幻の一億円トーナメント事件
当時何かとお騒がせだったUWFインターナショナルによる声掛け。
もちろんというか、ほぼ全面的に相手にされず幻のトーナメントとなった。
もちろんというか、ほぼ全面的に相手にされず幻のトーナメントとなった。
UWFインターナショナル
1991年5月10日に高田延彦が旗揚げ。
第2次UWFでは前田日明に次ぐポジションであった高田を絶対エースに据え「プロレスこそ最強」を標榜し、プロボクシングWBCヘビー級の元王者、トレバー・バービックとの異種格闘技戦、ゲーリー・オブライトの発掘と躍進、スーパー・ベイダー(現:ビッグバン・ベイダー)や元横綱、北尾光司の参戦、そして「日本プロレス史上最大の対抗戦」となった新日本プロレスとの全面戦争など、様々な仕掛けで人気を博した。
しかし後述するように、他団体に対して常に挑発的なスタンスを取っていたため、他団体の選手からの批判やそれに伴ってファンが抱くマイナスイメージなども少なくはなく、良くも悪くも多くの話題を提供した団体でもあった。
2002年、PRIDE.23で引退した高田延彦の「出てこいや!」は決してギャグでなく、90年代Uインターを知る者の涙を誘う名シーンだった! - Middle Edge(ミドルエッジ)
2002年11月24日、PRIDE.23のリングで引退した高田延彦。このとき引退試合の相手を務めた田村潔司への試合後のマイク「お前、男だ!」、そして大会ラストの「Uインター、上がってこいや!」はどちらも流行語となり、以降の高田は「出てこいや!」を持ちネタにすることとなります。しかし90年代Uインターを観ていた者にとって、この時の「上がってこいや!」はギャグなどでなく胸が熱くなる、そして涙を誘う名シーンであったことを忘れてはなりません。
「一億円トーナメント」に対する各団体エースの反応
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メジャー5団体のエースに参加を呼びかけた「1億円トーナメント」事件。
1994年、現金1億円と当時の主要5団体のエース(橋本真也、三沢光晴、天龍源一郎、前田日明、船木誠勝)への招待状を用意して記者会見を開き「プロレスリング・ワールドトーナメント」の開催を突如発表。
記者会見を行う当日に金融機関から1億円を借り、記者団の前でうず高く積まれた現金を見せ付け、その日のうちに返済。金利もきちんと支払ったという。
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「破壊王」橋本真也をの足跡を体型を中心に辿ってみた。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
闘魂三銃士の1人だった「破壊王」こと橋本真也。その体型と共にスケールの大きいプロレスとエピソードがファンを魅了したレスラー。そんな「破壊王」橋本真也の足跡を体型を中心に辿ってみます。
【三沢光晴】これぞプロレス!全日本プロレスのトップからプロレスリング・ノアを立ち上げたエルボーの貴公子、最強プロレスラー三沢光晴。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
1990年代にスタンハンセンやジャンボ鶴田と数々の激闘を繰り広げ、全日本プロレス四天王に君臨した三沢光晴。数々の難敵を撃破した魂のエルボー、ヘビー級離れした華麗な跳躍力、どんな技も真正面から受け立ち上がる不屈のスピリット。黙して語らない男の美学に私たちは酔いしれました。後にプロレスリング・ノアを設立してプロレス界の頂点に君臨した三沢。2009年に急逝したものの、彼の栄光が色褪せることはありません。
唯一、前向きというか、テーブルにつく可能性があったのは、リングスだけでした。
他の全日、新日、パンクラスは大人の対応で、やんわり拒否しました。
ちなみに藤原組には呼びかけていませんね・・・(^^
なお、リングスの対応は以下のとおりです。
・リングスが、Uインターやパンクラスなどに対抗戦を持ちかける。
つまり、この1億円トーナメントを巡る一連の騒動の発端は、
リングスが無茶ブリをしたせいです・・・(^^
・Uインターが拒否し、返す刀で、リングスを含め、
当時の主要5団体のエースに1億円トーナメント開催を迫る。
ポスターには前田選手らしきシルエット・・・(^^
・激怒したリングス側(前田選手)がUインターに対抗戦を再度申し込む。
・Uインター側が、宮戸選手の馬の骨発言で団体戦を拒否し、
それどころか安生選手が200%発言で挑発。・・・(^^
・リングス・前田選手が激怒するも、
今度はUインター側が脅迫されたとマジ告発。・・・(^^
リングス側が謝罪して一件落着。
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船木誠勝 船木さんが「明日また生きろ」といってくれたからボクは今日も生きています。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
中学卒業後、新日本プロレス入り。その後、UWF、藤原組を経て、自らの団体「ハイブリッドレスリング パンクラス」を立ち上げた。「秒殺」という言葉が流行り「肉体改造法」はヒットした。ヒクソン・グレーシー戦では落ちても(失神しても)ギブアップしなかった(あきらめなかった)。
【天龍源一郎】「生ける伝説」ジャイアント馬場・アントニオ猪木からピンフォールを奪った唯一の日本人レスラー!プロレス界の風雲児でした!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
プロレスラーの「生ける伝説」。闘志を前面に出した妥協なきファイトは見る者を熱くさせました。全日本プロレス時代のジャンボ鶴田との死闘、天龍同盟は全国に熱いプロレスを届けました。どこにいっても激しいプロレスを体現する、天龍源一郎はまさにプロレス界の風雲児です。
4月3日、私は大阪にいた。プロレス団体「UWFインターナショナル」の興業 である「プロレスリング・ワールドトーナメント’94・1回戦」の試合を見る為である。
実はこの日の観戦は私の当初の予定にはなかった。UWFインターナショ
ナル(以下、Uインターと記す)は今回のトーナメント開催に先立ち、新日本プロレス・橋本真也、全日本プロレス・三沢光晴、WAR・天龍源一郎、リングス・前田日明、パンクラス・船木誠勝の5選手を特別招待選手とし、この5選手が優勝した場合の賞金を1億円として記者会見場に現金1億円を積み上げ、裏工作もなしに一方的に5選手に対する招待状を発送したのだ。
新日本の橋本選手は露骨に反発、Uインターとの絶縁を発表。普段は大人しい全日本の三沢選手でさえ、Uインターに対する非難を行なう始末。WAR・天龍、パンクラス・船木両選手は日程の調整が不可能であることを理由に出場を辞退するとの文書を郵送、しかしリングス・前田選手の行動が若干話をややこしくした。
リングスの前田日明は今年に入ってから、UWFから分裂した団体であるUインター、パンクラス両団体に対して対抗戦を呼びかけていた。しかしパンクラスはUWF分裂のしこりから前田に対し、「パンクラス所属選手の名前を出すな」と絶縁を宣言。Uインターはこの時点まで前田の呼びかけを黙殺していた。
そういう経緯もあり前田はUインターからの招待状に素早く反応、4招待選手の不参加が明らかになった時点で「プロレス界のナンバー1を決めるとするUインターの構想は、今回のトーナメントで実現不可能になった」として、逆にリングスvsUインターの13vs13全面対抗戦を提案。
これは後にトーナメントへのリングス所属8選手の参加を要求、リングスとUインターは対抗戦とトーナメントを材料に、綱引きを始めることとなった。
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前田日明 アキラ現れるところ乱あり - Middle Edge(ミドルエッジ)
前田日明をみているとその強さだけではなくなにか訴えかけてくるもの、メッセージ性を感じてしまう前田日明にはスタイルがあり意志がありそして恐らく今も夢がありそれを追い続けていることだろう
一億円トーナメントなど企画は奇抜でも、根回しを軽視した営業は褒められたものではないし、プロレスに対する素人さも酷い有様で(川田利明に対する評価ときたら!)、ご本人が凋落の一因に言わざる得ない(苦笑)