1989年は世界史的にも、ベルリンの壁の崩壊に象徴される歴史的な年だが、ミシェルプラティニがフランス代表の16勝3分けの無敗記録を打ち立てるなどの功績で「世界最優秀監督」(ワールドサッカー誌)に選ばれる。しかし、1992年のUEFA(ヨーロッパ選手権大会)では、1勝も出来ず、責任をとって監督の辞任に至る。以降、プラティニが、クラブチームでも代表チームでも二度と再び監督のスーツを着ることもなかった。
FIFA幹部としてのつまづきの始まり
嵌められたか、プラティニUEFA会長 兼 FIFA副会長
2015年5月、FIFAの汚職事件がイギリス紙サンデー・タイムスの報道で顕在化した。米国金融システム経由で送金がなされたとして、米FBIやICPO(国際警察機構)も関係各国の司法当局も動かざるを得ない状況となった。何しろ、ワールドカップの招致を巡っての巨額の資金で裏工作やワールドカップのスポンサー企業などへのあからさまな賄賂要求など全世界のサッカー協会を巻き込む一大スキャンダルが露呈。果ては副会長を含むFIFA幹部の逮捕につながり、ブラッターFIFA会長も辞任する事態に発展。FIFAやUEFAで数々の構造改革に挑んでいたミシェル・プラティニFIFA副会長兼UEFA会長も巻き込まれたか。当初は「間違ったことはしていない」と強気の態度であったが、聞き取りや捜査の進展に伴って、FIFA倫理委員会は、これらの汚職に関係したかどでブラッターFIFA会長とプラティニFIFA副会長に8年の活動停止処分を科した。プラティニは処分に不服で取り消し要求をしたが、活動停止期間の短縮は勝ち取るものの、処分自体の撤回はできなかった。「罠にはまった」との噂が取りざたされており、2015年会長選挙に出馬できないでいた。
FIFA汚職事件は非常に複雑で、収束の目途が今もたっていなくい程分かりにくい。だが、下図の通り米国司法当局が解き解してくれ、不正構造の全体像が明らかとなった。
ミシェル・プラティニ万事休すか、それとも………復活するか、甦れプラティニ!!
2016年春に発覚したパナマ文書。租税回避:税金逃れをしたリストに、スペインバロセロナの現役スーパースターのリオネル・メッシなどとともにミシェル・プラティニの名前があがった。
折しも2015年にブラッター会長が一連の金銭スキャンダルの責任を取ってFIFA会長を辞任した。そこでプラティニFIFA副会長は突然有力な会長候補として名前が出る。
しかしFIFA副会長就任前にブラッター氏から個人的顧問料として約200万ユーロ(2億2600万円)を受け取っていたことが発覚。それが直接結びつくかは別にして、このパナマ文書によって、プラティニの隠し口座の存在が明るみに出る。プラティニは白か黒か?「嵌められた」という言い訳は通用しない。
折しも2015年にブラッター会長が一連の金銭スキャンダルの責任を取ってFIFA会長を辞任した。そこでプラティニFIFA副会長は突然有力な会長候補として名前が出る。
しかしFIFA副会長就任前にブラッター氏から個人的顧問料として約200万ユーロ(2億2600万円)を受け取っていたことが発覚。それが直接結びつくかは別にして、このパナマ文書によって、プラティニの隠し口座の存在が明るみに出る。プラティニは白か黒か?「嵌められた」という言い訳は通用しない。
プラティニは偉大なる将軍、日本代表も決定力を見習ってほしい
ミッシェル・プラティニ スーパーゴール集
信じられないビューティフルゴールの数々
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