日活ロマンポルノの金字塔といえば、それはやっぱり団地妻シリーズでしょう。
2019年2月6日 更新

日活ロマンポルノの金字塔といえば、それはやっぱり団地妻シリーズでしょう。

全20作品にも及ぶ団地妻シリーズ。「団地妻 昼下りの情事」から始まるこのシリーズは70年代の日活ロマンポルノの代名詞と言ってよいでしょう。白川和子、宮下順子、鹿沼えり といった永遠のマドンナを輩出しました。

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1973年に入ると、年明け早々1月13日に監督:遠藤三郎、主演:宮下順子による「団地妻 奪われた夜」、3月14日、同じコンビで「団地妻 歓喜の夜 」が公開されます。
団地妻 夺われた夜

団地妻 夺われた夜

更に4月14日公開の「団地妻 女の匂い 」は 監督が白鳥信一に変わり、7月4日公開の「団地妻 火遊び」では西村昭五郎に監督が変わったものの、全て主演は宮下順子。この年、他にも日活の主演作が何作もあるにも拘らず、宮下順子が大活躍します。

1974年

約半年ぶりになりますかね、「団地妻 昼下りの誘惑」が1月15日に公開されます。 監督:西村昭五郎、主演:宮下順子の黄金コンビです。

日活もマンネリを警戒したのでしょう。次作が公開されたのは更に半年後の7月20日でした。タイトルは仕切り直しをするかのごとき「新・団地妻 けものの昼下り」。
新・団地妻 けものの昼下り

新・団地妻 けものの昼下り

まぁ、「新」が付いたからと言って特別変わったところがあるわけではありません。監督こそ加藤彰になっていますが、主演は我らが宮下順子。もう、ミセス団地といっていいでしょう。

1975年

1975年最初の団地妻は2月19日に公開されたのですが、監督こそ西村昭五郎ですが、ここにきて主演が珠瑠美に変わります。これでこそ「新」です。
新・団地妻 売春グループ13号館

新・団地妻 売春グループ13号館

タイトルは「新・団地妻 売春グループ13号館」。危険な香りいっぱいで期待に胸が膨らみますよね。5月17日に公開された次作「新・団地妻 ブルーフィルムの女 」( 監督:林功)」も珠瑠美が主演をつとめています。

が、11月22日公開の「新・団地妻 夫婦交換」では中島葵が主演することになります。

1976年

中島葵は一作のみで、3月6日に公開された「団地妻 肉体金融」は、水城ゆうが主演です。監督はお馴染みの西村昭五郎ですね。
しかし、水城ゆうも1作のみで、10月9日公開の「団地妻 (秘)出張売春」では宮井えりな が主演しています。
団地妻 (秘)出張売春

団地妻 (秘)出張売春

女優の人気が定着しなかったのか、新鮮味を出したかったのか、団地妻シリーズは主演を作品ごとに変えていく作戦をとることになります。

1977年

この年、団地妻シリーズのファンには嬉しい事件(?)が起こります。そう、事件といっていいでしょう。7月23日に公開された「団地妻 雨やどりの情事」の主演を久しぶりに宮下順子が務めたのです。監督はモチロン西村昭五郎です。
団地妻 雨やどりの情事

団地妻 雨やどりの情事

やはり宮下順子はいいですねぇ。この年も「未亡人学校」や「昼下がりの情事」などに出ていますが、やはり団地妻が似合います。

そしてこの年もう1本、11月26日に「団地妻 犯された肌 」が監督:白井伸明、主演:宮井えりなで公開されています。

1978年

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