70年代に一世を風靡したキャンディーズの田中好子。今なお心に残る女優さんでした。
2020年3月2日 更新

70年代に一世を風靡したキャンディーズの田中好子。今なお心に残る女優さんでした。

ラン・スー・ミキでお馴染みのキャンディーズ。中でも歌唱力抜群だったスーちゃんこと田中好子。解散後は女優として数多くの映画やドラマで活躍しました。55歳という若さでこの世を去ってしまったスーちゃん。才能豊かだった田中好子を振り返ってみました。

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田中 好子(たなか よしこ、1956年4月8日 - 2011年4月21日)は、日本で活動していたアイドル歌手でキャンディーズのメンバー・女優。本名:小達 好子(おだて よしこ)。旧姓:田中。愛称「スーちゃん」。

キャンディーズ

Amazon | キャンディーズ ゴールデンJ-POP THE BEST | キャンディーズ, 穂口雄右, 林春生, なかにし礼, 喜多條忠, 島武実, 阿木燿子, 伊藤蘭, 山上路夫, 安井かずみ, 千家和也 | 歌謡曲 | 音楽 (2102310)

1972年、NHKの歌番組のマスコットガールのオーディションに、東京音楽学院のスクールメイツだった伊藤蘭、藤村美樹と共に合格。キャンディーズと命名されました。

食べてしまいたいほどかわいい女の子たち

「キャンディーズ」の名前は「食べてしまいたいほどかわいい女の子たち」を意味して名付けられました。
しかし3人ともスクールメイツの中でも特に目立つ存在ではありませんでした。
3人の在籍していた東京音楽学院をたまたま訪れた当時渡辺音楽出版の社員だった松崎澄夫氏。
教室に入ってきたキャンディーズの3人を見て「かわいい子がいる」と目を留めたことをきっかけに松崎氏はそのままキャンディーズの歌手デビューを決定しました。
1973年に「あなたに夢中」で歌手デビューしました。

キャンディーズ あなたに夢中

デビューから数曲は歌唱力抜群だった田中好子がセンターを努めていました。
しかし、当時のマネージャーが、3人の中で伊藤蘭だけファン層が異なることを発見します。
1975年に発売した「年下の男の子」で「お姉さん」的キャラクターの伊藤をセンター・メインボーカルに据えたところ、これが当たり、オリコンでもベストテン入りを果たします。
その後「春一番」「やさしい悪魔」「暑中お見舞い申し上げます」など、シングル曲が立て続けにヒットを飛ばします。
「8時だョ!全員集合」や、「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」などのバラエティ番組にも出演。
キュートなルックスにも関わらずコントやお芝居を体当たりで演じる姿や、可愛らしい振り付けで歌う姿が幅広い年代からの人気を獲得しました。

他の作品へも影響を与える

1973から放送された公開恋愛バラエティ番組『プロポーズ大作戦』
1976年から放送されたクイズ番組『クイズ!家族ドレミファ大賞』ではキャンディーズの歌がテーマ曲として使われました。
また、1998年に放送された鈴木保奈美主演のテレビドラマ『ニュースの女』のサブタイトルには全て、キャンディーズの楽曲のタイトルが使われたとのことです。
他にも映画で、「年下の男の子」が物語の重要なキーとなる楽曲として登場したり、
『ドラえもん』にキャンディーズそっくりのグループ「チョコレイツ」が登場したこともあったそうです。
また、『魔法の天使クリィミーマミ』の主人公・クリィミーマミの衣装をデザインする際、キャンディーズの衣装を参考にしたという逸話も残されています。
15thシングル「アン・ドゥ・トロワ」は、作曲者の吉田拓郎がセルフカバーしており、このカバー版では、曲の終わりに「さよなら、キャンディーズ」と歌っているそうです。
キャンディーズファンの男子高校生が大学合格を目指すという物語が1979年より『週刊少年マガジン』に連載されました。(もとはしまさひで『微笑によろしく』)

普通の女の子に戻りたい!

1977年の夏、人気絶頂となりつつあったキャンディーズは、突如解散を発表する。同年7月17日、日比谷野外音楽堂のコンサートのエンディングで、3人は涙を流しながら、伊藤が「私たち、皆さんに、謝らなければならない事があります」、藤村が「ごめんなさい」、田中が「許してください」と、それぞれファンに対して謝罪。それから「私たち、今度の9月で解散します」と突然の解散宣言。そのとき伊藤が泣き叫びながら発言した「普通の女の子に戻りたい!」は非常に有名になり、当時流行語にもなっている。
1978年4月4日に開催された『ファイナルカーニバル』では「男性の群集が号泣する」という現象が起きました。当時としてはショッキングな現象と見られています。
そして1978年4月4日、キャンディーズは解散しました。

キャンディーズ 微笑みがえし

アニメーションのモデルに

キャンディーズ、そして田中好子がいかに人気があったのかを物語るエピソードの一つにアニメーションのモデルになったことが挙げられます。
1979年に放送されたアニメ『スーキャット』の登場キャラクター「スー」、『おじゃる丸』の登場キャラクター「タナカヨシコ」、『しゅごキャラ!』の登場キャラクター「スゥ」のモデルに田中好子がなっています。

弟への思いと欽ちゃんの言葉

1980年田中好子は芸能界に復帰します。
芸能界復帰の理由としては、骨肉腫で闘病生活を送っていた6歳下の弟さんが田中の復帰を強く希望していたことがありました。
また、萩本欽一の著書を読み感銘を受け、偶然にも藤村美樹の家の隣だった萩本の家を直接訪問します。
事情を聞いた萩本から
「弟さんのために芸能界でもう一度一等賞を獲って、弟さんを喜ばせてやろうよ」と励まされ、萩本の協力により、1980年5月の復帰会見を経て、7月の「欽ちゃんのどこまでやるの!?」にて正式復帰を果たしました。
田中の芸能界復帰を喜んでいた弟さんは、田中が復帰を果たした翌年に19歳でこの世を去ってしまい、田中がたくさんの受賞をした姿を弟さんが見ることは叶いませんでした。
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