仕事をしていたこともあったようです。スポーツも出来て、男らしく爽やかモテモテの遼太郎を演じていました。
龍川幸美:伊藤かずえ
遼太郎を思いながら、白血病で若くして亡くなった幸美の役を演じたのが、伊藤かずえ。昔から、影のある役や意地悪な役など、難しい役柄をこなしている印象が強い女優さんです。
森村靖彦:尾美としのり
りおを思いつつ、りおと遼太郎がお互いに強く思い合っている事から、自分は身を引き、優しく見守るという、これまたイケメンの森村センパイ。今では、コミカルな演技で定評のある彼だけど、この時代はイケメン枠だったのだろうか…。
VHSですが、現在も販売されているようです。
梁川りお:青田浩子
ヒロインのりおを演じたのは、青田浩子。野球評論家の青田昇の五女で、1983年に開催された「ミス・ミスター映画コンテスト」でグランプリを受賞したことで、主役に抜擢されたようです。テーマ曲の「月の夜 星の朝」も歌い、同時に歌手デビューも果たしました。
りおの漫画のイメージはスポーティで爽やかな感じだったので、なんか、違う…と違和感を覚えたのが個人的な印象。せめて髪型だけでもりおに寄せて欲しかった…。
坂本遼太郎:坂上忍
今ではバラエティでの毒舌がウリの彼。ちゃんと「イケメン」枠の仕事をしていたこともあったようです。スポーツも出来て、男らしく爽やかモテモテの遼太郎を演じていました。
龍川幸美:伊藤かずえ
遼太郎を思いながら、白血病で若くして亡くなった幸美の役を演じたのが、伊藤かずえ。昔から、影のある役や意地悪な役など、難しい役柄をこなしている印象が強い女優さんです。
森村靖彦:尾美としのり
りおを思いつつ、りおと遼太郎がお互いに強く思い合っている事から、自分は身を引き、優しく見守るという、これまたイケメンの森村センパイ。今では、コミカルな演技で定評のある彼だけど、この時代はイケメン枠だったのだろうか…。
VHSですが、現在も販売されているようです。
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続編や番外編について
りぼん連載時に、りぼんっ娘に、多大な影響を与えた『月の夜 星の朝』です。続編のオファーも多かったことでしょう。
2009年より、雑誌『office you』にて、その後のりおと遼太郎の物語、「月の夜星の朝35ans(トランサンカン)」が連載されました。
35歳になった、りおと遼太郎。一度は夫婦になったふたりだけれども、流産や仕事での別居などを繰り返し、さらに関係はもつれ…というのがおもな内容。レディースコミックらしく、ストーリーや人間関係も複雑になっています。
(そのでも、やはりモテモテの、りおと遼太郎なんでした。)
2009年より、雑誌『office you』にて、その後のりおと遼太郎の物語、「月の夜星の朝35ans(トランサンカン)」が連載されました。
35歳になった、りおと遼太郎。一度は夫婦になったふたりだけれども、流産や仕事での別居などを繰り返し、さらに関係はもつれ…というのがおもな内容。レディースコミックらしく、ストーリーや人間関係も複雑になっています。
(そのでも、やはりモテモテの、りおと遼太郎なんでした。)
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他にも、りおの親友で、りおの事が好きな森村センパイに想いを寄せていた麻衣ちゃんと、森村センパイの物語、「月の夜 星の朝 D.S(ダル・セーニョ)」
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月の夜 星の朝を恋愛のバイブルとして読んだ世代にとっては、まさに等身大の、成長するヒロインとして、りおと時代をともに生きている感覚に陥ります。