『ガデュリン』とは?
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『ガデュリン』は、羅門祐人の小説及びメディアミックス作品。
1990年にOVA化。1991年にゲーム化。スーパーファミコンで最初に発売された和製RPG。
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OVA『ガデュリン』の本編動画・ストーリー
地球でサラリーマンとして勤務する主人公・リュウは、コンピュータの上司・MOSと行動を共にし、地球以外の惑星を巡って資源調査を担っていました。ある日、航行中に宇宙船が故障して、惑星ガデュリンに不時着する事態に。
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MOSとはぐれてしまい、リュウは単身で惑星ガデュリンを探索していると、可愛い女の子・ファナの水浴びシーンに遭遇します。その姿に見惚れていたリュウは、人間と異なる部族からの襲撃を受け、ファナと一緒に身柄を拘束されてしまうのでした。
捕らわれの身にはなりますが、原住民のファナと同じ時間を過ごすうちに、惑星ガデュリンでは”神さま”として崇められているガヴァナーの存在、種族同士の争いといった事情を知ります。
宇宙船を失ない、複雑な事情が交差する惑星ガデュリンの争いに巻き込まれたリュウたち。果たして、無事に地球に帰ることができるのでしょうか…
捕らわれの身にはなりますが、原住民のファナと同じ時間を過ごすうちに、惑星ガデュリンでは”神さま”として崇められているガヴァナーの存在、種族同士の争いといった事情を知ります。
宇宙船を失ない、複雑な事情が交差する惑星ガデュリンの争いに巻き込まれたリュウたち。果たして、無事に地球に帰ることができるのでしょうか…
OVA『ガデュリン』の魅力とは?
サラリーマンの主人公・リュウ
宇宙を舞台にしたストーリーながら、主人公は地球で会社勤めをしているサラリーマン。他にも人類が宇宙に進出した設定で描かれるコンテンツはあるものの、ビジネススーツ姿で、現代の一般的な会社員を思わせるリュウの存在はインパクトが強いです。
能力的にも特別に何か秀でているわけでもなく、コンピュータ型の上司・MOSにしつこく「勤務!」と急かされている様子を見ると、落ちこぼれといったイメージを抱いてしまいます。
どこにでもいる男性といった印象から、身近な存在として親近感をもてる主人公といえるでしょう。そんなリュウだからこそ、後半の活躍ぶりや、最後の決断のときに見せる”男”としての表情が堪らないです。
どこにでもいる男性といった印象から、身近な存在として親近感をもてる主人公といえるでしょう。そんなリュウだからこそ、後半の活躍ぶりや、最後の決断のときに見せる”男”としての表情が堪らないです。
妖精のヒロイン・ファナ
↓OVA版ガデュリンも素敵でしたね(*´ω`*)。 pic.twitter.com/uH0YAj1mJG
— きゅうざく(KYU-ZAKU) (@MS05_KYUZAKU) May 23, 2020
いきなりの水浴びシーンで登場するファナ。少女のようでいて、本編では大人として覚醒するところに魅力のあるキャラクターです。あどけなさゆえの天然ぶりも、ほんわかさせられるものがあります。
リュウが立ち小便をしているとき、あそこを覗き込み、「これなぁに?」「触ってみていい?」と言いだす場面があったり、リュウのことを気に入って積極的にアプローチする姿に胸キュンする男性ファンも多いことでしょう。
ロリコン属性を好む男性は、ファナの放つ魅力にメロメロになってしまうはずです。
ロリコン属性を好む男性は、ファナの放つ魅力にメロメロになってしまうはずです。
宗教・神さまに対してのアンチテーゼ
惑星ガデュリンに君臨する神さまを盲目的に信じる先住民たち。その導きによって、不毛な戦いを続けてきました。こういった描写は、宗教的な洗脳や、政治的なプロバガンダに対するアンチテーゼになっていて、その怖さを訴えるもののように思えます。
元々は自航惑星として人類の観光地として機能してたガデュリン。その管理を任されていたプログラムが暴走し、面白半分に、神さまを名乗って先住民たちに争いをさせていたのです。
純粋無垢なファナも神さまのことを妄信しており、部外者の接触がなければ、この体制はずっと続いていたのだろうと推測されます。そういった意味では、ストーリー的にも視聴者に訴えるものがあるような気がします。
純粋無垢なファナも神さまのことを妄信しており、部外者の接触がなければ、この体制はずっと続いていたのだろうと推測されます。そういった意味では、ストーリー的にも視聴者に訴えるものがあるような気がします。
『ガデュリン』の関連商品
小説
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出版社 :角川書店
レーベル:角川スニーカー文庫
発売時期:1989年~1994年
巻数 :全8巻