2020年2月23日 更新
「翔んだカップル」は桂木文バージョンが最高!NG集はここから始まったって知ってましたか?
70年代に大ヒットした「翔んだカップル」。ヒロインの山葉圭を薬師丸ひろ子や石川秀美が演じましたが、やっぱり桂木文が最高!桂木文カワイイ!しかも桂木文が出演したテレビ盤「翔んだカップル」はNG集を入れるなど画期的で面白すぎたんです。
漫画_翔んだカップル
「翔んだカップル」は、週刊少年マガジンに1978年3月19日号~1981年3月11日号まで掲載され大ヒットした漫画です。
高校入学のため地方から上京してきた主人公・田代勇介(たしろゆうすけ)が、ひょんなことから同じ高校に入学した山葉圭(やまばけい)と一軒家で共同生活を送ることになるという、一言で言ってしまえばラブコメです。
ラブコメだったのですが、徐々に人間関係がドロドロになりシリアスな物語となっていきます。だいたい作者の柳沢きみおにはこの傾向がありますね。
しかし、まぁ、第3回講談社漫画賞少年部門受賞するほどに人気も評価も高く1980年に映画化されます。
映画_翔んだカップル
鶴見辰吾と薬師丸ひろ子の初主演映画としても知られる映画版「翔んだカップル」は1980年7月26日に東宝系で封切られました。
田代勇介:鶴見辰吾、山葉圭:薬師丸ひろ子の他に中山わたるを尾美としのりが、杉村秋美を務めた石原真理子は本作がデビ;ユー作です。そして織田隼人は西田浩が務めています。
監督は、「セーラー服と機関銃」、「魚影の群れ」、「台風クラブ」などで有名は相米慎二で初の監督作品です。
映画版「翔んだカップル」は、第2回ヨコハマ映画祭で新人監督賞を相米慎二、脚本賞を丸山昇一、そして薬師丸ひろ子は主演女優賞を獲得しています。また、第4回日本アカデミー賞では、話題賞の作品部門で「翔んだカップル」、俳優部門で薬師丸ひろ子が受賞しています。
薬師丸ひろ子はカワイイし、原作のイメージは壊れていません。しかし、映画公開から2ヶ月後に始まったテレビ盤「翔んだカップル」はそれを上回る面白さなんです。
テレビ_翔んだカップル_桂木 文
テレビ盤「翔んだカップル」は、1980年10月3日から1981年4月10日まで全27話、フジテレビ系で放送されました。
映画版で山葉圭役を務めた薬師丸ひろ子は確かにカワイイ。しかし、しかしです。テレビ盤で山葉圭役の桂木文、彼女にはかなわないでしょう。
その可愛さは、「翔んだカップル」の翌年に出たファースト写真集「ひと粒」でも確認できます。
更に写真集は1982年「ひとりぼっちのコンチェルト」、1990年「やすらぎ」、1993年には竹書房から「for you」と全部で4冊出ています。
竹書房というところがマニア心に嬉しいのですが、そうです桂木文、頑張ってヌードにも挑戦しています。
そもそも桂木文のデビューは、1978年のテレビドラマ「ムー一族」です。そして同年に「短篇小説」でレコード・デビューも果たしています。
歌手活動としては「短篇小説」の後、「目覚めの午後」、「19才」と僅かにシングルを3枚しか出していません。好みにもよりますが、ジャケットで選ぶのであれば、「目覚めの午後」でしょうか。
カワイイですよね?!さて、そんなアイドル桂木文をヒロインに持ってきたテレビ盤「翔んだカップル」ですが、思わぬ方向に番組が進んでいき、結果テレビ界に革命を起こすことになります。
テレビ_翔んだカップル_効果
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山葉圭(中央)
田代勇介(左上)
中山わたる(左下)
杉村秋美(右上)
織田 隼人(右下)