古谷一行の金田一耕助シリーズ 『横溝正史シリーズI』(1977年の連続テレビドラマ)
第1作 「犬神家の一族」
第2作 「本陣殺人事件」
第3作 「三つ首塔」
第4作 「悪魔が来りて笛を吹く」
第5作 「獄門島」
第6作 「悪魔の手毬唄」
横溝正史シリーズI 第1作 「犬神家の一族」(1977年4月2日から4月30日・全5回)
犬神家の連続殺人の幕が開く
[怖い画像多数あり]石坂浩二の金田一耕助シリーズ[犬神家の一族(1976年)][悪魔の手毬唄(1977年)][獄門島(1977年)]のまとめ - Middle Edge(ミドルエッジ)
横溝正史シリーズI 第2作 「本陣殺人事件」(1977年5月7日から5月21日・全3回)
横溝正史シリーズI 第2作 「本陣殺人事件」
毎日放送、映像京都製作。
テレビドラマ版において金田一耕助を最も多く演じている古谷一行が初めて金田一役を演じたのが本作であり、初放映時の最高視聴率は40パーセントを超えた。
昭和2×年2月、那須湖畔の本宅で信州財界の大物・犬神佐兵衛(いぬがみさへえ)が莫大な遺産を残して他界したが、遺産の配当や事業相続者を記した遺言状は、長女松子の一人息子佐清(すけきよ)が戦地から復員してから発表されることになっており、一族は佐清の帰りを待つところとなっていた。
佐兵衛は生涯に渡って正妻を持たず、それぞれ母親の違う娘が3人、皆婿養子をとり、さらにそれぞれに息子が1人ずついたが、お互いが反目し合っていた。
同年10月、金田一耕助は犬神家の本宅のある那須湖畔を訪れた。犬神家の顧問弁護士を務める古館恭三の法律事務所に勤務する若林豊一郎から、「近頃、犬神家に容易ならざる事態が起こりそうなので調査して欲しい」との手紙を受け取ったためであった。どうやら若林は佐兵衛の遺言状を盗み見てしまったらしいが、耕助と会う直前に何者かによって毒殺されてしまう。
そんな中、戦地で顔に怪我を負ったためゴムマスクを被った姿で佐清が帰ってきた。佐兵衛の遺言状は古館弁護士によって耕助の立ち会いのもと公開されることになるが、その内容は
「全相続権を示す犬神家の家宝“斧(よき)・琴(こと)・菊(きく)”の三つを、野々宮珠世(佐兵衛の終世の恩人たる野々宮大弐の唯一の血縁、大弐の孫娘)に与えるが、珠世は佐清、佐武、佐智の佐兵衛の3人の孫息子の中から、配偶者を選ぶものとする」
というものであった。
3姉妹の仲はいよいよ険悪となり、珠世の愛を勝ち得んとしての争いが始まる一方、佐清は偽者の嫌疑をかけられ、手形(指紋)確認を迫られることとなる。そんな中、佐武が生首を「菊」人形として飾られて惨殺され、犬神家の連続殺人の幕が開く。
(出典:Wikipedia「犬神家の一族」)