Lモード(エルモード)
Lモード(エルモード)
Lモード(エルモード)とは、かつて東日本電信電話および西日本電信電話(東西NTT)が提供していた固定電話(アナログおよびISDN)に接続されたファクシミリなどの対応する通信機器を利用して、インターネットへ接続する電気通信サービス。
via www.nec.co.jp
2001年の登場以降、数年間はよくテレビCMなどでもみましたが。。。
2002年CM Lモード ウメッシュ サロンパス - YouTube
音が悪いです。
via www.youtube.com
2004 NTT西日本 L モード - YouTube
浅野ゆう子
via www.youtube.com
Lモード(エルモード)について振り返ってみましょう
私は一度も自宅にお目見えすることの無かった「Lモード」、2001年にサービス開始されました。
「iモード」を固定電話機に移植させたような類似サービスでした
NTTドコモグループが提供する携帯電話IP接続サービス「iモード」を固定電話機に移植させたような類似サービスであり、Lは、Living・Local・Lady・Largeを意味している。東西NTTが2001年6月に日本国内で提供を開始した。
ゲートウェイは東京と大阪の2カ所に設置されており、東西NTTが各都道府県内に設置されたアクセスポイントなどへの県内通信部分を提供し、域外となるゲートウェイまでの通信はNTTPCコミュニケーションズとインターネットイニシアティブに委託した。
Lモードに対応した電話機にはアナログモデムとモノクロもしくはカラー表示の大型液晶画面(約4-6インチ)が搭載され、メニューサイト「Lメニューリスト」にてコンテンツプロバイダによる着信メロディ・ニュースサイト・天気予報・地域情報・グルメ・レシピ・オンライントレード等の各サイトや、Compact HTMLで作成された勝手サイトのブラウジング、携帯電話のキャリアメールと同様のプッシュ配信型インターネットメールの利用ができる。
画面レイアウトや操作性はiモードを踏襲していた。なお、通信はアナログモデム(殆どの機種が33.6kbps)による回線交換接続であり、接続時間に応じて通信料が発生する従量制課金となる。
ゲートウェイは東京と大阪の2カ所に設置されており、東西NTTが各都道府県内に設置されたアクセスポイントなどへの県内通信部分を提供し、域外となるゲートウェイまでの通信はNTTPCコミュニケーションズとインターネットイニシアティブに委託した。
Lモードに対応した電話機にはアナログモデムとモノクロもしくはカラー表示の大型液晶画面(約4-6インチ)が搭載され、メニューサイト「Lメニューリスト」にてコンテンツプロバイダによる着信メロディ・ニュースサイト・天気予報・地域情報・グルメ・レシピ・オンライントレード等の各サイトや、Compact HTMLで作成された勝手サイトのブラウジング、携帯電話のキャリアメールと同様のプッシュ配信型インターネットメールの利用ができる。
画面レイアウトや操作性はiモードを踏襲していた。なお、通信はアナログモデム(殆どの機種が33.6kbps)による回線交換接続であり、接続時間に応じて通信料が発生する従量制課金となる。
固定電話の買い換え(サービス開始当時で年間約700万台)にともなって普及することが期待されました
サービス開始時のターゲットとしては主婦を想定しており、表示文字が大きいこと、FAXでは画面の印刷(プリントスクリーン)が可能であることをセールスポイントにし、テレビCMには八代亜紀を起用した。また、固定電話の買い換え(サービス開始当時で年間約700万台)にともなって少しずつ普及することを期待していた。
接続先は東西NTTのアクセスポイントに限定されるため、マイラインで新電電やNTTコミュニケーションズなど他事業者を選択していた場合は強制的に東西NTTへの接続となる。LCRと併用すると不具合を生じるためアダプターの解除が必要となる(Lモード対応機種はマイラインもあった事からLCRは非搭載であった)。IP電話や直収電話回線では接続不可となる。
また、Lモードに対抗して日本テレコム(現ソフトバンクテレコム)が、0088中継電話を利用して接続するJ-webというサービス(J-Skyウェブと類似)を2001年7月13日から開始したが、2007年8月31日でサービスを終了した。対応機種はシャープ・三洋電機などから発売され、Lモード対応機種をカスタマイズしたもので外観はほぼ同一であるが、一機種でLモードとの併用や排他利用は出来ない。
接続先は東西NTTのアクセスポイントに限定されるため、マイラインで新電電やNTTコミュニケーションズなど他事業者を選択していた場合は強制的に東西NTTへの接続となる。LCRと併用すると不具合を生じるためアダプターの解除が必要となる(Lモード対応機種はマイラインもあった事からLCRは非搭載であった)。IP電話や直収電話回線では接続不可となる。
また、Lモードに対抗して日本テレコム(現ソフトバンクテレコム)が、0088中継電話を利用して接続するJ-webというサービス(J-Skyウェブと類似)を2001年7月13日から開始したが、2007年8月31日でサービスを終了した。対応機種はシャープ・三洋電機などから発売され、Lモード対応機種をカスタマイズしたもので外観はほぼ同一であるが、一機種でLモードとの併用や排他利用は出来ない。
2000年代に入って爆発的に普及したNTTドコモ「iモード」の固定電話版、という触れ込みで始まりましたが当初想定通りの普及を見せることはありませんでした。
Lモード(エルモード)撤退
Lモード搭載の留守番電話機・ファクシミリは各メーカーのフラッグシップモデルの位置づけであり(実勢価格として2-6万円台)、Lモード無しの留守番電話機・コードレスホンやファクシミリと比べて価格に倍程度の開きがあった。
既にADSLなどのブロードバンドインターネット接続が全国的に普及しており、パソコンでインターネットを利用している人がわざわざ乗り換えて(あるいは併用して)利用するほどの魅力に乏しかった。
Lモードの通信料はPHSのブラウザホンやドットiと同様の回線交換接続による時間従量制課金であることもあり加入者は伸びず、2004年7月に「#Lモード on フレッツ」を開始したが遅きに失した感があった。また、ターゲットに想定していた主婦層はファミリー割引(ドコモ)やパケット定額制の浸透もありフィーチャー・フォンを所持する人が多くなった。
Lモードの契約者数は2004年8月末に52万件となるが、当初目標の150~200万件には及ばず以降減少し、2006年11月30日に新規受付を終了。2010年3月31日に提供を終了した。
既にADSLなどのブロードバンドインターネット接続が全国的に普及しており、パソコンでインターネットを利用している人がわざわざ乗り換えて(あるいは併用して)利用するほどの魅力に乏しかった。
Lモードの通信料はPHSのブラウザホンやドットiと同様の回線交換接続による時間従量制課金であることもあり加入者は伸びず、2004年7月に「#Lモード on フレッツ」を開始したが遅きに失した感があった。また、ターゲットに想定していた主婦層はファミリー割引(ドコモ)やパケット定額制の浸透もありフィーチャー・フォンを所持する人が多くなった。
Lモードの契約者数は2004年8月末に52万件となるが、当初目標の150~200万件には及ばず以降減少し、2006年11月30日に新規受付を終了。2010年3月31日に提供を終了した。
Lモード(エルモード)対応機種を発売したメーカー
・パナソニック コミュニケーションズ(←松下通信工業・松下電器産業)
・シャープ
・NEC
・キヤノン
・三洋電機
・パイオニアコミュニケーションズ
・ソニー - エアボードIDT-LFL1にオプションFI-103-L1を接続することで利用可能。東西NTTでの直販のみ。
・NTT東日本・NTT西日本 - フレッツフォンVP1000(IPテレビ電話端末)
・シャープ
・NEC
・キヤノン
・三洋電機
・パイオニアコミュニケーションズ
・ソニー - エアボードIDT-LFL1にオプションFI-103-L1を接続することで利用可能。東西NTTでの直販のみ。
・NTT東日本・NTT西日本 - フレッツフォンVP1000(IPテレビ電話端末)
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