熱狂!ソウルオリンピック名場面を振り返る!
2017年3月10日 更新

熱狂!ソウルオリンピック名場面を振り返る!

1988年ソウルオリンピックは、日本と時差がない韓国・ソウル開催だっただけに、見やすい時間帯の放送で、リアルタイムでテレビにかじりついていた人も多いのではないでしょうか。そこで、ここでは感動あり、騒動ありのバタバタだったソウルオリンピック名場面を振り返ってみましょう。

6,888 view
 (1557002)

長い間、天才・山下泰裕の陰に隠れた存在だったが、練習の鬼がとうとうソウルで華咲いた。まさに努力の人で、決して諦めない不屈の魂は無条件の感動を運んできてくれた。
斉藤 仁 (さいとう ひとし、1961年1月2日 - 2015年1月20日)は、青森県青森市出身の日本の元柔道選手。ロサンゼルスオリンピック、ソウルオリンピック柔道競技男子95kg超級金メダリスト。国士舘大学体育学部教授、同大学柔道部監督、全日本代表監督を務めた。段位は九段。

全日本柔道選手権大会における、山下泰裕9連覇の最後の3年間の決勝の対戦相手だった。現役時代はライバルと称されたが、ソウルオリンピックでは「先輩行ってきます」「頼んだぞ」という逸話が残されており、現役時代から信頼関係はあった。また、共に指導者としてさらに深い信頼を寄せる間柄となっていた。

1987年には全日本選手権大会前に右膝を怪我して出場できなかった。度重なる大怪我で限界説も囁かれたが、1988年の全日本選手権では決勝で正木嘉美を判定で破り悲願の初優勝を果たすと、選抜体重別でも決勝で小川直也を効果で破り、ソウルオリンピック95kg超級代表に選出された。ソウルオリンピックにおいて、斉藤の出場する95kg超級までの階級で日本人柔道は金メダルを全て逃しており、東京五輪より続く日本柔道の金メダル獲得記録の継続が斉藤に託されるという状況であった。その大変な重圧の中で準々決勝までの3試合を得意の寝技で一本勝ちすると、準決勝では因縁の相手である地元の趙容徹を注意で破った。そして、決勝では東ドイツのヘンリー・ストールを警告で破ってオリンピック2連覇を達成して、今大会の柔道競技唯一の金メダリストになった。

懐かしいオリンピック 斉藤仁 柔道95kg超級金メダル(ソウル五輪) - YouTube

陸上競技女子100m/200m/400mリレー フローレンス・ジョイナー 金メダル

 (1557007)

100mも200mも制覇するという圧倒的な強さに加え、派手なマニュキアなど陸上選手のイメージを覆すような奇抜なファッションも印象深く、記録にも記憶にも残る名選手。
フローレンス・グリフィス=ジョイナー(Florence Griffith Joyner, 1959年12月21日 - 1998年9月21日)は、アメリカ・ロサンゼルス出身の陸上競技選手。愛称はFlo-Jo。陸上競技における女子100m(10秒49)、200m(21秒34)の世界記録を2015年現在も保持している。

1988年のソウルオリンピックで100m、200m、400mRで金メダルを獲り3冠を達成した。長く伸ばした爪に鮮やかなマニキュアをつけ、長い髪の毛をそのまま伸ばした髪形でも話題を呼んだ。ソウルオリンピックが終わった後、29歳で第一線の競技から引退した。

また、100mの世界記録に関しては、同日に行われた他の競技で追い風参考記録となったものが多かったが、彼女のレースでは風速0.0m/sと無風であり、たまたま彼女が走った際に風速計が故障していたもので実際には追い風参考記録なのではないかという憶測もある。しかし、現在でも同記録は世界記録として公認されている。

ジョイナー ソウルオリンピック 五輪 - YouTube

ジョイナー ソウルオリンピック 五輪

陸上競技女子走幅跳/陸上競技七種 ジャッキー・ジョイナー・カーシー 金メダル

JACKIE JOYNER-KERSEE

JACKIE JOYNER-KERSEE

上記のジョイナーと双璧をなすアメリカが生んだ陸上アイドル。クイーンオブアスリートと言われる七種制覇と、一芸に秀でる人が勝つ走り幅跳びの両方制覇は、彼女の類まれなる才能を見せつけられた。ちなみにジョイナーは義理の姉という最強陸上ファミリー。
ジャッキー・ジョイナー=カーシー(Jackie Joyner-Kersee、1962年3月3日 - )は、アメリカ合衆国・イリノイ州イーストセントルイス出身の元陸上競技女子七種競技及び走幅跳選手。

1987年世界陸上競技選手権大会で女子七種競技と走幅跳でともに金メダルを獲得した。翌年のソウルオリンピックにおいても、七種競技及び走幅跳でともに金メダルを獲得し、世界選手権とオリンピック双方で2種目2冠を達成している。

水泳シンクロナイズドスイミングソロ 小谷実可子 銅メダル

 (1557017)

日本人離れした華麗なスタイルで、世の男性のハートを鷲掴みにしていた。また、見た目だけでなく演技も華麗そのもので、見事に銅メダルを獲得。
小谷 実可子(こたに みかこ、1966年8月30日 - )は、東京都出身の女子シンクロナイスドスイミング選手、スポーツコメンテーター。日本大学文理学部卒業。本名・杉浦 実可子(旧姓・小谷)。スポーツビズ所属。

1988年ソウルオリンピック開会式で日本選手団の旗手を務める。競技でもソロ、デュエット(田中京とのコンビ)でともに銅メダルを獲得した。日本代表選手団の旗手。都民栄誉賞、ビッグスポーツ賞、総理大臣銀杯受賞。

【1988年ソウルオリンピック】シンクロデュエット 小谷・田中 - YouTube

レスリングフリースタイル48kg級 小林孝至 金メダル

 (1557022)

44 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

斉藤仁 鬼の指導者時代

斉藤仁 鬼の指導者時代

「理不尽、イソジン、斉藤ジン」(篠原信一)「いい意味で異常」(井上康正)「次元の違う怖さ、鬼以外のなにものでもない」(鈴木桂治)「オリンピックのプレッシャーなんて斉藤先生のプレッシャーに比べたら屁のツッパリにもなりません」(石井慧) オリンピックメダリストたちに恐れられた斉藤仁の記録。
RAOH | 2,267 view
カール・ルイス「以外」で100m走で輝いた選手、90年代の世界記録上位5選+日本人最速!

カール・ルイス「以外」で100m走で輝いた選手、90年代の世界記録上位5選+日本人最速!

80年代から90年代前半にかけて、”史上最速の男”はアメリカの「カール・ルイス」であった。そのルイス「以外」にどんなスプリンターが居たかを振り返ってみたい。”20世紀最速の男”は誰だったか思い出して欲しい。
ひで語録 | 13,752 view
【フローレンス・ジョイナー】不滅の記録とドーピング疑惑

【フローレンス・ジョイナー】不滅の記録とドーピング疑惑

全ての指にネイルアートをほどこした長い爪、片足だけのレオタード。そして、引き締まった褐色の筋肉美。五輪スプリント界の常識を覆した独創的なファッションで、ロス五輪、ソウル五輪の舞台を疾走したフローレンス・ジョイナーについてその功績と疑惑を振り返る。
きちんとチキン | 206,922 view
ソウルオリンピック水泳で金メダルを獲得した鈴木大地長官が、久々にバサロ泳法を披露!

ソウルオリンピック水泳で金メダルを獲得した鈴木大地長官が、久々にバサロ泳法を披露!

ソウルオリンピック競泳の金メダリストで、スポーツ庁の鈴木大地長官(49)が25日、あの「バサロ」を報道陣の前で約25メートルにわたって披露した。報道陣の前で披露するのは約7年ぶりだという。鈴木大地の金メダルで当時「バサロ恋愛」という言葉も流行した。
「陸上競技界のスーパースター」カール・ルイスを振り返る。

「陸上競技界のスーパースター」カール・ルイスを振り返る。

100mの世界記録はウサイン・ボルトの9秒58。でも私たちにとって、最初に10秒の壁を破った(平地での記録)カール・ルイスの偉大さはいまだに消えないですよね。陸上界のスーパースター、カール・ルイスの足跡を辿りましょう。
青春の握り拳 | 32,112 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト