芸能人による芸能人への【暴露本】各時代を象徴する名著を集めました!
2021年6月1日 更新

芸能人による芸能人への【暴露本】各時代を象徴する名著を集めました!

古今東西、時折ワイドショーなどを騒がせる「暴露本」。この記事では発売当時世間を騒がせた、各時代を象徴する暴露本を何冊か特集したいと思います。

10,504 view

YouTube版『芸能人による芸能人への【暴露本】』はコチラから!

本稿をベースに動画を製作しました。知られざる芸能人の苦悩や赤裸々なエピソードをまとめています。下記より、どうぞご覧ください!

芸能人による芸能人への【暴露本】各時代を象徴する名著を集めました!

長門裕之「洋子へ ー 長門裕之の愛の落書集」

まずご紹介するのは、昭和を代表する俳優・長門裕之が1985年10月に発売した書籍「洋子へ ー 長門裕之の愛の落書集」。これは長門の妻・南田洋子への告白という形を取り、長門へのインタビュー形式でプライベートを赤裸々に語った書籍であり、南田との結婚生活に関する話題の傍ら、自身の奔放な女性関係などが明らかとなりました。
長門裕之「洋子へ ー 長門裕之の愛の落書集」

長門裕之「洋子へ ー 長門裕之の愛の落書集」

「洋子へ」の気になる内容ですが、女優・Iを名指しして「僕は彼女の中で激情した」と告白したり、アイドル・Mに対して「歌は聴くに耐えない」などと酷評、女優・Kに対しても「男ぐせの悪い尻軽女」とこれまた酷評するなど、その豪快過ぎる内容がすぐにワイドショーの格好の的となりました。

そして実名を挙げられた女優たちから「事実と異なる」などと抗議が行われた結果、本は回収され、訂正を余儀なくされる事態に。その後、謝罪会見を開いた長門は「本はゴーストライターによる口述筆記だったので真意が伝わらなかった」などと弁明を行いましたが、結局妻の南田とともに全ての出演番組とCMを降板、一時的に謹慎せざるを得ない状況となってしまいました。
 (2260486)

≪その後の長門裕之≫

この騒動の後の長門ですが、翌1986年には映画への出演を再開。その後も1995年のNHK大河ドラマ「八代将軍吉宗」やテレビ朝日系の刑事ドラマ「相棒」シリーズへ出演するなど、大物俳優として活躍しました。またプライベートでは、認知症となった南田の介護に取り組む姿が話題に。そして2009年に南田が死去した2年後の2011年5月、77歳で死去しました。また最近の情報としては、お笑い芸人・宮川大輔と縁戚関係にあることが明らかとなっています。

郷ひろみ「ダディ」

郷ひろみが1998年4月に発売した「ダディ」。これは当時の妻・二谷友里恵との離婚発表と同じタイミングで出版された暴露本であり、「(離婚について)すべては本を見てくれればわかる」と、離婚会見の代わりとして発表されました。
郷ひろみ「ダディ」

郷ひろみ「ダディ」

1987年6月、東京・新高輪プリンスホテルで結婚披露宴を挙げた二人。その模様は「おめでとう郷ひろみ・二谷友里恵結婚披露宴」としてテレビで生中継され、瞬間最大視聴率58.5%、平均視聴率47.6%を記録するなど日本中がお祭り騒ぎとなりました。その後長女・次女にも恵まれ、1990年3月には、二谷が郷との出会いから現在までを綴った「愛される理由」を発表。同著では、郷のことを自慢の夫として描いていました。
二谷友里恵「愛される理由」

二谷友里恵「愛される理由」

しかし、「愛される理由」から8年後に二人は離婚。「ダディ」では、離婚に至った理由として「僕の数人の女性との浮気」と冒頭で明かしています。しかしその一方で、二谷の恐妻ぶりを伺わせる人物描写や、後に二谷と結婚することとなる「家庭教師のトライ」の創業者・平田修が登場し、親友関係であることが明かされるなど、物議を醸す内容が散見され「離婚の理由は二谷側にもあるのでは?」と、当時のワイドショーが二谷へのバッシングに動くこともありました。
二谷友里恵「楯」

二谷友里恵「楯」

そして「ダディ」騒動が冷めやらぬ2000年11月には、郷が投資家・大根田勝美の娘でアルマーニショップ店員の大根田名美と再婚。その一方で、二谷も同年8月に前述の平田と再婚していました。再婚が重なった結果、再び「ダディ」騒動が蒸し返されそうになった2001年5月、二谷は離婚の真実を告白した「楯」を発表。これは離婚について基本的に沈黙を守っていた二谷が、郷との過去と訣別するために書いた暴露本であり、郷の人間性などについて赤裸々に綴っていました。

≪その後の郷ひろみ≫

「ダディ」騒動以降の郷ですが、1999年にはリッキー・マーティン「Livin' La Vida Loca」をカバーした「GOLDFINGER '99」がスマッシュヒット。しかしながら、同曲のプロモーションで行った渋谷スクランブル交差点でのゲリラライブが道路交通法に抵触し、現場監督者らが書類送検される騒動となりました。また2000年9月には、かつて交際していた松田聖子とのデュエット曲「True Love Story/さよならのKISSを忘れない」を発表。さらに同年11月にエッセイ「若気の至り」を発表し、自身の奔放な人生について等身大で語っています。
52 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

芸能人が出した芸能界の【暴露本】特集!その時代を象徴する暴露本を集めてみました!

芸能人が出した芸能界の【暴露本】特集!その時代を象徴する暴露本を集めてみました!

その時代を象徴する暴露本ってありましたよね!今回はそんな暴露本を特集してみました。主に芸能界での出来事を暴露しており、読み応えのあった本を選択しています。それではさっそくご紹介しま~す(^^)/
つきねこ | 21,031 view
80,90年代の結婚式ソング

80,90年代の結婚式ソング

今の時代ですと「家族になろうよ/福山雅治」「365日/MrChildren」「君とつくる未来/ケツメイシ」「トリセツ/西野カナ」などが定番となっている結婚式ソング。自分の結婚式をした人だったら、この曲を聴くだけで、披露宴を思い出すなんて人も多いのではないでしょうか?そこで、ここでは80年代、90年代に流行った結婚式ソングをまとめてみました。
yt-united | 16,321 view
【追悼】2023年下半期、惜しくもこの世を去った著名人を振り返る

【追悼】2023年下半期、惜しくもこの世を去った著名人を振り返る

2023年下半期、今年も昭和を代表する多くのスターがお亡くなりになりました。寺沢武一さんなど、今年の下半期に亡くなった方々を振り返ります。
隣人速報 | 760 view
【驚愕】バッシングを受けてもノーダメージ!最強のメンタルを持つ女性アイドル

【驚愕】バッシングを受けてもノーダメージ!最強のメンタルを持つ女性アイドル

昭和の時代にバッシングを受けながら歌姫へ上り詰めた歌手、松田聖子。四半世紀にわたり不倫スキャンダルを起こすも、ノーダメージな斉藤由貴。現在もバッシングを受け続けるも、活躍を続ける工藤静香の軌跡を追う。
時代を席捲したレーベルの栄光の軌跡!書籍『1990年のCBS・ソニー』が好評発売中!!

時代を席捲したレーベルの栄光の軌跡!書籍『1990年のCBS・ソニー』が好評発売中!!

提案内容:「1990年のCBS・ソニー」の発売を、題材としている歌手のレコードジャケットを掲載しながら紹介。
隣人速報 | 266 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト