とはいえ、東京から営業キロ180.2キロの静岡だから成り立つ図式であるとも言えます。
急行東海に使用された165系電車は、ボックスシートで、シート自体は113系のものと大差ありません。
急行東海に使用された165系電車は、ボックスシートで、シート自体は113系のものと大差ありません。
via ja.wikipedia.org
この写真は113系のものであり、また、165系は全国で使用されたので、クロスシートの車両も存在しましたが、急行東海号に使用された165系電車は、2ドアでデッキあり、ロングシートなしの他は、基本、この写真の座席と大差ありません。
急行東海は東京ー静岡を3時間弱で結んでいるので、ギリギリ我慢できる範囲ですが、これが例えば名古屋までこのシートで・・・というと、それは「電車に乗っているだけで幸せ」という、かなり上級の鉄道マニアでないと、あまり喜べるものではないと思います。
ですので、急行東海号は、まさに「静岡人」にとっては絶対必要な電車であったのだと思います。
急行東海は東京ー静岡を3時間弱で結んでいるので、ギリギリ我慢できる範囲ですが、これが例えば名古屋までこのシートで・・・というと、それは「電車に乗っているだけで幸せ」という、かなり上級の鉄道マニアでないと、あまり喜べるものではないと思います。
ですので、急行東海号は、まさに「静岡人」にとっては絶対必要な電車であったのだと思います。
あっという間に廃止された特急「東海」。
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165系の老朽化により、急行東海号は、1996年、新鋭の373系車両を使用した「特急」として生まれ変わりました。
しかし特急になったことにより、特急料金が適用されることになり、並行する新幹線と料金があまり変わらなくなってしまいました。
それでいて時間は新幹線の倍以上。
結果、ガラガラの状態で走り続け、2007年には廃止されてしまいました。
特急東海のうまい使い方、といえば、JR東日本管内の、例えば小田原ー東京を乗る場合、普通電車のグリーン料金よりも、自由席特急券のほうが安いという珍現象が発生し、静岡を出る時はガラガラだった車内が、小田原あたりから急に混んでくるという現象があったようです。
自由席なので、必ず着席できる保証はないのですが、特急東海はあまりもガラガラなので、その心配がなかったということです。
お金に余裕のあるお客さんは、なんと横浜ー東京間を特急に乗ったという人も少なからずいたようです。
しかしそれでは、本来の「静岡―東京を結ぶ」という目的からはあまりにもかけ離れた利用のされ方ですね。
しかし特急になったことにより、特急料金が適用されることになり、並行する新幹線と料金があまり変わらなくなってしまいました。
それでいて時間は新幹線の倍以上。
結果、ガラガラの状態で走り続け、2007年には廃止されてしまいました。
特急東海のうまい使い方、といえば、JR東日本管内の、例えば小田原ー東京を乗る場合、普通電車のグリーン料金よりも、自由席特急券のほうが安いという珍現象が発生し、静岡を出る時はガラガラだった車内が、小田原あたりから急に混んでくるという現象があったようです。
自由席なので、必ず着席できる保証はないのですが、特急東海はあまりもガラガラなので、その心配がなかったということです。
お金に余裕のあるお客さんは、なんと横浜ー東京間を特急に乗ったという人も少なからずいたようです。
しかしそれでは、本来の「静岡―東京を結ぶ」という目的からはあまりにもかけ離れた利用のされ方ですね。
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上記の「313系」と「373系」は、そっくりの形をしています。
373系はあくまでも特急車両であり、2ドアで静粛性は多少ありますが、これが静岡を抜けて豊橋まで行くと、特急料金不要の新快速、しかもオールクロスシートでバンバン走っているので、313系を知る人から見れば、高額な特急料金を支払って373系特急東海を利用するという選択肢は、あまりなかったのでしょう。
リニアも計画が実行に移され始め、もはや復活のきざしもないとは思いますが、165系急行「東海」は、あらためて便利な電車だったなー、と、懐かしく思います。
373系はあくまでも特急車両であり、2ドアで静粛性は多少ありますが、これが静岡を抜けて豊橋まで行くと、特急料金不要の新快速、しかもオールクロスシートでバンバン走っているので、313系を知る人から見れば、高額な特急料金を支払って373系特急東海を利用するという選択肢は、あまりなかったのでしょう。
リニアも計画が実行に移され始め、もはや復活のきざしもないとは思いますが、165系急行「東海」は、あらためて便利な電車だったなー、と、懐かしく思います。