ファミコン版登場の翌年、MSXとMSX2に移植されたドラクエⅡ
ファミコンユーザーにとってはあまり馴染みのない話かもしれませんが、前作「ドラゴンクエスト」はファミコン版が登場した同年に、そしてこのドラクエⅡはファミコン版の翌年に、それぞれMSX版とMSX2版に移植されたんです。
「MSX版とMSX2版」というのもややこしいですがMSXとMSX2とではマシン性能に違いがあり、とくにファミコンよりスペックの劣るMSX版で、ファミコンと同じ表現が出来ない部分をアレンジしての移植となっていました。
MSX版では、単色スプライトでないと複数個のキャラクターの横並びが困難で、PCGが横8ドット毎に2色までしか表現できないために、スプライトとPCGを組み合わせてキャラクターを表示している。そのためにキャラクターの背景が黒く表示されるが、MSX1でもファミコン版に近い色使いのキャラクターを実現し、主人公3人の行進が可能になった。PCGが横8ドット毎に2色までしか表示できないために敵の色や背景の模様がのFC版と一部異なる、効果音が鳴っている間はBGMのパートが一部欠けるなどの違いもある。
なお、MSX2版はファミコンとほぼ同等のクオリティーを実現していました。
ちなみに筆者は当時ファミコンとMSX2ユーザー、ドラクエⅡはファミコン版とMSX2移植版をプレイした、ちょっとニッチな層と呼べるかもしれません。
ちなみに筆者は当時ファミコンとMSX2ユーザー、ドラクエⅡはファミコン版とMSX2移植版をプレイした、ちょっとニッチな層と呼べるかもしれません。
MSX2版はFC版に忠実なグラフィックを実現している。戦闘突入時のフェードアウトがFC版と違い、MSX版はパレットが固定なので直接に戦闘画面・MSX2版はパレットを暗くしていく(フェードイン・フェードアウト)方式となる。
次に紹介する「あぶないみずぎ」のあぶない演出、実はコレMSX版のみで実装されました。
MSX2版にはなかったという、なんともニッチな現象だったのです。。。
MSX2版にはなかったという、なんともニッチな現象だったのです。。。
MSX版ドラクエⅡ「あぶないみずぎ」のあぶない演出
それがこの「ハイレグの水着」演出だ~!
via i.ytimg.com
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なお、この演出で登場する画像はドラクエシリーズのデザインを手掛けた鳥山明さんのデザインとは別物です。
Youtube動画もありました。
再生回数が200万回を超えてます、けっこう有名だったんですね。
Youtube動画もありました。
再生回数が200万回を超えてます、けっこう有名だったんですね。
ドラクエ2 あぶないみずぎ
via www.youtube.com
で、ちなみにこちらがMSX2版のドラクエⅡ。
このあぶない演出がMSX版だけであったことが確認出来るかと思います。
このあぶない演出がMSX版だけであったことが確認出来るかと思います。
ドラクエ2 あぶないみずぎその3
via www.youtube.com
ドラクエで知られるエニックス、でもドラクエ以前は様々なジャンルのゲームに挑戦
実は元々MSXも含めたパソコン向けに、多くのゲームを手掛けていたエニックス。
ファミコン参入時の「ドアドア」や「ポートピア連続殺人事件」もRPGではありませんが、パソコンゲームではアダルトも含めた様々なジャンルに挑戦していました。
ファミコン参入時の「ドアドア」や「ポートピア連続殺人事件」もRPGではありませんが、パソコンゲームではアダルトも含めた様々なジャンルに挑戦していました。
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