ルナ5th落下作戦
宇宙世紀0093年。先のグリプス戦役以降消息不明だった、元ジオン公国軍エース・パイロットで、ジオン共和国創始者ジオン・ズム・ダイクンの息子であるシャア・アズナブル(キャスバル・レム・ダイクン)は、幾多の戦いを経ても旧態依然として地球から宇宙移民を統制し続ける地球連邦政府に対し、ネオ・ジオンを率いて反乱の狼煙を上げる。ネオ・ジオンは小惑星5th(フィフス)ルナを地球連邦政府があるチベットのラサに衝突させようとする。かつてのシャアの宿敵アムロ・レイらが所属する連邦軍の外郭部隊ロンド・ベルの奮闘も空しく、5thルナ落下を阻止することはかなわなかった。
ここから物語りは始まっていく。
サイコフレーム
サイコミュの基礎機能を持つコンピューター・チップを、金属粒子レベルで鋳込んだモビルスーツ(MS)用の構造部材。チップ単体では実効的な効果を持たないが、コアとなる高出力のメイン・プロセッサを配置することで、非常に高効率かつ高密度なサイコミュ・システムとして機能する。本来であれば膨大な搭載スペースを必要とするサイコミュであるが、この素材の導入によって装置の大幅な小型化が可能となり、省スペース化にも貢献している。コクピット周辺や機体各所へ分散配置することにより、サイコミュや機体自体のレスポンスを飛躍的に向上させ、ニュータイプ能力をMS操縦という面で最大限発揮できるようになる。
ニュータイプとサイコフレームが共鳴して未知数の力を引き出す可能性があるとされている。また、試料用のサイコフレーム(T字型)を宇宙服の腰に着けていたチェーン・アギは感知能力を一時的に先鋭化せており、リ・ガズィ搭乗時にはバイオセンサーの効果も重なってα・アジールのメガ粒子砲をも防いでいる。そして、サイコフレームが媒体となって遠く離れたアムロが導かれたり、地球圏の多くの人々による意思の共鳴を引き起こしている。アクシズ落下の最終段階には地球圏に生きる人々の多くの思惟とサイコフレームが共鳴し、発生した大規模なサイコ・フィールドが地球へ落下しつつあったアクシズを宇宙へ押し戻すという奇跡的な現象を起こしている。これはアナハイムのスタッフから、「アクシズ・ショック」と呼ばれることになった。
νガンダム
νガンダム(ニューガンダム、ν-GUNDAM)は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器「モビルスーツ」(MS)の一つ。初出は、1988年公開のアニメーション映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』。
作中の軍事勢力の一つ「地球連邦軍」の試作機で、主人公「アムロ・レイ」が自ら設計した専用機。歴代作品に登場するガンダムタイプMSの技術を結集させた高性能機で、設計当初から「ニュータイプ」(超常能力者の一種)用に開発された初のガンダムでもある。白と黒を基調としたカラーリングで、左背にマントのように装備された6基の遠隔操作式ビーム砲台「フィン・ファンネル」を外観上の特徴とする。
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』劇中では「リ・ガズィ」に次いでアムロが搭乗し、ライバルである「ネオ・ジオン軍」総帥「シャア・アズナブル」が搭乗する「サザビー」と死闘を繰り広げる。
偽りの和平交渉
ネオ・ジオンはアデナウアー・パラヤを始めとする地球政府高官と密かに裏取引を行い、スペースコロニー・ロンデニオンにて停戦交渉に合意する。停戦に安堵する地球連邦の思惑と裏腹に、シャアは取引によって得た小惑星アクシズを地球に衝突させるべく再び作戦を開始した。
シャアとアムロ偶然の再会
「なんでここにいるんだ!」(アムロ)
「私はお前と違ってパイロットだけをやっているわけにはいかん!」(シャア)
「俺たちと一緒に戦った男が、なんで地球潰しを!?」(アムロ)
「地球に残っている連中は地球を汚染しているだけの、重力に魂を縛られている人々だ!」(シャア)
「地球は!人間のエゴ全部を飲み込めやしない!」(シャア)
「人間の知恵はそんなもんだって、乗り越えられる!」(アムロ)
「ならば、今すぐ愚民共すべてに叡智をさずけてみせろ!」.
「(そうだ…それができないから…)」(クェス)
「貴様をやってから、そうさせてもらうッ!」(アムロ)
「アムロ!あんたちょっとせこいよ!」(クェス)