地上波の「放送禁止用語」の厳しすぎる自主規制のため「懐かしい過去の名作」は再放送ができない
2016年8月5日 更新

地上波の「放送禁止用語」の厳しすぎる自主規制のため「懐かしい過去の名作」は再放送ができない

70年代や80年代の地上波は、過去の名作は頻繁に再放送されていました。現在は地上波の「放送禁止用語」に対する厳しすぎる自主規制のためドラマ・アニメなど「懐かしい過去の名作」は再放送ができない状況になっています。表現の自主規制は地上波の魅力も視聴率もかなり地盤沈下させているのではないでしょうか。

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「金太の大冒険」(1975年) この曲は発売後20日で日本民間放送連盟で放送禁止となった。

発売後20日で日本民間放送連盟で放送禁止「金太の大冒険」

「金太の大冒険」(きんたのだいぼうけん)は、つボイノリオが1975年に発表した、日本語の言葉遊びを題材とするコミックソングである。平易な歌詞と軽快なメロディーが広い世代に親しまれ、つボイノリオの代表的作品と位置づけられている。

10番までの歌詞から構成される4分38秒の曲である。独特の調子による太鼓のリズムと「金太の大冒険!」の掛け声から始まる。歌詞は主人公である金太と、美しいお姫様をめぐるストーリーとして展開されている。途中にぎなた読みによる修辞技法が織り込まれており、日本語において口に出すことをはばかられがちな「金玉」を明確に発音することが特徴である。

この曲は発売後20日で日本民間放送連盟で放送禁止となった。しかし、制度として放送禁止指定楽曲(要注意歌謡曲指定制度)が消滅した現在、この曲が放送される機会は確実に増えている。

つボイノリオがメインパーソナリティーを務めるCBCラジオの番組『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、平日朝の9 - 10時台にかなりの頻度で放送されている。なお、歌詞カードに書かれた歌詞には単語レベルで放送禁止に当たるような字句は書かれていない。
「金太マカオに着く」=「金玉、顔につく」と聞こえる

「金太マカオに着く」=「金玉、顔につく」と聞こえる

出典 p.twpl.jp
金太 守って、金太 守って=金玉持って、金玉持ってと聞こえる。
金太 まだ?金太 まだ?=金玉だ!金玉だ!
金太 負けるな!金太 負けるな!=金玉けるな!金玉けるな!
金太 待つ神田、金太 待つ神田=金玉つかんだ!金玉つかんだ!

といった具合で「金玉」とはっきり発音している。

放送禁止用語 年々NGワードは増え続け、地上波では過去の名作やヒット曲が忘却の彼方に…

アニメ『あしたのジョー』などは物語の設定自体が放送禁止...

アニメ『あしたのジョー』などは物語の設定自体が放送禁止で、いわゆる“ピー音”ばかりになってしまうということで地上波では再放送すらされない。

現代の地上波の自主規制では、1970年代や80年代の作品は、再放送ではほとんど何も流せない。
かつては映画やテレビで普通に使用されていた言葉でも時代を経るごとに規制され、放送禁止用語は増えていく傾向にある。社会自体が近代化、民主化されるにしたがって前時代的な言葉や慣習が見直され、現代にはふさわしくないと判断されることが多くなるからだ。

その結果、映画『座頭市』やアニメ『あしたのジョー』などは物語の設定自体が放送禁止で、いわゆる“ピー音”ばかりになってしまうということで地上波では再放送すらされない。初期の『機動戦士ガンダム』も反社会的ということで難しく、2013年に放送されたアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』(TBS系)では、「専守防衛」「独裁否定」という言葉でさえ配慮された内容になっていたという。
初期の『機動戦士ガンダム』も反社会的表現が多いために再...

初期の『機動戦士ガンダム』も反社会的表現が多いために再放送が難しいという。

国民の誰からも文句が出ない最大公約数的な物語を作ろうとすれば、そんな最大公約数は、きわめて0に近づくだけでしょう。視聴率は下がり続けるだけです。
NHKさんが指針として出したガイドライン『NHK新用字用語辞典』や『NHKことばのハンドブック』に“載っていない”言葉や用法が放送禁止用語になるんですが、簡単に言えばクレームがきた言葉=放送禁止用語です。
「みなしごハッチ」はタイトルの「みなしご」が差別用語と...

「みなしごハッチ」はタイトルの「みなしご」が差別用語とみなされるため、自主規制されてしまう。

物語の本質的な価値を見ないで、表層的な言葉狩りだけしてもねえ・・・
テレビ離れが年々進んでいるのは、ネットやSNSの普及はもちろんだが、過剰なまでの自主規制による無難な番組作りがその要因の一端となっているのは明白。メディアの雄たるテレビの復権は、“自主規制”という風潮といかに向き合うか?
テレビ離れが年々進んでいる。今後も今のままではテレビの...

テレビ離れが年々進んでいる。今後も今のままではテレビの視聴率は下がり続けるでしょう。

一部のクレーマーのクレームの影響で、自主規制をどんどん厳しくして、表現力をどんどん失い、テレビの力をどんどんなくしていく。非常に愚かではないですか。

誰からも文句が出ない=誰にも何の影響も与えない凡作ではないですか。
1990年代以降日本の経済成長は鈍化し、国民の誰もが成長の恩恵を受ける時代は終わりました。

結果、1980年代までのように、誰もが生活水準の向上を実感することはできなくなってしまいました。

このような「経済の低成長」は、世相の不安定化をもたらします。格差は広がってしまいますし、国民の不満も非常にたまりやすくなる。

ギスギスした寛容性のなさ、1億総クレーム社会のようになってきているのも、低成長時代だから・・・

低成長時代にはマスメディア思考では、もはやクリエィティブなものは作れないのかもしれない。

時代に合わせて・放送の規制に合わせて、女優もアイドルも変わる。共感性・万人受けが必要になる。「ギャル」から「万人受け」時代へ

「波瑠」の万人受けのための路線変更

このギャルは誰でしょう? 『33分探偵』第3話「女子校...

このギャルは誰でしょう? 『33分探偵』第3話「女子校8不思議 殺人事件」 赤梅女学院生徒役::波瑠

映画「恋空」 右:亜矢役:波瑠

映画「恋空」 右:亜矢役:波瑠

雑誌「セブンティーン」のモデルとして活躍していた「波瑠」

雑誌「セブンティーン」のモデルとして活躍していた「波瑠」

人気女優の「波瑠」

人気女優の「波瑠」

2015年下半期に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインに選ばれ大ブレークした「波瑠」

こちらのスタイルの方が万人受けするのは明らか。
この路線変更もテレビの自主規制の歴史と関わっています。ストライクゾーンはどんどん狭くなっている。

ギャル路線では、まずドラマのヒロインは、今務まらないでしょう。お行儀が良さそうな女性イメージでないとドラマのヒロインには選ばれない。NHKの連ドラなら尚更。

当然、女優を目指すなら、みなが、黒髪・清潔感のある好感度が高そうに見える同じ路線に殺到します。今の規制されたテレビのようなマスメディアでは、「万人受け」が問われる。透明感があるタイプが好まれる。
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