<学生心得>
(1)午前8時30分までに登校し、必ず予・復習をすること。
(2)授業は真剣に聴講すること。
(3)礼儀を重んじ、他人に迷惑を絶対かけないこと。
(4)校則、寮則を厳守して学生の本分を守り、正当な理由なく遅刻、欠席、
飲酒、喫煙、校舎内でのサンダルや下駄ばきなどは、これを禁ずる。
(5)他人に危害を加えたり、故意に校舎、校具、図書、その他備品等の損傷、
落書きしたる者は退学を命ずる。
(6)毎日の日常の厳守心得である、素直、真面目、感謝の心をもって
上記事項を守ること。もしこれに違反したものは、退学を命ずることがある。
本校の寮は、毎日の運動不足を補うため、多くの寮が本校より20~30分以上離れたところに位置しています。受験勉強で最も大切なことは運動不足にならないことです。運動不足で勉強すると通常の三分の一も能率があがりません。
両国予備校の学生に配布された英単語帳に収録されていた単語の数はなんと5000以上!人気のあった旺文社の英単語帳「ターゲット」ですら1900。覚える量が半端ないですが、その単語帳に収録されていた単語の中に「xerox」というのが収録されていました。その意味は「ゼロックスでコピーする」。なんで収録されていたのか見当がつきません??現在「ググる」が「googleで検索する」という意味になっているのと同じ感覚でしょうか?
実際に通っていた人によれば、パンフレットによれば両国予備校は多数のクラスで編成されており、A~Z、そして特Aなどのクラスがあるとされていますが、実際には、例えば「D、K、H、Z」のような4クラスしかなく、その4クラスがクラス分けのたびに「C、J、G、Y」のようにクラスの名前が変わっていくとのこと。校長によれば、「勉強して頭がよくなったんだから、ZからYに上がるんだ」とのことです・・・
教室に学生を詰め込みすぎたせいでしょうか、ビルの柱の前にも机を設置していたため、「そこの席に座った生徒は黒板が見えない」という事態があったそうです。講師が板書するたびに柱の横から覗き見するような体勢になってたそうです・・・過度な詰込みはどうなんでしょうね?
両国予備校は「牢獄予備校」と揶揄されるくらい厳しいところで、自分の周囲での評判は正直よくありませんでした。しかしながら、私の知人で一人だけ両国予備校に入学した人がいるのですが、その人は国立大学に合格していましたので、一概に悪い予備校ではないとは思います。全寮制(とはいえ通学生の入学可能でしたが)というある意味閉鎖空間での生活だったせいか、あまり情報が外に漏れてこないのですが、両国予備校のOB・OGの方がいらっしゃいましたら面白いエピソードを教えてくれると嬉しいです。