ムッシュかまやつとはなんだったのか?そのエッジィな魅力を、サエキけんぞうと中村俊夫が多面的に探る愛のある文化論
2017年10月3日 更新

ムッシュかまやつとはなんだったのか?そのエッジィな魅力を、サエキけんぞうと中村俊夫が多面的に探る愛のある文化論

今年亡くなった偉大なミュージシャンであったムッシュかまやつ。「ザ・スパイダース」での活躍が印象に残っていますが、常に流行の最先端を歩いていたムッシュ。そんなムッシュの軌跡をサエキけんぞうが文化論としてまとめた1冊です。

758 view
サエキけんぞう、中村俊夫の共著による書籍『エッジィな男 ムッシュかまやつ』を、10月13日に発売します。
 (1925766)

惜しまれつつ、最高の歌と、忘れられない面影を残した大スター、ムッシュかまやつ。終生、時代の先端(エッジ)に居続けたムッシュの才能の軌跡をたどりながら、その活動の本態と真価を描き出す本書。GS評論家の第一人者・中村俊夫と、公私にわたり数多くの接触を持ったサエキけんぞうが、唯一無二のアーティストを多面的に分析した愛のある文化論です。
 (1925774)

 (1925777)

また、10月22日(日)には、本書の出版を記念したトークショー『サエキけんぞうのコアトークvol.85「追悼ムッシュかまやつ」』もLOFT9 Shibuyaで開催予定です。
サエキけんぞう

サエキけんぞう

アーティスト・作詞家。1980年ハルメンズ『近代体操』でデビュー、86年パール兄弟『未来はパール』で再デビュー、2003年『スシ頭の男』でフランス・デビュー。作詞家として、沢田研二、モーニング娘。、サディスティック・ミカ・バンド、他多数に提供。著書『歯科医のロック』(角川書店)他多数。12年著書『ロックとメディア社会』(新泉社)でミュージックペンクラブ賞受賞。最新著『ロックの闘い1965-1985』(シンコーミュージック)。

『エッジィな男 ムッシュかまやつ』

発売:2017年10月13日
価格:(本体1,800円+税)
仕様:四六判/280ページ
ISBN 978-4-8456-3134-6
CONTENTS
第1章 生涯いちバンドマンのライフ・イズ・グルーヴ
カントリーからヘヴィ・ファンクまで、その音楽変遷史
見過ごされてきた超カッコいい音源
「フリフリ」〜カオシーな日本ロックの曙

第2章 ザ・スパイダースのメイン・ソングライター
「夕陽が泣いている」数奇な運命をたどるキー曲
「真珠の涙」〜ムッシュとスパイダース進化形
リアルタイムのスウィンギン・ロンドン
ザ・スパイダース隠れ名曲ガイド

コラム
ザ・スパイダースの外タレ前座時代
ザ・スパイダースの国際戦略
ザ・スパイダース幻のラスト・レコーディング曲


第3章 爆発前夜
カントリー&ウェスタンの洗礼
レコード・デビューはしたけれど…かまやつヒロシ氷河期
短命に終わった幻のバンド、ザ・サンダーバード
グリニッジ・ヴィレッジでビートニクと遭遇
亀渕友香に聞く初期ムッシュの実像

第4章 運命を切り開く人の輪
華麗なる音楽DNA・釜萢家と森山家
老舗レストラン、キャンティが結んだ縁
ZUZU(安井かずみ)との69/70

コラム
自ら選んだレイジー・ライフ

第5章 70年代、充足のミュージック・ライフ
はっぴいえんど、そしてユーミン
ウォッカ・コリンズの軌跡
武部聡志、石井ジローに聞く「ロックな」70年代
持ち前の反骨精神を見せた「いま、ボブ・ディランは何を考えているか」

コラム
和メロはカタキだったのか?
新しき才能との出会い

第6章 いつまでもどこまでも
1990年代、渋谷系&世界規模の再評価
25年の時を経て結実した雷門プロジェクト
主治医に聞く穏やかな最期の日々
「B級ミュージシャンとして生きる」美学を貫き通したその処世術

コラム
乱入はいつもの合言葉?

ムッシュかまやつ古希に語る半生記
ディスコグラフィー
職業作曲家としてのムッシュ

出版記念イベント<サエキけんぞうのコアトークvol.85「追悼ムッシュかまやつ」>

□日時:
2017年10月22日(日)OPEN 17:30 / START 18:00

□場所:
LOFT9 Shibuya(東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 1F)

□出演:
加藤充(ザ・スパイダース:ベース)
本城和治(ザ・スパイダース担当ディレクター)
中村俊夫(GS評論家)
shiro《丹波博幸(ムッシュバンド)、宮原芽映、窪田晴男》
【司会&プロデュース】サエキけんぞう

□チケット:
前売¥2300/当日¥2800(飲食代別)※要1オーダー

●前売券はイープラス、ローチケHMVで発売中!
イープラスhttp://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002238124P0030001
ローチケHMV http://l-tike.com/order/?gLcode=35466(Lコード35466)
14 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

大原麗子や井上順が所属した遊び人の集い「六本木野獣会」とは?

大原麗子や井上順が所属した遊び人の集い「六本木野獣会」とは?

1960年代前半。高度経済成長期真っ只中の東京で、退屈を募らせた良家の少年・少女が夜ごと集う遊び人のサークルがありました。その名も、六本木野獣会。大原麗子、峰岸徹、中尾彬、井上順など、後に芸能界のスターとなる人材も数多く輩出したこの遊び人グループについて調べてみました。
こじへい | 46,409 view
ムッシュかまやつさん 78歳、がんで死去。「ザ・スパイダース」の元メンバー

ムッシュかまやつさん 78歳、がんで死去。「ザ・スパイダース」の元メンバー

グループサウンズ「ザ・スパイダース」のメンバーとして人気を集めた歌手のムッシュかまやつさんが、がんにより1日の午後6時5分に都内の病院で死去したことが明らかになった。
red | 1,518 view
80年代テクノポップユニットの雄【PSY・S】よ、再び甦れ!

80年代テクノポップユニットの雄【PSY・S】よ、再び甦れ!

1985年にデビュー。1996年に解散。「再結成して欲しいバンド」アンケートでも必ずと言っていいほど上位に名を連ねるほど、復活を熱望されている彼ら。サエキけんぞうや奥田民生など多くのアーティストからも愛された「PSY・S」の足跡を辿ります。
Up Beat | 29,387 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト