『アウトラン』とは
セガが1986年当時に注力していた「体感ゲーム」の『ハングオン』『スペースハリアー』『エンデューロレーサー』に続く第4弾として発表された。一連の体感ゲームシリーズの中でも『アフターバーナー』と並ぶ代表作である。真っ赤なボディに大きな画面とスピーカーを備え付けた可動筐体は多くの人の関心を集めた。美しい音楽と次々に変化する色彩豊かなステージや、当時の名車を髣髴とさせる姿で描かれた登場する車が大きな魅力のひとつである。自車はフェラーリ・テスタロッサをモチーフにしており、ゲーム上の最高速も当時のテスタロッサが公式発表していた293km/hであった。
懐かしい"体感ゲーム"『アウトラン』筐体とは
全部で4種類の筐体がある。可動筐体にはデラックス版とスタンダード版の2種類があり、ハンドル操作に合わせて筐体が左右に可動し、クラッシュやコースアウトの際にはガタガタ細かく揺れた。非可動タイプにはBOX型のコクピット版と、小型で立ってプレイするアップライト版があった。アップライト版は輸出用であるため、シフトノブが右に付いている。これは日本国内ではあまり見かけられなかった。
via archives.sega.jp
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当時のゲーセンを震撼させたテクニック『ギアガチャ』とは?
1.Hiギヤで高速走行中(270キロ以上)、ギヤを1回素早くLo→Hiと切り替えると、約2秒間白煙を出すことができます。この白煙が出ている状態は、路肩にはみ出してもスピードが落ちません。
2.さらに、この1の効果中に路肩へ半分だけはみ出して、もう1度、ギヤを1回素早くLo→Hiと切り替えることで、そこから約5秒間白煙が出続けます。もちろん、路肩にはみだしてもスピードは落ちません。
【当時ゲーセンを熱くした、アーケード版「アウトラン」のテクニック紹介+感動のED集】
「0:33」~『ロケットスタート 293km/h Start』
「3:30」~『ギアガチャ(煙り出し)』
「5:10」~『294kmスタート(293km/h Start)』
「7:00」~『アウトラン 感動のEDまとめ』
「3:30」~『ギアガチャ(煙り出し)』
「5:10」~『294kmスタート(293km/h Start)』
「7:00」~『アウトラン 感動のEDまとめ』
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【アウトラン ワールドレコード(4'32''50)】
異次元レベルのドライビングテクニックを駆使した、究極に"神がかった"『アウトラン』動画・・・もはや別のゲームと錯覚するほどに!?
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バージョン違いが存在した!アーケード版『アウトラン』
ソフト面では新・旧2種類のバージョンが存在し、それぞれステージ構成が異なる。日本国内では、出荷時期の違いによって両方のバージョンが流通した。海外では新バージョンのみのため、旧バージョンは国内版、新バージョンは海外版とも呼ばれる。
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【旧:国内版のアウトラン】
アーケード版『アウトラン』の「国内版」による、ギアガチャ禁止のプレイ動画
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【新:海外版のアウトラン】
アーケード版『アウトラン』の「海外版」によるプレイ動画
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家庭用ゲーム機に移植された『アウトラン』
【セガ・マークⅢ版】
1987年06月30日「セガ」からリリースされた。容量:2メガビットロムカセット 開発元:セガ
セガにとって"3世代目"にあたる家庭用ゲーム機『セガ・マークⅢ』に移植された「アウトラン」がコチラ。スタート地点の観客席まで再現しているのは見事。やたらとポップに聴こえるサウンドもいい感じ。
(※メガドライブは"5世代目")
セガにとって"3世代目"にあたる家庭用ゲーム機『セガ・マークⅢ』に移植された「アウトラン」がコチラ。スタート地点の観客席まで再現しているのは見事。やたらとポップに聴こえるサウンドもいい感じ。
(※メガドライブは"5世代目")
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【PCエンジン版】
1990年12月21日「NECアベニュー」からリリースされた。容量:4メガビット(HuCARD) 開発元:電波新聞社
アーケード版「アウトラン」の海外バ-ジョンの移植作品。車体がクラッシュした際のドライバーが表示されない、画面上部に黒帯のスコア表示による解放感の減少、スプライト欠けなどが目立ちますが…がんばって移植した感じはでています。車体のエンジン音が聞こえるのがポイント(※メガドライブ版は無し)
アーケード版「アウトラン」の海外バ-ジョンの移植作品。車体がクラッシュした際のドライバーが表示されない、画面上部に黒帯のスコア表示による解放感の減少、スプライト欠けなどが目立ちますが…がんばって移植した感じはでています。車体のエンジン音が聞こえるのがポイント(※メガドライブ版は無し)
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標準価格:198万円(※当時)
350kg(キログラム)