2018年3月31日 更新
『ジャイアントスパイダー大襲来』コミカライズ版は、トホホな映画本編の100倍の迫力!
そのゲテモノ感溢れるタイトルが逆にミドルエッジ世代には心地よく響く、B級SF巨大モンスターパニック映画、それがこの『ジャイアントスパイダー大襲来』だ!見たくても見に行けなかった子供の頃の欲求を満たしてくれた、本作のコミカライズ版をご紹介!
ある日町外れに落ちた隕石が、全ての発端だった!
隕石から出現した謎の球体とは?
ある日平和な田舎町の外れに落下した隕石。隕石によって地中に空いた穴から出現した、巨大な宇宙グモ=ジャイアントスパイダー!
果たしてその目的とは?この最大の危機に、人類はどうやって立ち向かうのか?
家より大きいジャイアントスパイダー!
1ページ全面使って描いたこのシーンの迫力!
何と、ブラックホールがこんな所にあるとは!
ジャイアントスパイダーの弱点が明らかに!
いかがでしたか?
普通に町の外れで中性子爆弾を爆発させる!という展開には、今だからギョッとさせられるが、あくまでも当時の子供にとっては、何か強力な爆弾?程度の認識しか無かった様に思う。ブラックホールが地上にある!という展開も、当時の純真な子供たちは、SF的要素満載に思えて何ら疑問に思わなかったのだ。
最後に
ブラックホールや中性子爆弾など、当時としても最先端の科学要素が満載のこのコミカライズ版。きっと映画本編はもっと面白いのでは?読者にそう思わせた本作こそ、宣伝と集客の効果を見事に果たした名作コミカライズと言えるだろう。
ただ、後年実際に本編を見て、田舎町で巨大なハリボテのクモが移動する、そんなノンビリした映画だったので驚いたという方も、きっと多かったのではないだろうか。しかも真っ昼間の町中に普通にジャイアントスパイダーが現れる展開には、これぞ70年代の大らかさ!と思わずにはいられない。
今回、『テンタクルズ』『オルカ』と、3回に渡って紹介してきた巨大生物映画のコミカライズ版だが、最近ではもはや地上波テレビでの放送も望めないほど、寂しい状態となっている。機会があれば是非これらの作品をレンタル鑑賞して、70年代のあの頃を思い出して頂ければと思う。
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