【ツチノコ】で、結局「ツチノコ」ってなんだったの?【オカルト】
2019年10月2日 更新

【ツチノコ】で、結局「ツチノコ」ってなんだったの?【オカルト】

胴体部分がぷくっと膨らんだ体が短い蛇みたいな生き物『ツチノコ』は非常に知名度が高いですが、今だその存在は明らかにされていません。このツチノコは、日本全国に古くから伝えられてきた身近なUMA的存在ですが、今回はそんなツチノコについて特集してみました。

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ツチノコとは?

ツチノコ(槌の子)

ツチノコ(槌の子)

ツチノコ(槌の子)は、日本に生息すると言い伝えられている未確認動物 (UMA) のひとつ。鎚に似た形態の、胴が太いヘビと形容される。北海道と南西諸島を除く日本全国で”目撃例”があるとされる。

引用:wikipedia
ツチノコといえば「ヘビのような頭」「胴体がやたら太く、体長は短め」のイメージでおなじみですが、昔から目撃例の絶えないUMAとして日本全国で知られていますよね。
UMAの中では割りと「実在するんじゃ?」と思わせてくれるものがありました。ではいつ頃から目撃例があったのでしょうか。

「野槌」から「槌の子」へ

「野槌」(鳥山石燕, 1779年)

「野槌」(鳥山石燕, 1779年)

蛇のようだが、直径15センチ、体長1メートルくらいで、太さの割りに短い。頭のてっぺんに口がある以外は目も鼻もなく、ちょうど柄のない槌のような形をしている。深山に棲み子ウサギやリスを食べる。時には人を喰うとされた。ツチノコは、野槌に似ていることから名づけられた名前である。あるいは一説に、ノヅチの伝説の元になった実在の生物ともいう。昭和40年頃には、野槌の伝承はツチノコとしてほぼ統一されている。

引用:wikipedia
江戸時代には「野槌」という妖怪は広く知れ渡っていたようで、数々の資料が残されています。その野槌を小さくしたような存在が「槌の子」ということのようですね。
畔田翠山『野山草木通志』に描かれた「野槌」

畔田翠山『野山草木通志』に描かれた「野槌」

[1792~1859]江戸末期の博物学者。紀伊の人。名は伴存。通称十兵衛。別号、翠嶽・紫藤園。諸国を巡って植物・魚介を採集し図録にした。著「草木志」「水族志」「古名録」など。

引用:https://kotobank.jp
人を食べるサイズとなると、かなり大きいのでしょうね。
絵はまるで足の無いワニのようです。

そしてツチノコへ

最も古いとされるツチノコの図像

最も古いとされるツチノコの図像

井出道貞『信濃奇勝録』(1834年脱稿1886年出版)に描かれた「野槌」。下記の翠山の画とともに、最も古いツチノコの図像といわれる。

引用:wikipedia

目撃談などによる特徴

 (1496292)

・普通のヘビと比べて、胴の中央部が膨れている。
・2メートルほどのジャンプ力を持つ。高さ5メートル、前方2メートル以上との説や、10メートルとの説もある。
・日本酒が好き。
・「チー」などと鳴き声をあげる。
・非常に素早い。
・尺取虫のように体を屈伸させて進む、尾をくわえて体を輪にして転がるなどの手段で移動する。
・いびきをかく。
・味噌、スルメ、頭髪を焼く臭いが好き。
・猛毒を持っているとされることもある。

引用:wikipedia
なんか胡散臭いものばかり…
「いびき」とか関西人でなくても思わずツッコミ入れたいところですね。

ツチノコの歴史

・縄文時代の石器にツチノコに酷似する蛇型の石器がある(岐阜県飛騨縄文遺跡出土)。また、長野県で出土した縄文土器の壺の縁にも、ツチノコらしき姿が描かれている。

・奈良時代の『古事記』、『日本書紀』にはカヤノヒメ神の別名であり野の神、主と書かれてある。

・江戸時代に出版された百科事典『和漢三才図会』に、「野槌蛇」の名称でツチノコの解説がある。
・1972年、作家の田辺聖子が、ツチノコ捕獲に情熱を燃やす作家山本素石をモデルとした小説『すべってころんで』を発表。ツチノコの名が全国的に知れ渡ることとなった。

・1973年、ツチノコに遭遇した経験を持つという漫画家の矢口高雄が、ツチノコをテーマとした漫画『幻の怪蛇バチヘビ』を発表。ツチノコブームのきっかけを作った。なお、同作品は『釣りキチ三平』と共に、1974年の第4回講談社出版文化賞を受賞している。

・1974年、漫画『ドラえもん』においてツチノコを描いたエピソード「ツチノコさがそう」が雑誌「小学五年生」に掲載され、翌1975年には「ツチノコ見つけた!」が「小学六年生」に掲載された。後に『ドラえもん』が台湾へ輸出されたことで、台湾の多くの学生たちにはツチノコの姿として、これらの作中で漫画風にアレンジされたツチノコのイメージが定着している。

・フジテレビ系バラエティ番組、奇跡体験アンビリバボーでは、太平洋戦争当時の日本軍が捕獲し、軍の研究所で飼育、観察されていたとされるツチノコの話題を取り上げた。不鮮明ながら、モノクロ写真とされる物も残されている。死後解剖された際の結論は、毒の成分から考えてニホンマムシの亜種だったと記されている。
縄文時代とか言われてしまうと、もう日本有史以来ということになってしまいますね。
そしてツチノコは日本全国で実に多くの目撃例があるのですが、しかし決定的といえるような証拠は今もなお存在しないのです。
釣りキチ三平の作者の漫画「幻の怪蛇バチヘビ」

釣りキチ三平の作者の漫画「幻の怪蛇バチヘビ」

ツチノコブームのきっかけを作った作品です。
 (1496347)

ドラえもんでも出てきました。
ユーモラスな形を指定ますね。

このようなイベントも

賞金100,000,000円

賞金100,000,000円

なんと賞金一億円!!
しかしもし現実に捕獲できたら果たして一億円もらうほうがいいのか、それとも自分で商売したほうがいいのか実に悩みそうです。
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