「探偵もの」の先駆けとなった「ポートピア連続殺人事件」
ポートピア連続殺人事件
ファミリーコンピュータの「推理もの」の第一作目として、1983年にリリースされたポートピア連続殺人事件。神戸、京都、淡路島などを舞台に、刑事のプレイヤーと、助手の刑事「ヤス」が密室殺人を操作するアドベンチャーゲーム。悪名高い「ローンやまきん」の悪徳社長、山川耕造が密室で殺害されているのが発見され、兵庫県警の刑事である主人公はヤスとともに聞き込みを行いながら犯人を捜すことになる。「犯人は〇〇」という有名なスラングを生むことにもなったゲーム。
[ポートピア連続殺人事件]最速クリア - YouTube
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システムは当時としてはオーソドックスなキーボードからのコマンド打ち込み式のアドベンチャーゲームだが、SFやファンタジーといった現実から離れたジャンルのゲームが多かった当時では本作のような現代日本を舞台とするゲームは異色であった。後に堀井雄二がシナリオを担当したアドベンチャーゲーム『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』(1984年)、『軽井沢誘拐案内』(1985年)と本作を合わせて「堀井ミステリー三部作」とも呼ばれる。
堀井ミステリー第二弾「オホーツクに消ゆ」
イラストが劇画テイストに変わりました
どこかエキゾチックで明るい空気のあった神戸から、第二弾は北海道に舞台が移ります。不穏な感じと何かが起こりそうな雰囲気が伝わってくるイラストです。どこかコミックスの表紙にも見えますね。「北海道連鎖殺人」というサブタイトルがまずコワイ。
シリアスタッチで大人っぽい感じがぷんぷん漂っていた「ポートピア」のパッケージと全くトーンが変わっていますが、タイトルの「消ゆ」という思わせぶりな切り方の余韻によって、だれかが行方不明になるのだろうか?それとも殺人で?と色々な想像をかきたてます。
シリアスタッチで大人っぽい感じがぷんぷん漂っていた「ポートピア」のパッケージと全くトーンが変わっていますが、タイトルの「消ゆ」という思わせぶりな切り方の余韻によって、だれかが行方不明になるのだろうか?それとも殺人で?と色々な想像をかきたてます。
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北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ 最短クリア - YouTube
埠頭に上がった男の遺体。手掛かりは被害者が持っていたバーのチラシのみ。主人公は事件を詳しく調べるべく、捜査を開始。被害者を辿るうち、主人公は男の身元の手掛かりをつかむ。主人公は彼の手掛かりを求めるべく、釧路に飛ぶ。新しく助手となった若い刑事を連れて、捜査を開始するのだった・・・。
「ポートピア」に比べ、やや等身のあがったキャラグラフィック。プロローグを挟んだあと、パッパッ、と黒字に白の文字の画面に切り替わり、タイトル画面が出てきます。あの時代、まるで映画のようなオープニングはとても斬新じゃなかったかな?と思います。堀井氏のこの手法はこの後86年に発売された「ドラゴンクエスト」のオープニングにも通じますね。
「ポートピア」に比べ、やや等身のあがったキャラグラフィック。プロローグを挟んだあと、パッパッ、と黒字に白の文字の画面に切り替わり、タイトル画面が出てきます。あの時代、まるで映画のようなオープニングはとても斬新じゃなかったかな?と思います。堀井氏のこの手法はこの後86年に発売された「ドラゴンクエスト」のオープニングにも通じますね。
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ポートピア→オホーツクと来れば期待せざるを得ないッ!!
小説のようなシナリオ、新しい手法をふんだんに取り入れた堀井三部作(ファミコンソフトは2作)。そこで万を辞して、というか二匹目のドジョウを狙って(多分)ジャレコがライセンスを取得した洋ゲー。その名も「ミシシッピー殺人事件」!ジャレコに堀井氏のようなシナリオを書ける人材がいなかったのか、洋ゲー「Murder on the Mississippi」のライセンスを取得し、枠組みとストーリー、キャラ設定などを借りた格好でできた「ミシシッピー」でした。
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今も昔も変わらないとは思いますが、小学生くらいの子供って「探偵」に猛烈な憧れがあるものですよね。当時の少年たちが探偵に憧れる空気を作り出したのは、間違いなく「名探偵ホームズ」とか江戸川乱歩の「二十面相」シリーズだと思われます。宮崎駿監督が「名探偵ホームズ」をアニメ化したのも84年~85年にかけてでした。
「探偵」「舞台が外国」もうこれはヒットしないほうがおかしいくらいの好設定。これは売れるよ!(多分)とジャレコの人たちもそう思っていたはず・・・。だから・・・「助手の名前をワトソンにしちゃえ!」という技も使っちゃう訳です。しかもこれまでの推理ゲーがハイレベルの「ポートピア」「オホーツク」ですからね・・・。これは期待しないほうがおかしいと思う。「ワトソン」って付いてれば、なんとなくホームズっぽく錯誤されるんじゃないかなーという・・・。そりゃ財布の紐も緩みますよ(親御さんの)
「探偵」「舞台が外国」もうこれはヒットしないほうがおかしいくらいの好設定。これは売れるよ!(多分)とジャレコの人たちもそう思っていたはず・・・。だから・・・「助手の名前をワトソンにしちゃえ!」という技も使っちゃう訳です。しかもこれまでの推理ゲーがハイレベルの「ポートピア」「オホーツク」ですからね・・・。これは期待しないほうがおかしいと思う。「ワトソン」って付いてれば、なんとなくホームズっぽく錯誤されるんじゃないかなーという・・・。そりゃ財布の紐も緩みますよ(親御さんの)
しかし・・・クソゲーだった・・・!!
軽妙な音楽とともに始まる
陰鬱なタイトルに反して、意外と軽快な音楽が流れてきます。軽快に水面を走るリバーボート「デルタ・プリンセス」オープニングを見れば、ちょっと期待できそうだと思う。これ音だけ聞いてると、任天堂のマリオ系のゲームって言われても違和感がない感じだ・・・。これから本当に殺人が起きるのでしょうか・・・!?
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楽しそうな二人。しかしこの後に驚きの展開が・・・
「快適な旅だな」とか「のんびりしていていいですね~」とかほのぼのとした会話を交わしている二人。天気もいいからデッキに出て、ほかのお客さんにあいさつでもしてこよう、ともっともな話になったので、二人は部屋を出ていきます。
「こんな素晴らしい日に 誰が殺人などという 恐ろしい出来事を考えられただろうか。チャールズが 船室に着いた時にはまさか 自分がこのリバーボートで起きた殺人を 解決しなければいけなくなるとは思いもよりませんでした」
テキストでずらずらとプロローグが語られます。しかも全ひらがなで(子供が読めないから)ちょっと待って!ちょっとまだ読めてない!という間もなく無情に切り替わる画面。これめちゃくちゃ読みづらい!縦書きにしようよコレ・・・。
「こんな素晴らしい日に 誰が殺人などという 恐ろしい出来事を考えられただろうか。チャールズが 船室に着いた時にはまさか 自分がこのリバーボートで起きた殺人を 解決しなければいけなくなるとは思いもよりませんでした」
テキストでずらずらとプロローグが語られます。しかも全ひらがなで(子供が読めないから)ちょっと待って!ちょっとまだ読めてない!という間もなく無情に切り替わる画面。これめちゃくちゃ読みづらい!縦書きにしようよコレ・・・。
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アーーーーーーーッ!
「この床は誰かの罠だったんだ!」(誰のだよ)「この高さから落ちては先生はもう・・・」ってワトソン君は言うけれど、これ一階に落ちただけじゃないですか!まさかこの船は二階から船底まで穴が開く仕組みがあるというのか・・・!?
しかし目の前で先生が落ちたというのに「この高さから落ちては・・・」と様子を見に行くでもないワトソンくんに怪しさが募ります。自分だけ落ちなかったのも実は場所を知っていたから・・・?
しかし目の前で先生が落ちたというのに「この高さから落ちては・・・」と様子を見に行くでもないワトソンくんに怪しさが募ります。自分だけ落ちなかったのも実は場所を知っていたから・・・?
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