ニルヴァーナっていうと誰を思い浮かべますか?
「ニルヴァーナ」というバンド名を聞くと、みなさん何を思い浮かべますか?多くの方が「ああ、カート・コバーンのいたアレでしょ」となると思います。しかし、彼らから遡ること20年前に、イギリスで同名のバンドが活躍していたことをご存知でしょうか?今回はその古い方のニルヴァーナをご紹介したいと思います。なお、この記事では古い方のニルヴァーナを「本家ニルヴァーナ」と記載します。
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ニルヴァーナ(U.K.)とは?
ニルヴァーナ(NIRVANA)は、1960年代のイギリスのプログレッシブ・ロックバンド。1990年代に活躍したアメリカ合衆国の同名のバンドとは別物(後述)。後者の方が知名度を獲得している事からメディアではニルヴァーナU.K.、英ニルヴァーナなどと呼称されることもある。
本家ニルヴァーナは60年代から70年代にかけて活動したバンドであり、wikiではプログレとありますが、サイケ調の楽曲やストリングスを採用した美麗な楽曲も制作しており、ソフトロックの文脈で語られることも多いです。
彼らがリリースしたアルバム(抜粋)
The Story of Simon Simopath(1967年)
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こちらがアルバムの1曲目を飾る「Wings of Love」
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ALL OF US(1968年)
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Nirvana (1968) - Rainbow Chaser
「pentecost hotel」に続きヒットしたのが「Rainbow Chaser」です。当時ビートルズの影響で最高潮を迎えていた「サイケデリック」の波がこちらの曲でも色濃く反映されていますね。
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To Markos III/BLACK FLOWER(1970年)
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Nirvana (UK) - The World Is Cold Without You (1970)
アルバム内では、1曲目の「The World Is Cold Without You」がまず目を引きます。美麗なストリングスを施した傑作であり、ソフトロックの文脈で語られるときは大抵このサードアルバムが取り上げられます。
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Local Anaesthetic(1972年)
「局部麻酔」というインパクトある邦題のつけられた4枚目のアルバム。プログレマニアの中で一番有名なアルバムはこれではないでしょうか。当時流行したイエスの「危機」に代表されるような、10分を超える超大作な楽曲で構成されており、元来のサイケポップ成分も忘れない構成となっています。
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