「白虎隊」(1986年) 第二部ドラマOP
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出演陣がすごい!
年末時代劇スペシャルの最大の魅力といえば、やはりその豪華な出演陣です。その豪華すぎる顔ぶれが作品の迫力を増しているのは間違いないのですが、超一流の俳優からそれなりのレベルの俳優までてんこ盛りすぎて、一人一人の人物の描きこみが薄くなってしまっている、という批判すらあるほどです。
それでは『白虎隊』の出演陣をめぼしいところからご紹介します。
井上丘隅( 森繁久彌)
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松平容保(風間杜夫)
風間杜夫
会津藩主の松平容保を演じたのは、当時37歳の風間杜夫。徳川への忠誠心が強すぎるあまり会津藩を悲劇の運命へと導いてしまった張本人を熱演しています。里見浩太朗演じる筆頭家老西郷頼母の諫言を聞き入れずないがしろにしながらも、最後に「会津の汚名を濯ぐために生きてくれ」と籠城中の城から脱出させるシーンは、この悲劇のドラマの最大の見せ場の一つと言えるでしょう。
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西郷頼母(会津藩国家老)- 里見浩太朗
里見浩太朗
会津藩家老の西郷頼母を演じるのは、里見浩太朗。前年の忠臣蔵、翌年の田原坂では、真正面の主役を演じていますが、本作では容保から徹底的に嫌われつつも最後まで会津藩のために芯を貫き通す裏主役的な存在です。
神保修理( 国広富之)
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山本八重子(田中好子)
白虎隊 山本八重子を演じるスー(田中好子)ちゃん
NHK大河「八重の桜」で綾瀬はるかが演じて一躍有名となった山本八重子として、スーちゃんこと故・田中好子さんが熱演されてます。八重子が残したと言われる「明日の夜は 何国の誰かながむらん なれし御城に残す月かげ」という句を城壁に書き込むシーンが切ないです。
ちなみに八重子の兄、山本覚馬を『太陽にほえろ!」のゴリさんこと竜雷太が演じています。
ちなみに八重子の兄、山本覚馬を『太陽にほえろ!」のゴリさんこと竜雷太が演じています。
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こんな人も出演していました。
野村駒四郎 (坂上忍)
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この他にも、神保修理の父、神保内蔵助として丹波哲郎、同じく会津藩の重臣、萱野権兵衛役として西田敏行、新撰組の土方歳三を近藤正臣、東征軍の板垣退助をあおい輝彦などまさに当時のキラ星スターたちが多数出演しています。キャストからも、絶大なる視聴率を誇っていた紅白歌合戦への対抗馬として制作された、当時の意気込みが感じられます。