名シーン・名台詞を振り返る
「ハンサムな彼女」は第1部と第2部に分かれています。今回は1部の名シーン・名台詞をちょっとだけ振り返ってみます。
「ばかやろう！あまえんなよ。おまえは遊び半分でもこっちは真剣なんだ！」
「絶対きれいに撮るよ」
007のボンドガールに選ばれた未央が主役のパーティで、「彼女のデビュー作を撮るのはこのおれだ」と宣言した一哉が、未央の手をとって会場の外に連れ出した後のシーンです。
映画に対するひたむきな情熱が伝わる、自信家の一哉らしい口説き文句ですね。
映画に対するひたむきな情熱が伝わる、自信家の一哉らしい口説き文句ですね。
ステージ上で一哉への想いを吐露し、歌えなくなった彩。彼女を舞台裏で抱きしめる一哉の姿を見た未央は、自分に好意を寄せる収の元へ…というシーンです。
何もセリフがなく、そのまま次ページの表紙まで繋がっていきます。
何もセリフがなく、そのまま次ページの表紙まで繋がっていきます。
前ページから繋がるこのシーン。ドラマの1シーンのようなコマ割りが秀逸です。
「見つけてね。映画より大事な人」
彩が一哉への想いを断ち切ることを告げるシーン。
途中で弱い一面を見せつつも、最後は自分の足で立ち上がり前を向いていく強さを持っているのが、吉住作品に出てくる女性キャラに共通している点かもしれません。
途中で弱い一面を見せつつも、最後は自分の足で立ち上がり前を向いていく強さを持っているのが、吉住作品に出てくる女性キャラに共通している点かもしれません。
via sokuyomi.jp
未央のハイセンスなファッションに注目！
登場人物の服装がオシャレなのも吉住作品の大きな魅力。未央のクールで大人っぽい女優ファッションを振り返ってみましょう！
タイトなトップスとボリュームたっぷりのスカートの対比が素敵ですね。未央の女優ファッションには帽子がよく登場しています。
via ameblo.jp
ヒョウ柄ファーが襟と袖についているコート。今見ても可愛いですね。
当時は、わりと派手な大柄のワンピースやブラウスが多かった印象。
via www.suruga-ya.jp
夏らしいボーダーのカーデと白のワンピースで、大人っぽいマリンスタイルに。
表紙には、着物や浴衣などの和服姿もたびたび登場しました。
via ameblo.jp
テレホンカード
フューシャピンクのタイトスーツが、バブル時代を思い出させますね。
ファッション用語辞典トランプ
付録のイラストの着こなしもキュートです。
集英社文庫・コミックス版の表紙
現在の画風で新たに書き下ろされた表紙イラスト。より“ハンサム”な印象ですね。
元りぼん女子の間で今もなお人気の高い「ハンサムな彼女」。作中に出てくる未央主演・一哉監督の映画『プライヴェート藍』が観たい！と思った人も多いのではないでしょうか。
読んだことがない、もう一度読んでみたいという方は、電子書籍版も出ていますのでぜひチェックしてみてくださいね！
読んだことがない、もう一度読んでみたいという方は、電子書籍版も出ていますのでぜひチェックしてみてくださいね！
miyako20100401
未央に期待しているからこその厳しさですね。