大槻教授こと大槻義彦!火の玉=プラズマを実証!
宮城県角田市出身。
テレビタレント。身長169cm。
【略歴】
宮城県角田高等学校卒業。
東京教育大学(現筑波大学)理学部物理学科卒業。
東京大学大学院数物系研究科修士課程修了。
早稲田大学理工学部教授
ミュンヘン大学客員教授
名古屋大学プラズマ研究所客員教授
高エネルギー物理学研究所客員教授
元日本物理学会理事
元Japan Skeptics副会長
『パリティ』(丸善が発行する物理学雑誌)編集長
1990年に電磁波プラズマで火の玉を作ることに成功。これは世界初のことであった。
それまで狐火(きつねび)などと呼ばれ心霊的現象の一つとされてきた火の玉を科学現象として証明した。
この実験は大槻義彦(以下、大槻教授)の代名詞的な扱われ方をしている。
そもそも狐火(きつねび)ってどんなの?
ヒトボス、火点し(ひともし)、燐火(りんか)、鬼火(おにび)とも呼ばれる。
郷土研究家・更科公護がまとめた狐火の特徴によれば、火の気のないところに、提灯または松明のような怪火が一列になって現れ、ついたり消えたり、一度消えた火が別の場所に現れたりするもので、正体を突き止めに行っても必ず途中で消えてしまうという。
また、現れる時期は春から秋にかけてで、特に蒸し暑い夏、どんよりとして天気の変わり目に現れやすいという。
十個から数百個も行列をなして現れ、その数も次第に増えたかと思えば突然消え、また数が増えたりもするともいい、長野県では提灯のような火が一度にたくさん並んで点滅するという。
火のなす行列の長さは一里(約4キロメートルあるいは約500~600メートル)にもわたるという。
火の色は赤またはオレンジ色が多いとも、青みを帯びた火だともいう。
超自然現象など非科学に対して徹底的に批判した大槻教授!
超常現象を科学で解明しようとするテレビ番組への出演も多かった。
反オカルト、月の石捏造説など、彼の専門外の話題発言が多い。
その後、空飛ぶ円盤、ポルターガイスト、人体自然発火現象、キャトルミューティレーションなど様々な超常現象をプラズマで説明するようになった。
しかし、当時超常現象として話題になっていたミステリーサークル対しても、プラズマによるものだと唱えていたが、1990年代になってイギリスのミステリーサークルが人間のいたずらだと判明して以降は、かつてのような「何でもプラズマ」な傾向は少なくなっていく。
日本でも1990年に福岡県粕屋郡の稲田で発生したミステリーサークルは大槻が現地調査をして「自然現象であるプラズマによって出来た本物」と太鼓判を押したが、翌年に別件の窃盗で検挙された地元の高校生集団が「自分たちが踏み固めて作った」と自白し、いたずらだったことが判明している。
アメリカのアポロ宇宙船にも物申した大槻教授!
上記の発言のように、発言や著作では科学界の通説とは違う独自の説を唱えて、オカルト肯定派からだけではなく懐疑主義者から批判や疑問を受けることも多い。
しかし、そうして主張を一貫して曲げない点もまた彼らしく、その姿勢に対して熱烈なファンも多い。
アポロ月着陸捏造説については「自分はアポロ宇宙船の月着陸が捏造だと認めたわけではない」としているが、捏造は否定しておらず、「ノーコメント」を強調している。
有人宇宙飛行について、投下した費用の割に目立った研究成果が無い、宇宙滞在の実績の意義が見出せないことから、『ブードゥー科学(英語版)』と否定的である。