アナタも泣かされた?子供を泣かせるナマハゲ、その意味は一体何だったのか。
2017年2月23日 更新

アナタも泣かされた?子供を泣かせるナマハゲ、その意味は一体何だったのか。

「泣く子はいねが~!」「悪い子はいねが~!」と叫びながら子ども達を泣かしまくる鬼をもてなす行事が秋田県男鹿市にあります。「ナマハゲ」です。実は日本各地には、ナマハゲのような存在がポコポコ存在しています。さらに子供をわざと泣かせる行事は他にもあります。「泣き(笑い)相撲」です。こちらも全国でポコポコ見られる行事です。

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子供が泣かされる行事として有名な「ナマハゲ」

「泣く子はいねが~!」「悪い子はいねが~!」と叫びながら子ども達を泣かしまくる鬼をもてなす行事が秋田県男鹿市にあります。

「ナマハゲ」です。この名まえを聞いたことがある人も多いかもです。秋田のご当地ヒーロー「超神ネイガー(ちょうじんネイガー)」の元ネタでもあります。
全国的にも有名な「ナマハゲ」

全国的にも有名な「ナマハゲ」

大晦日(12月31日)の夜、鬼面やワラ製の蓑(みの)を身に着けたナマハゲさんが家々を訪れ、怠け者や泣く子どもなどを戒めます。家の主人はお酒や食事を出してナマハゲさんをおもてなし。そのおもてなしを受けたナマハゲさんは次の家に向かう・・・そんなお祭です。

年の節目にどこからともなく現れて人々を元気にしてくれる・・・そんな日本古来のオニ。学術的には「来訪神」と呼びます。総じて仮面・仮装スタイルです。

「ナマハゲ」は日本各地に点在?

実は日本各地には、ナマハゲのような存在がポコポコ存在していまして、しかも国指定重要無形民俗文化財に指定されています。さらにはユネスコの無形文化遺産にも再提案されるようです。つまり、日本文化を代表する存在でもあります。

ナマハゲ以外のユネスコ無形文化遺産な来訪神をざっと紹介しますと①鹿児島県の「トシドン」②石川県の「アマメハギ」③沖縄県の「パーントゥ」④山形県の「アマハゲ」⑤宮城県の水かぶり⑥佐賀県の「カセドリ」⑦岩手県の「スネカ」さらにはこの他ふたつ増えそうですが。

・・・多分、初めて聞く人の方が多い気がいたしますが、さておき、全国に来訪神がいることは感じていただけるかと(汗)

でも今回はその話ではなく、ナマハゲ。
皆様、ふと疑問に思ったことありませんか?
「何でワザワザ子供を泣かせるの?」と。

「子供を泣かせる」行事に込められた意味

子供をわざと泣かせる行事は他にもあります。「泣き(笑い)相撲」です。こちらも全国でポコポコ見られる行事です。

赤ちゃん泣き相撲、名古屋場所

なぜ子供を泣かせるのか。これ、実は意味があるのです。

魂に活力を与え再生させる呪術「魂振り(たまふり)」

魂に活力を与え再生させる呪術に「魂振り(たまふり)」というのがあります。お祭で神様を中にお招きした御神輿を、ワッショイワッショイ(ソイヤソイヤ)と思い切り揺らしますよね?あれです。揺さぶることで中におられる神様の霊威を高めて、豊作豊漁や無病息災などを願うのです。これは神バージョン。

これが人バージョンになるとどうなるか?というお話です。人間を元気にするにはどうしたらよいだろう?元気がない人を元気にするには?元気がでる→体がポカポカする→体の中から熱(パワー)が出れば元気になるよね?という流れ。

感情を高ぶらせることで、魂を元気に

そのためにはどうしたら?例えば感情が高ぶればよいのです。泣いたり笑ったりしたら体の中から暖かくなるでしょう?ソレです。

歳の変わり目にワザワザ子供を泣かすのも、泣き相撲も、つまりは子供の魂を元気にさせて健やかに育って欲しい願いの表れだと思うと、思いっきり泣いて欲しいですね(笑顔)
色々な意見があるとは思いますが、ひとつの説を紹介させていただきました★
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