【日ペンの美子ちゃん】 あなたは“何代目美子ちゃん”世代ですか?
2016年6月26日 更新

【日ペンの美子ちゃん】 あなたは“何代目美子ちゃん”世代ですか?

かつて、少女漫画誌には必ずといっていいほど載っていた「日ペンの美子ちゃん」。その彼女が5代にわたって活躍していたことをご存知ですか?

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日ペンの美子ちゃん

みなさん、「日ペンの美子ちゃん」をご存知でしょうか?

かつて、りぼんやマーガレットなど、色々な雑誌の巻末広告に掲載されていたペン習字の広告漫画「日ペンの美子ちゃん」。
これが「日ペンの美子ちゃん」です。

これが「日ペンの美子ちゃん」です。

「日ペンの美子ちゃん」は日本ペン習字研究会(日ペン)と、同会が実施しているがくぶん総合教育センターのボールペン習字通信講座のイメージキャラクターであり、また彼女を主人公にした広告漫画のタイトル。
「知ってる!!懐かしい~♪」と思った人も多いのではないでしょうか。
そうです、あの【字が上手くなればモテる漫画】です(笑)

実はこの“美子ちゃん”が、5代に渡って活躍していたなんてご存知でしたか?

現在の“美子ちゃん”は5代目

実は“美子ちゃん”は、歌舞伎などの古典芸能と同じ襲名制だったんです。
つまり、市川海老蔵や中村勘九郎と同じ位置づけ。驚きですよね!?

では早速、歴代の“美子ちゃん”をご紹介しましょう♪
【初代】美子ちゃん

【初代】美子ちゃん

執筆は、矢吹れい子先生。
この“初代美子ちゃん”はモテモテ!
昭和47年~59年春頃まで、オシャレでハツラツとした“初代美子ちゃん”が活躍しました。

正直この“初代美子ちゃん”が一番可愛いと思います。
当時の流行の服を可愛く着こなしてましたよね♪
【2代目】美子ちゃん

【2代目】美子ちゃん

執筆は、森里真美先生。
昭和59年のみ登場の“幻の美子ちゃん”とよばれる2代目は、1代目より少し大人っぽいのが特徴でした。
【3代目】美子ちゃん

【3代目】美子ちゃん

執筆は、まつもとみな先生。
昭和59年7月~62年12月まで活躍した3代目は、初代・2代目とはガラッとキャラの雰囲気が変わり、アニメーション風に。
今でいう“萌え系”でしょうか。
一部マニアには大好評でした(笑)
【4代目】美子ちゃん

【4代目】美子ちゃん

執筆は、ひろかずみ先生。
昭和63年~平成11年の間活躍した4代目は、表情豊かでとぼけたところもあり愛嬌たっぷり♪

ちょっとドジをしながらも美しい文字であらゆる問題を解決する、コミカルな主人公が人気を呼びました。
【5代目】美子ちゃん

【5代目】美子ちゃん

執筆は、梅村ひろみ先生です。
元気な“5代目美子ちゃん”は平成18年の登場。
とっても明るくて、おっちょこちょいなところが憎めない新しい美子ちゃんは、パソコン時代の現代だからこそ価値ある美しい文字を武器に、幸せゲットを目指して活躍中です。
ただ、5代目を知ってる人は少ないと思います。
なぜなら、5代目は雑誌広告はなく主にWEBのみで活躍中だからです。

広告漫画としては1999年以降、各誌から撤退し、日ペンのイメージキャラクターとしてはひろかずみの描く“4代目美子ちゃん”が現役をつとめていました。
そして2006年、梅村ひろみ先生の“5代目美子ちゃん”が登場しました。

毎回ほぼ固定のフォーマット

毎回ほぼ固定のフォーマットで、横3×縦3コマの9コママンガ。
(まれに複数コマが連結になる場合もあります)

上段3コマで、何かしら事が起こって解決手段として美子ちゃんが日ペンを提示、中段では美子ちゃんとペットが日ペンの売りを披露し、下段でオチ、というのがおおよその流れです。
(美子ちゃん自身は報われない結末が多い)
漫画は、美子ちゃんやその友人たちの周辺で起こる問題(恋の悩みが多いがその他多岐にわたる)を、美子ちゃんが字が綺麗である特技を生かして解決したり、解決できなかったりする内容。日ペンの特徴を語る決まり文句が必ず盛り込まれて、何かしらの落ちがつく。
初代美子ちゃん

初代美子ちゃん

初代美子ちゃんは、【字が上手くなり】→【ボーイフレンド達に手紙を送りまくり】→【モテモテ】という、字がキレイだとモテるわよ!的論理がまかり通っていました。
5コマ目

5コマ目

9コマ目(最終コマ)

9コマ目(最終コマ)

悪い女ですよね(笑)
その結果・・・

その結果・・・

見てください!この初代美子ちゃんの男性交友関係のスゴさ!!
「こんなにモテるならペン字の1つや2つ習ってみよう!」と思った女子が多数いたとかいなかったとか。
2代目美子ちゃん

2代目美子ちゃん

登場期間が短かった幻の2代目は、初代美子ちゃんを「おねえさま」と慕うシーンが微笑ましいおしとやか系女子でした。
24 件

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  • 通りすがり 2019/8/16 19:59

    2代目美子ちゃんの漫画掲載時期は1977年~1984年だそうです
    https://www.gakubun.net/pc/contents/shop/LP/static_2/news20170512.html

    すかんく 2019/8/15 23:38

    矢吹れい子先生=中山星香先生(妖精国シリーズ等で有名)であることには、触れないのですか?

    すべてのコメントを見る (2)

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