「4月4日」は五節句に由来した新たな記念日です、さて何の日か分かりますか?
2017年3月14日 更新

「4月4日」は五節句に由来した新たな記念日です、さて何の日か分かりますか?

ふと気がつけば、3月3日の桃の節句(雛祭り)が終わり、デパートからあっという間に雛人形が消えて、5月5日の端午の節句用の五月人形やら兜の飾り物がデデンと飾られています。年に5回の節句、それに由来した新たな記念日が4月4日に設けられました。

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ふと気がつけば、3月3日の桃の節句(雛祭り)が終わり、デパートからあっという間に雛人形が消えて、5月5日の端午の節句用の五月人形やら兜の飾り物がデデンと飾られています。

「節句(せっく)」

「節句(せっく)」。
当たり前に存在していますが、「年に何回あるかご存知ですか?」となるとスラスラ言える人は案外少ない気がします。

実は5回。

年に5回の「節句」

1月7日の人日(じんじつ)の節句「七草の節句」

1月7日の人日(じんじつ)の節句「七草の節句」

3月3日の上巳(じょうし)の節句「桃の節句」

3月3日の上巳(じょうし)の節句「桃の節句」

5月5日の端午(たんご)の節句「菖蒲の節句」

5月5日の端午(たんご)の節句「菖蒲の節句」

7月7日の七夕(しちせき)の節句「七夕(たなばた)」

7月7日の七夕(しちせき)の節句「七夕(たなばた)」

9月9日の重陽(ちょうよう)の節句「菊の節句」

9月9日の重陽(ちょうよう)の節句「菊の節句」

の5つです。この5つを「五節句(ごせっく)」と定めたのは江戸幕府ですが、もともと宮廷で「節会(せちえ)」として行われてきたものを、幕府公認の記念日として制定した、という感じです。そしてこの時代に、3月の節句は日本古来のケガレ払いの風習「雛ながし(流し雛)」とコラボし、今の女の子のイベントに変化を遂げています。さらにこれに対応して5月の節句が男の子のイベントに変貌しました。

その節目の日に食べる料理が「おせち」

さて。その節目の日に食べる料理を「節句料理」と言います。本来はどの節句でもご馳走を出していました。元々、節会でだしていたお料理なので、節供(せちく)と言いました。

そして、だんだんと時代がくだるにつれ、節会が節句になり、さらに節句に出す料理も一番大切な年初めの節句での料理のみを指すようになり、「お」をつけて「御節供(おせちく)」「御節料理」となり、今では「おせち」と略称で呼ばれるようになりました。
その料理とは別に、その季節ごとの食べ物を食べることも定着し、1月は七草粥、3月は菱餅や白酒、5月は柏餅(関東)かチマキ(関西)、7月は素麺、9月は菊酒・・・などが今に伝わっているかと思います。

「4月4日」は何の日?

さて!話題を変えて新しいお話をば♪
そんな5つの節句に、近年、新しい動きが増えました。
4月4日です。

さて、この日はなんの日でしょうか?

3月(女子)と5月(男子)の間ということは・・・?

・・・ピンと来る方もいらっしゃるかもしれません。ヒントは3月(女子)と5月(男子)の間、ということ。

お気づきの方も、ご存知の方も居られると思いますが、ここでアンサーをば。

4月4日は「オカマの日」

4月4日は「オカマの日」なんです。性同一性障害を支援する団体「TSとTGを支える人々の会(1996年~)」が正式に制定しています。「オカマの日」、今の社会にとって大切な記念日のひとつでもあると思います。

とはいえ民俗学の勉強の習性で、「江戸時代以降定着した五節句に由来した新たな記念日」として、オカマの日を民俗学目線で頭に叩き込んでしまった私でした(汗)
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