ふと気がつけば、3月3日の桃の節句(雛祭り)が終わり、デパートからあっという間に雛人形が消えて、5月5日の端午の節句用の五月人形やら兜の飾り物がデデンと飾られています。
「節句(せっく)」
「節句(せっく)」。
当たり前に存在していますが、「年に何回あるかご存知ですか?」となるとスラスラ言える人は案外少ない気がします。
実は5回。
当たり前に存在していますが、「年に何回あるかご存知ですか?」となるとスラスラ言える人は案外少ない気がします。
実は5回。
年に5回の「節句」
の5つです。この5つを「五節句(ごせっく)」と定めたのは江戸幕府ですが、もともと宮廷で「節会(せちえ)」として行われてきたものを、幕府公認の記念日として制定した、という感じです。そしてこの時代に、3月の節句は日本古来のケガレ払いの風習「雛ながし(流し雛)」とコラボし、今の女の子のイベントに変化を遂げています。さらにこれに対応して5月の節句が男の子のイベントに変貌しました。
その節目の日に食べる料理が「おせち」
さて。その節目の日に食べる料理を「節句料理」と言います。本来はどの節句でもご馳走を出していました。元々、節会でだしていたお料理なので、節供(せちく)と言いました。
そして、だんだんと時代がくだるにつれ、節会が節句になり、さらに節句に出す料理も一番大切な年初めの節句での料理のみを指すようになり、「お」をつけて「御節供(おせちく)」「御節料理」となり、今では「おせち」と略称で呼ばれるようになりました。
そして、だんだんと時代がくだるにつれ、節会が節句になり、さらに節句に出す料理も一番大切な年初めの節句での料理のみを指すようになり、「お」をつけて「御節供(おせちく)」「御節料理」となり、今では「おせち」と略称で呼ばれるようになりました。
【おせち(御節)料理】時代が変わっても変わらない「おせち料理」。ネットやデパートで購入出来るおせちも増えましたが、おせちの献立に込められた「意味」憶えてますか? - Middle Edge(ミドルエッジ)
「お正月」近年では元旦からデパートやスーパーも開店し、正月三が日だからといって家にいることも少なくなってきましたね。「おせち」もネットやデパートなどで気軽に買い求めることが出来る時代、でも時代が変わってもおせちを食べる風習は根強く残っています。子どものころ、おせちを好き嫌いせずに食べるよう親にいわれませんでしたか?それぞれの献立が意味する縁起について改めて確認してみましょう。
その料理とは別に、その季節ごとの食べ物を食べることも定着し、1月は七草粥、3月は菱餅や白酒、5月は柏餅(関東)かチマキ(関西)、7月は素麺、9月は菊酒・・・などが今に伝わっているかと思います。
「4月4日」は何の日?
さて!話題を変えて新しいお話をば♪
そんな5つの節句に、近年、新しい動きが増えました。
4月4日です。
さて、この日はなんの日でしょうか?
そんな5つの節句に、近年、新しい動きが増えました。
4月4日です。
さて、この日はなんの日でしょうか?
3月(女子)と5月(男子)の間ということは・・・?
・・・ピンと来る方もいらっしゃるかもしれません。ヒントは3月(女子)と5月(男子)の間、ということ。
お気づきの方も、ご存知の方も居られると思いますが、ここでアンサーをば。
お気づきの方も、ご存知の方も居られると思いますが、ここでアンサーをば。
4月4日は「オカマの日」
4月4日は「オカマの日」なんです。性同一性障害を支援する団体「TSとTGを支える人々の会(1996年~)」が正式に制定しています。「オカマの日」、今の社会にとって大切な記念日のひとつでもあると思います。
とはいえ民俗学の勉強の習性で、「江戸時代以降定着した五節句に由来した新たな記念日」として、オカマの日を民俗学目線で頭に叩き込んでしまった私でした(汗)
とはいえ民俗学の勉強の習性で、「江戸時代以降定着した五節句に由来した新たな記念日」として、オカマの日を民俗学目線で頭に叩き込んでしまった私でした(汗)
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