カジヒデキの音楽活動の原点!渋谷系ネオアコバンド『ブリッジ(bridge)』をひとたび思い出そう
2020年2月17日 更新

カジヒデキの音楽活動の原点!渋谷系ネオアコバンド『ブリッジ(bridge)』をひとたび思い出そう

小山田圭吾が主宰した「トラットリア(Trattoria)」レーベルのネオアコースティックバンド、ブリッジ(bridge)。ベース担当だった加地秀基は、バンド解散後はソロで活躍していますね。そんな彼の音楽活動の原点ともいえるバンド、ブリッジ(bridge)について振り返ってみましょう。

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bridge バンド概要

・メンバー

大友真美(Vo)
池水真由美(Key)
清水弘貴(G,Vo)
加地秀基(カジヒデキ)(B)
黒澤宏子(Dr)
大橋伸行(G)

結成は1989年。93年、ファーストアルバム「SPRING HILL FAIR」をリリース。全曲英語詞のこのCD。めずらしいのは、歌詞カードがカタカナなんですよね。そして、カラオケディスクがついて2枚組になっている。個性的、なのかな?プロデュースは小山田圭吾となっているけど、こういうとこにこだわっていたのでしょうか?ちょっと面白い。アコーディオンが入っているとこが、なんかいいです。

2枚目のCD「Paper Bikini, Ya Ya」は、ほとんどが日本語詞になっています。

男女各3名、しかも、女性がドラムス担当って珍しい、というところでしょう。アニメ声のボーカル大友真美さんのキュートな声が良かったです。

英語詞なんだけど、ネイティブっぽい発音というよりは、カタカナ英語の発音なのも狙っていたのかな?

日本語詞になってからは歌いやすい、口ずさみたくなるようなメロディラインが印象的でした。タンバリンとアコーディオンの暖かい音に心地よいギター、とにかくオシャレ。このオシャレさに似合う自分になりたい!と夢見ていましたw
1st アルバム SpringHillFair

1st アルバム SpringHillFair

カラオケディスク付です。インストでなく、カラオケ。なんで?

bridge解散後…その後の、ある意味ミスター渋谷系『カジヒデキ』

bridgeはアルバム2枚とベスト盤2枚、シングルを2枚リリースし、95年に解散。その後、ベーシストの加地秀基は、『カジヒデキ』名義で96年、ミニアルバム「MUSCAT EP」でソロデビュー。

その後も、独特のポップセンスあふれる音楽で、渋谷系ジャンルの代表アーティストとして活動。
「ラ・ブーム~だってMY BOOM IS ME」
「EGGSTONE-たまごの中の欲望- 」
CMソングになったり、独自ジャンルを独走している感じで好きでした。
Amazon Music - カジヒデキのICE CREAM MAN - Amazon.co.jp (2168484)

これはけっこう最近のCDです。
歌番組とかで、けっして上手くはないボーカルなんですけど、半ズボン履いてステージを飛び回りながら歌うのが、カッコいいっていうか、悪いっていうか、わからないけど、大好きでした。
デトロイト・メタル・シティvsシブヤ・シティ~渋谷系コ...

デトロイト・メタル・シティvsシブヤ・シティ~渋谷系コンピレーション

bridgeの曲も入ってます。
松山ケンイチ主演の映画『デトロイトメタルシティ』に本人役で出たり、エンディングテーマ曲である「甘い恋人 〜for the movie〜」のプロデュースなどしていたことも。

めっちゃ面白かったです…。

解散から22年。2017年、まさかの再結成!

2017年2月。下北沢CLUB Queでのイベントにてまさかのサプライズ再結成を果たし、4月には、原宿アストロホールにて、HAPPY extreme! presents Whistlin' and Smilin' 2017ライブを開催。

前売りチケットは瞬殺で完売!というほどだったそう。実際にbridgeで活動していた時期に、こんな素早く売り切れたことは無かったのは、やっぱりソロになってからのカジヒデキの活動があるのかなー?

解散後22年、一切集まることがなかったメンバーだったそうです。解散後もそれぞれ、音楽活動をしていたそうで再結成ライブの成熟した演奏はファンをうならせるものがありました。

再結成の反響が思った以上に大きかったことなどから、2016年、カジヒデキがキュレーターを務める千葉の音楽イベント「ピーナッツキャンプ」に出演。

まとめ

渋谷系音楽を語る上で、もはや外せない存在である「カジヒデキ」

彼の音楽の原点であるバンド、それがbridge。

当時、小山田圭吾が立ち上げたレコードレーベル『トラットリア』は日英アーティスト混合で、コンピレーションCDなど通して聴いている際に、「あ、日本人のバンドだ」と、注目して聴いていたのを覚えています。

男女混合で、タンバリン使ってたりするところが一瞬、文化祭バンドみたいな感じ?と思わせるけど、実際はアコーディオンのメロディとギター2本で充実した音楽。フレンチポップスをやったり音楽性の幅広さも感じるバンドでした。

あの頃のバンドは活動期間も結構短かった印象があります。bridgeも実際の活動期間は2~3年でした。それが20年の時を経てこうして再評価されるのは、やはりあの時代のポップカルチャーや音楽が、充実していて、良いモノがどんどんあふれでてきていたなぁと懐かしく思い出します。
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