もっとも年代が古いのは「あさが来た」
via www.amazon.co.jp
2021年現在、最も古い時代を描いた作品は2015年に放送された「あさが来た」です。この作品は唯一江戸時代からスタート。安政4年(西暦1857年)が物語の始まりです。
明治を代表する女性実業家・広岡浅子さんをモデルにしたお話です。広岡さんは1849年(嘉永2年)に生まれています。
京都の豪商に生まれた女性が大阪の豪商に嫁ぎ、銀行、生命保険会社、さらには女子大学を設立します。女性が活躍する時代ではなかった時代に活動した実業家ですね。
また、朝ドラヒロイン一のお金持ちだともいわれています。確かに、豪商に娘で豪商に嫁いでいますからね。ですが、お転婆で好奇心旺盛のあさのキャラクターは「お嬢様」という感じではなく、親しみやすいキャラクターでした。
平均視聴率は23.5%で2021年現在、21世紀に入ってから最も視聴率の良い朝ドラです。
主演は波留さん。主人公の夫は玉木宏さんが演じています。夫婦愛を描いた作品でもあり、最後のシーンは泣けます。ディーンフジオカさん演じる五代さんが人気でしたが、私は断然旦那様派でした。
明治を代表する女性実業家・広岡浅子さんをモデルにしたお話です。広岡さんは1849年(嘉永2年)に生まれています。
京都の豪商に生まれた女性が大阪の豪商に嫁ぎ、銀行、生命保険会社、さらには女子大学を設立します。女性が活躍する時代ではなかった時代に活動した実業家ですね。
また、朝ドラヒロイン一のお金持ちだともいわれています。確かに、豪商に娘で豪商に嫁いでいますからね。ですが、お転婆で好奇心旺盛のあさのキャラクターは「お嬢様」という感じではなく、親しみやすいキャラクターでした。
平均視聴率は23.5%で2021年現在、21世紀に入ってから最も視聴率の良い朝ドラです。
主演は波留さん。主人公の夫は玉木宏さんが演じています。夫婦愛を描いた作品でもあり、最後のシーンは泣けます。ディーンフジオカさん演じる五代さんが人気でしたが、私は断然旦那様派でした。
明治~戦前までのお話は他に2作品
明治時代後期から始まり、戦後まで描いた作品が多いですが、明治中盤以降から始まり、大正時代までを描いた作品は他に2作品。
1982年に放送された「ハイカラさん」は1882年から1905年までのお話。明治のハイカラな娘が外国人専用のリゾートホテルを立ち上げるというお話。
この作品にも実在の人物は登場しますが、主人公は全くの架空の人物。架空の人物を主人公にした作品では最も古いということになります。
主演は手塚理美さんでした。
そして1986年に放送された「はね駒」は1890年から1912年までのお話。女性新聞記者の先駆けである磯村春子さんがモデルになっています。磯村さんは1877年生まれです。主演は斉藤由貴さんでした。
1982年に放送された「ハイカラさん」は1882年から1905年までのお話。明治のハイカラな娘が外国人専用のリゾートホテルを立ち上げるというお話。
この作品にも実在の人物は登場しますが、主人公は全くの架空の人物。架空の人物を主人公にした作品では最も古いということになります。
主演は手塚理美さんでした。
そして1986年に放送された「はね駒」は1890年から1912年までのお話。女性新聞記者の先駆けである磯村春子さんがモデルになっています。磯村さんは1877年生まれです。主演は斉藤由貴さんでした。
日露戦争以前が舞台の作品
via www.amazon.co.jp
上記の3作品に続いて古い時代を描いたのは日露戦争以前がスタートになっている4作品。これらの作品は明治にスタートして戦後まで描かれています。
1977年に放送された「いちばん星」は1897年から物語がスタート。昭和の流行歌手第一号となった佐藤千夜子さんの半生をフィクションを交えて映像化した作品。今では実在する人物をモデルにした作品が多いですが、この頃は珍しかったです。
放送時にすでに故人となっている人をモデルにしたのはこの作品が初めてでした。
続いて2014年に放送された「花子とアン」。「赤毛のアン」の翻訳者村岡花子さんの半生を描いた作品です。1900年から1952年までのお話です。
村岡花子さんは、「あさが来た」のモデルとなった広岡浅子さんが若い女性を集め毎年夏に開催していた夏期講習に参加していたことがあるのだとか。夏期講習は、「あさが来た」の最後にも描かれています。年は44歳離れているのですが、村岡さんは広岡さんから大きな影響を受けたそうですよ。
2017年に放送された「わろてんか」は1902年から1946年までを描いた作品。主人公は吉本興業の創業者である吉本せいさんがモデルになっています。
1966年に放送された「おはなはん」は1903年から1966年までのお話。この4作品はほぼ同時代の作品ですね。
「おはなはん」は、原作者の母である林ハナさんがモデルになっている作品。有名人ではありませんが、実在する人物がモデルになった最初の作品なんですよ。軍人とお見合い結婚して出産するも、夫が他界し女手一つで子どもたちを育てていく女性の姿を描いた作品です。
1977年に放送された「いちばん星」は1897年から物語がスタート。昭和の流行歌手第一号となった佐藤千夜子さんの半生をフィクションを交えて映像化した作品。今では実在する人物をモデルにした作品が多いですが、この頃は珍しかったです。
放送時にすでに故人となっている人をモデルにしたのはこの作品が初めてでした。
続いて2014年に放送された「花子とアン」。「赤毛のアン」の翻訳者村岡花子さんの半生を描いた作品です。1900年から1952年までのお話です。
村岡花子さんは、「あさが来た」のモデルとなった広岡浅子さんが若い女性を集め毎年夏に開催していた夏期講習に参加していたことがあるのだとか。夏期講習は、「あさが来た」の最後にも描かれています。年は44歳離れているのですが、村岡さんは広岡さんから大きな影響を受けたそうですよ。
2017年に放送された「わろてんか」は1902年から1946年までを描いた作品。主人公は吉本興業の創業者である吉本せいさんがモデルになっています。
1966年に放送された「おはなはん」は1903年から1966年までのお話。この4作品はほぼ同時代の作品ですね。
「おはなはん」は、原作者の母である林ハナさんがモデルになっている作品。有名人ではありませんが、実在する人物がモデルになった最初の作品なんですよ。軍人とお見合い結婚して出産するも、夫が他界し女手一つで子どもたちを育てていく女性の姿を描いた作品です。
明治~現代まで続く「おしん」
via www.amazon.co.jp
その他、明治末期からスタートする作品が3作品あります。
1983年に放送された「おしん」は。1907年から1983年までを描いた作品。当時の現代から物語がスタートし、おしんが過去を振り返っていくという構成になっています。
2021年現在、朝ドラの中でも2番目に長い年月を描いた作品です。ヒロインは少女編:小林綾子さん、青春・成人期:田中裕子さん、中年期・老年期:音羽信子さん、と3世代で別の人物が演じています。音羽さんは物語の最初から登場しますが(過去を回想しているので)、後半から時系列に沿って本格的に登場しています。
その他、同じく1907年から描かれているのが1997年に放送された「あぐり」。美容家の吉行あぐりさんのエッセイをもとに作られた物語です。
1908年から1950年までを描いたのは1978年に放送された「おていちゃん」。女優沢村貞子さんの半生を描いた作品です。実在する人物をモデルにした作品としては2作品目でした。
昔は特にモデルがいるわけではない、オリジナル作品が多かったんですね。
その他2020年の「エール」は主人公が明治42年(1909年)に生まれていますが、明治を描いたのはほんの一瞬だけなので、大正スタートのドラマとして考えたいと思います。
1983年に放送された「おしん」は。1907年から1983年までを描いた作品。当時の現代から物語がスタートし、おしんが過去を振り返っていくという構成になっています。
2021年現在、朝ドラの中でも2番目に長い年月を描いた作品です。ヒロインは少女編:小林綾子さん、青春・成人期:田中裕子さん、中年期・老年期:音羽信子さん、と3世代で別の人物が演じています。音羽さんは物語の最初から登場しますが(過去を回想しているので)、後半から時系列に沿って本格的に登場しています。
その他、同じく1907年から描かれているのが1997年に放送された「あぐり」。美容家の吉行あぐりさんのエッセイをもとに作られた物語です。
1908年から1950年までを描いたのは1978年に放送された「おていちゃん」。女優沢村貞子さんの半生を描いた作品です。実在する人物をモデルにした作品としては2作品目でした。
昔は特にモデルがいるわけではない、オリジナル作品が多かったんですね。
その他2020年の「エール」は主人公が明治42年(1909年)に生まれていますが、明治を描いたのはほんの一瞬だけなので、大正スタートのドラマとして考えたいと思います。
11 件