当初は全13話・未完で終わる予定だったが、アメリカでの好評を受けて第2期が製作された。
13話で作品の魅力を語り尽くすのは到底無理であると考え、このまま終わらせるには忍びないことから続編を想像できる終わり方にした。
その結果、米国にて放送された際に獲得したファンから伏線の回収を求める声が多く挙がりsecond seasonはその解決編としての役割も担っている。
ただしすべてが説明されたわけではなく、多くの部分で視聴者の解釈に委ねられる結末を迎えた。
『THEビッグオー』(second season: 2003年1月 - 2003年4月) この解決編でも多くの部分で視聴者の解釈に委ねられる結末を迎えた。
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THE ビッグオー[The BIG-O] 2ndseason ノンテロップOP - YouTube
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どのオチでも「パラダイム・シティ」は40年ごとにリセットされて消滅する。それを永遠にループし続ける設定になっていると思われます・・・
エンジェルは、ビッグ・ヴィヌスを覚醒させ、パラダイム・シティを消滅させリセットする役割を持つ。
こういう映像があると『メトロポリス』の著者「Angel Rosewater」(エンジェル・ローズウォーター)が監督する特撮番組に過ぎないというオチも信憑性が出てくる。
最終回の劇中劇オチの可能性を示唆するものがなければ、『THEビッグオー』という話は、「新世紀エヴァンゲリオン」や「ラーゼフォン」のような世界観の話と受け取られたでしょう。
そうしたくなく、パラダイム・シティは人が造った作り物の世界ですとしたのでしょうか。
最終回の劇中劇オチの可能性を示唆するものがなければ、『THEビッグオー』という話は、「新世紀エヴァンゲリオン」や「ラーゼフォン」のような世界観の話と受け取られたでしょう。
そうしたくなく、パラダイム・シティは人が造った作り物の世界ですとしたのでしょうか。
エンジェルが駆るビッグ・ヴィヌスは、パラダイム・シティのすべての存在を無に帰す、消滅させる能力を持つ。
ビッグ・ヴィヌスに触れられると問答無用で消滅させられる。
これも異常な設定です。誰もビッグ・ヴィヌスに触れることもできないですし、当然、倒すことなどできません。この世界を強制的に無にしてしまう「メタ」な存在です。
天使のようなエンジェルとこの神のようなビッグ・ヴィヌスが出てきたことで、この世界は、作り物の舞台=劇中劇に過ぎないので、世界の終わらせ方はなんでもありなわけです。
エンジェルの背中に羽が生えても何でもあり。無敵のロボットが世界を消滅させても何でもいいのです。作り物に過ぎない世界ですから。
やってしまったか!というオチです。
これも異常な設定です。誰もビッグ・ヴィヌスに触れることもできないですし、当然、倒すことなどできません。この世界を強制的に無にしてしまう「メタ」な存在です。
天使のようなエンジェルとこの神のようなビッグ・ヴィヌスが出てきたことで、この世界は、作り物の舞台=劇中劇に過ぎないので、世界の終わらせ方はなんでもありなわけです。
エンジェルの背中に羽が生えても何でもあり。無敵のロボットが世界を消滅させても何でもいいのです。作り物に過ぎない世界ですから。
やってしまったか!というオチです。
登場人物の全員が、不誠実な語り手です。誰の話も信用ができない。ゴードンの語る話もどこまで本当なのか分からないのです。
初代パラダイム社社長のゴードンの語る話もどこまで本当なのか分からない。みなが断片的なことを語っているだけであり、話が事実かも不明。
シュバルツバルトによると、この世界の全ての原因はメガデウスの存在であり、ゴードンによると、40年前以前の記憶など初めから誰も持っていなかったこと、メモリーはエンジェルだったと言い、ビッグイヤーによると、「この街は40年前の記憶を失くしたという設定で創造された舞台であって、メモリーの有無などナンセンスである」と言及された。
登場人物の全員が記憶が断片的であり、失われた記憶です。誰の話も信用性が低い。もっとも真実を知っていると思われるゴードンの語る話もどこまで本当なのか分からないのです。
そのため、「パラダイム・シティ」が誰かが造った作り物の舞台であることが判明しても、非常に多くの謎が残ります。
最終回までに提供された情報(その情報が事実かは不明)で推論すると、以下のような可能性はあると思います。いくつか出してみます。
そのため、「パラダイム・シティ」が誰かが造った作り物の舞台であることが判明しても、非常に多くの謎が残ります。
最終回までに提供された情報(その情報が事実かは不明)で推論すると、以下のような可能性はあると思います。いくつか出してみます。
『THEビッグオー』はアンドロイドが出演している『メトロポリス』という名前のリアリティショー(番組)もしくは特撮番組だろうという可能性
記憶を失った街「パラダイム・シティ」の物語は劇中劇のリアリティ番組という可能性
『メトロポリス』の著者は「Angel Rosewater」(エンジェル・ローズウォーター)と書かれている。
ドミュナス(操縦者)がロボット操るとき「(機種名)、ショータイム!」、動かすには「(機種名)、アクション!」と言いますが、ショータイム!アクション!という表現は、エンタテインメントの舞台(撮影現場)であることを、やはり想起させます。
劇中劇の番組『メトロポリス』の監督者・著者「Angel Rosewater」(エンジェル・ローズウォーター)と思われる女性
おそらく『メトロポリス』という著作は、「パラダイム・シティ」という舞台やセットの中で、登場するキャラクターたちの様々な行動や活躍を観察して楽しむリアリティショー的な番組と考えられます。
記憶を失った街「パラダイム・シティ」の物語は劇中劇のリアリティ番組もしくは特撮番組『メトロポリス』であることを可能性として示すシーン
「パラダイム・シティ」という舞台(閉鎖的な空間)の中で起こるアンドロイドであるロジャー・・スミスたちの行動と活躍を、リアリティ番組的に放送し、それを視聴者(THEビッグオーの現実世界の視聴者)が楽しむというお話であるという可能性です。
舞台「パラダイム・シティ」の様々な場所に、カメラが設置されており、アンドロイドたちの様々な行動が放送される。
舞台「パラダイム・シティ」の様々な場所に、カメラが設置されており、アンドロイドたちの様々な行動が放送される。
涙を流すエンジェル。ロジャも出現するが・・・現実側にエンジェルの他にロジャーもいるのか?それとも幻か?
現実側にエンジェルのほかに、実存するロジャーとドロシーがいてもおかしくはありませんが(いるとは名言できない・・・そもそもエンジェルがいるとも断定はできないです)、
エンジェルが最後に見たロジャーとドロシーは
劇中劇(自分の作品)の中からロジャーとドロシーが自分に語りかけてきている気がすることを暗示している幻ではないでしょうか。
エンジェルが最後に見たロジャーとドロシーは
劇中劇(自分の作品)の中からロジャーとドロシーが自分に語りかけてきている気がすることを暗示している幻ではないでしょうか。
ロジャー・スミスなど登場人物は、すべてアンドロイドの役者であり、キャラクター設定上に必要とされる記憶しか持たされていない可能性が高い。
主人公のロジャー・スミスが量産化されたアンドロイドであることを示す描写
パラダイム・シティ内の登場人物の全員がアンドロイドである可能性が高い。
主人公のロジャー・スミスだけがドロシーを抱き上げることができたり、鉄の枷を身一つで破壊するなど人間離れした怪力を発揮する描写がある。これはロジャー・スミスはアンドロイドであるからかもしれません。
主人公のロジャー・スミスだけがドロシーを抱き上げることができたり、鉄の枷を身一つで破壊するなど人間離れした怪力を発揮する描写がある。これはロジャー・スミスはアンドロイドであるからかもしれません。
監督によると米国のファンから「あなた方は続きを作らねばならない」とのメッセージが寄せられたとのこと。
セカンドシーズンの製作にあたって、アメリカ側の「物語を完結させて欲しい」という要望を聞き入れている。セカンドシーズンはアメリカでは引き続きカートゥーン・ネットワークで放送された。日本ではUHFアニメとして2002年10月から2003年4月まで放送。10月から12月までは第1話から第13話までのリピート放送。翌年1月から3月に放送された第14話から第26話が正式なsecond seasonである。後年、日本のカートゥーン・ネットワークでも放送した。
いわゆるfirst seasonでは13話で作品の魅力を語り尽くすのは到底無理であると考え、このまま終わらせるには忍びないことから続編を想像できる終わり方にした。
その結果、米国にて放送された際に獲得したファンから伏線の回収を求める声が多く挙がりsecond seasonはその解決編としての役割も担っている。
ただしすべてが説明されたわけではなく、多くの部分で視聴者の解釈に委ねられる結末を迎えた。
出典 THE ビッグオー - Wikipedia