桃太郎伝説からナマハゲまで、日本の様々な鬼のなかでも「ヘンテコな鬼」!?
2017年8月18日 更新

桃太郎伝説からナマハゲまで、日本の様々な鬼のなかでも「ヘンテコな鬼」!?

鬼といえば、たとえば桃太郎伝説、大江山伝説(酒呑童子)、紅葉狩りといった「退治される鬼」として有名な伝説がある一方で、秋田県のナマハゲや鹿児島県のトシドンなど「来訪する神」としての存在もあります。真面目に考え出すと一晩で済まない存在ですが、面白い鬼も多いので今回はそれをいくつか紹介させていただきます。

619 view
訳あって、現在、各地の鬼(オニ)の祭礼の資料を集めています。改めて色々な鬼がいるなあ…とジワジワくるこの頃です。
鬼といえば、たとえば桃太郎伝説、大江山伝説(酒呑童子)、紅葉狩りといった「退治される鬼」として有名な伝説がある一方で、秋田県のナマハゲや鹿児島県のトシドンなど「来訪する神」としての存在もあります。
真面目に考え出すと一晩で済まない存在ですが、面白い鬼も多いので今回はそれをいくつか紹介させていただきます。

① ひょろつき鬼

三重県、伊賀忍者の里・伊賀上野市に伝わる鬼です。今年は10月20~22日に行われる上野天神祭では「鬼行列」があり、色々な鬼が登場するのですが、その中でも一番面白いのが「ひょろつき鬼」。動画で見ていただけるとわかるのですが、釣鐘を背負ってヒョロヒョロヒョロヒョロ動く鬼がおりまして、観客、特に子供たちを狙って駈け寄ったりします。なんで釣鐘背負う必要があるんだ?と思わずにはいられない存在です。

上野天神祭 本祭 ひょろつき鬼 新町通り 2012

② 鬼面尊神(キメンソンジン)

福岡県、久留米市の大善寺で毎年大晦日の夜~1月7日にかけて行われる火祭り「鬼会(オニエ)」。クライマックスは1月7日の追儺式「鬼夜(オニヨ)」。ここで「鬼面尊神渡御・還御」などの神事が行われます。一番有名なのは6本の大松明に奥神殿から出された鬼火がつけられた時。まさに火祭り。
ところでこの鬼面尊神。箱に入っていて中身がさっぱり分からない。一体何が入っているだろうな…

③ ベッチャー(尾道)、ヤブ(呉)、マッカ(小屋浦)

広島県は鬼だらけ。名称も色々なので、ここではベッチャーとヤブとマッカを紹介します。
ベッチャーは尾道市の鬼。毎年11月1~3日に行われ、3日には「ベタ」、「ショーキー」、「ソバ」の3体が子どもを見つけては追いかけまわします。手にした「ささら」や「祝棒」で頭を叩いたり、体を突いたりします。「ささら」でたたかれると頭が良くなり、「祝棒」で突かれると子宝に恵まれ、また1年間の無病息災が約束されるそうですが、そこまでして叩かれたくはない気がしないでもない…。

ヤブは呉市の鬼。11月3日、呉市内の30ほどの神社では秋の祭礼が行われますが、各所それぞれにデザインが異なる鬼「ヤブ」が出現します。ヤブは神様サイドの存在なのですが、見た目と迫力はまさに「鬼」。子供たちを竹の棒で脅したりするため、子供たちの鳴き声が市内に響き渡ります。

④ ベチャ

広島・尾道のベッチャーではなく、岡山県倉敷市の鬼「ベチャ」。今年は10月14日(土)~15日(日)に塩生神社で開催される「べちゃ祭り」に登場する鬼「ベチャ」は長い笹を手に持ち、子供たちを中心に誰彼構わず追いかけまわします。

というか、岡山の鬼たちも人間を追いかけまわすんですねえ…(汗)

他にもまだまだ面白い鬼がてんこ盛りなのですが、文字数の関係でここまで。日本は鬼まみれですね♪
12 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

「S&B」でお馴染みのヱスビー食品、ロビー正面にはなぜか鬼の神社が?

「S&B」でお馴染みのヱスビー食品、ロビー正面にはなぜか鬼の神社が?

卓上の塩コショウといえばエスビー食品株式会社。「S&B」のロゴで有名なエスビーさん、個人的にはS&B「スパイス(spice)&ハーブ(herb)」のアルファベットの選び方が好きです。「S」piceとher「B」でS&B。S&Hじゃないのね…と。さてそのエスビー食品のロビーの正面に鬼神社があるのをご存じでしょうか。なぜここ鬼神社が!?
山崎敬子 | 978 view
ことわざ「鬼がでるか蛇がでるか」なぜ蛇は鬼と同格になったの??

ことわざ「鬼がでるか蛇がでるか」なぜ蛇は鬼と同格になったの??

「これからどんな恐ろしいことが起きるか予測ができないこと」を、ことわざで「鬼がでるか蛇がでるか」と言います。鬼も蛇も不気味で恐ろしい存在ということで、このことわざが生まれたそうです。が!古代日本では蛇は不気味な存在ではない。どうして鬼と同格になったのか。
山崎敬子 | 761 view
その昔日本には「経験した男性の数だけ鍋を被る祭」があったんです。

その昔日本には「経験した男性の数だけ鍋を被る祭」があったんです。

関係した男性の人数だけ鍋を頭に被る?今はもう行えない内容の祭りがかつて存在しました。5月の「鍋冠祭(なべかぶりまつり)」。滋賀件米原市の筑摩神社に伝わる祭です
山崎敬子 | 26 view
日本版七夕伝説は「聞き間違いで年に1回デートになった」???

日本版七夕伝説は「聞き間違いで年に1回デートになった」???

7月間近なこの頃。何となく世間が「七夕」を打ち出し中です。七夕と言えば短冊に願い事を書く、7月7日の行事です。学校や世間で聞く七夕の由来と言うと、織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)のラブストーリーではないでしょうか?
山崎敬子 | 737 view
「地獄絵には女性が嫉妬しすぎると落ちる地獄があるんだよ」というコネタ。

「地獄絵には女性が嫉妬しすぎると落ちる地獄があるんだよ」というコネタ。

最近、タレントさんなどの不倫報道が多い気がします。個人的には他人の不倫はどうでもいいのですが、不倫に関わる地獄が日本にはあったなあ・・・と思い出したので、今回は不倫の地獄ネタ。
山崎敬子 | 3,444 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト