【皇帝戦士】「ビッグ・バン・ベイダー」vs「藤波辰爾」メモリアルトークバトルに参戦!ベイダーがあの日の真実を語った!
2018年6月21日 更新

【皇帝戦士】「ビッグ・バン・ベイダー」vs「藤波辰爾」メモリアルトークバトルに参戦!ベイダーがあの日の真実を語った!

ベイダーが1987年12月に新日本プロレスに初参戦してから早30年。藤波辰爾の「デビュー45周年記念ツアー」に参戦するため来日。来日を記念してファン公開の「藤波辰爾vsベイダー メモリアルトークバトル」に参戦して来た!

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医者に余命2年と宣告されたとの報道があったため
来日が心配されていたベイダーだったが、前日無事に日本に到着したことが
各マスコミの取材により明らかになった。

「医者は2年って言ってたけど、俺は至って元気だぜ。
髭はサンタクロースみたいになっちゃったけどな。」と前日の空港で語っていたベイダー。
20日に控えているドラディションの興行にも名前を連ねているが体調は問題ないようだ。

藤波・ベイダーの両氏を待つ会場

今か今かと期待に胸が膨らんでいるのか、皆一応にソワソワしているように見える。
そんな中、藤波氏がスタンバイ。あとはベイダー氏を待つばかり。

悠々とベイダー氏が会場に現れる。
会場の端からでもそれとわかる巨体を揺らし、赤いベイダーマスクも着用済のようである。
スタンバイしているベイダー氏。東京ドームの猪木対ベイダーが人生で一番感動した筆者はその立ち姿だけでも感慨深い。

『藤波辰爾選手の入場です!!』

リングアナウンサーのような呼び込みと共に姿を現したのは、藤波辰爾氏。
いつも通りのにこやかな笑顔でファンに手を振りながらステージへ。

『皇帝戦士降臨!ベイダー選手の入場です!!』

ベイダーに会えることを心待ちにしていたファンの皆さんが、呼び込みの声をきっかけに拍手で迎える。
大きな体躯を揺らしながら、ステージ真ん中の椅子に腰かけるベイダー。
両雄並んだところで記念撮影を行い「メモリアルトークバトル」のゴングが鳴らされた。
藤波辰爾氏とベイダー氏

藤波辰爾氏とベイダー氏

奥は司会の方です。
冒頭、ベイダー氏から「藤波さんは優秀なレスラーであるばかりでなく、日本を代表とするレスラーである藤波さんの45周年に呼ばれたことは非常に誇りに思う。明日(20日)の対戦を非常に楽しみにしている。」と挨拶。

藤波氏からは昨年のWWE殿堂入りの表彰の際にお祝いに会場まで駆け付けてくれたベイダー氏。45周年興行にベイダー氏を招へいすることを考えていたそう。その場でベイダー氏に依頼をしたとの内容が語られた。

藤波氏がWWEの殿堂入りした際の英語スピーチについての裏話がベイダー氏から語られると言ったサプライズも。ベイダー氏曰く、「藤波さんは、英語でスピーチしなければいけないのに上手にスピーチしていた。藤波さんはファミリーのようなものだから、心配でずっと見ていたけど非常にいいスピーチだったよ!」との事。
ファンの質問に丁寧に答えるベイダー氏

ファンの質問に丁寧に答えるベイダー氏

「UWFで覚えているレスラーがいますか?」と言うファンからの質問に対して、ベイダー氏は

『日本のレスラーもアメリカのレスラーも過去のレスラーと戦っているような気がする。偏見と言われるかもしれないけど、80年代・90年代のプロレスラーが素晴らしかったと思う。あの時代、あの雰囲気と戦わなければいけないのは現在のレスラーにとって大変なことかもしれない。』
と回答。

『UWFで覚えているのは、ノブタカダ(高田延彦)だな。いい選手だった。』とベイダー氏。
飛竜革命についてをお二人に聞く質問が。

藤波氏は、「ベイダーは僕と猪木さんがベイダーとの対戦を取り合ったなんて知らないんじゃないかな。髪の毛を切ったのも自分自身に対してであって、猪木さんだけじゃないんだってことを表現することがあんな感じに出ちゃったんじゃないかな。控室で僕と猪木さんが揉めてたのは知ってるのかな。彼とマサ斎藤さんがタッグだったかな。」

ベイダー氏「すみません、覚えてません」
お二人の話を真剣に聞くファンの方々

お二人の話を真剣に聞くファンの方々

ベイダーが1987年12月に新日本プロレスに初参戦してから30年。この時はたけしプロレス軍団の刺客として登場し両国国技館で大暴動が起こった。当日についてファンから質問があった。

ベイダーは当時振り返りながら
「あの日は歴史的な1日だったと思う。私ではなく、猪木さんを評価すべき1日、試合だった私は思っている。1日で大きなことが3つぐらいが成し遂げられた試合であり、新日本プロレスにとってもベストな1年ではなかったがあの1日で大きく変わったように思う。当時無名だった私をメインイベントに放り込んだうえ、猪木さんにシングルで戦い勝ってしまった。結果的に自分が猪木に勝ったことで、私と戦う意味がある選手が増えることで新日本プロレスが新しいスタートを切ったと思う」

ときちんと分析しながら振り返っていたことが非常に印象的だった。

「藤波辰爾vsベイダー メモリアルトークバトル」特別ジャンケン大会

ジャンケンする藤波辰爾氏

ジャンケンする藤波辰爾氏

「ワン・ツー・スリー」でジャンケンするベイダー氏

「ワン・ツー・スリー」でジャンケンするベイダー氏

他にも日本でのベストマッチや印象に残ったレスラーなファンの方から興味深い質問があり、すべてに丁寧に答えていたベイダー氏。藤波氏はアドバイザリー役としてベイダー氏のサポート役に徹しておりトークバトルならぬトークにおける名タッグとなっていた。

来場のファンの方にビッグサプライズが!なんと会場の全員とベイダー・藤波両氏とジャンケン大会が開催。勝ち残った方には、豪華プレゼントが贈られた。これは参加者ならではの特典!非常にうらやましい。

最後は、お二人からコメントをもらってトークバトル終了!

藤波辰爾氏のコメント

『45周年大会はずーと色々と誰を招へいしたらいいのかなど考えていたんですが、ドラディションは皆さんの思い出になるような大会になるように考えてきました。素晴らしい大会になるように明日の後楽園を皮切りに、大阪・博多と皆さんが楽しめるような大会になると思いますので、是非、足を運んでください。』
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