今田耕司が『KOJI1200』として1995年に発表した歌「ナウロマンティック」
2017年3月29日 更新

今田耕司が『KOJI1200』として1995年に発表した歌「ナウロマンティック」

今田耕司がTOWA TEI(テイ・トウワ)プロデュースの音楽プロジェクト“KOJI1200”で1995年に発表した意外な名曲「ナウ・ロマンティック」。最近では藤井隆、レイザーラモンRG、椿鬼奴のユニット『Like a Record round! round! round!』がカバーしている

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KOJI1200(コージ・トゥエルブ・ハンドレッド)

先輩芸人であるダウンタウン浜田雅功が小室哲哉と組んだユニット「H Jungle with t」が1995年3月に発売した「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」に触発され、テイ・トウワのプロデュースで音楽プロジェクト“KOJI1200”を結成。
読み方は「コージ・トゥエルブ・ハンドレッド」。
1995年12月6日にデビュー曲として『ナウロマンティック』を発売した。

KOJI1200-Now Romantic - YouTube

オリコン最高位は30位。
だが登場回数は9回でロングヒットの傾向を示した。
普段は声が高い今田耕司だが、この曲ではあえて低い声で歌っている。
テイ・トウワから先にもらった曲が低かったので、それに合わせてそのまま歌ったと語っている。

歌詞「イマダはナウロマンティック~」のフレーズが頭から離れない…

作詞は今田耕司が自身で手掛け、サビの中に「いまだは」と自分の名前を含めている。
Let's Now Romantic
Let's Get Now Romantic
いまだは Now Romantic

で、ナウロマンティックって何なの?

ナウロマンティックとは「ニューロマンティック」を指す。
「ニューロマンティック」は1970年代後半のロンドンで、ニュー・ウェイヴシーンから派生した音楽ジャンルのひとつ。

ルーツとしては、デヴィッド・ボウイやロキシー・ミュージック系等のグラム・ロックの流れからのダンディズムが構築されていったとされる。

巧みなビジュアル戦略により、1980年代前半のアメリカで第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンと呼ばれる一大ブームを巻き起こした。

中世ヨーロッパ的な衣装を身につけたり、派手な化粧をするファッションも特徴の一つ。

当時のインタビューで今田耕司は、デュラン・デュランなどのニューロマンティック、ニューウェーブへの造詣が深いことを示している。
その知識を買われ、お笑い芸人にもかかわらず音楽番組『TK MUSIC CLAMP』にゲスト出演、小室哲哉と対談した。

プロデューサーは、テイ・トウワ

テイ・トウワ(TOWA TEI、漢字表記;鄭東和)

テイ・トウワ(TOWA TEI、漢字表記;鄭東和)

1990年、"ディー・ライト"のメンバーとして米エレクトラよりデビュー、いきなり全米4位の大ヒットを記録、各国でゴールド・ディスクを獲得。1994年、『Future Listening!』でソロ・デビュー。楽曲プロデュース、映画音楽制作、CM楽曲制作などのほか、コラボレーション・アイテムのブランディングなど活動は多岐に渡る。テイトウワは1995年当時吉本興業に所属していたため「KOJI1200」プロジェクトが成立した。

今田耕司がライブで歌う「ナウロマンティック」

KOJI 1200 HEY LIVE - YouTube

テイ・トウワもDJとして参加している。

KinKi Kidsと共演で「ナウロマンティック」

KOJI 1200 きれいな恋がしたい - YouTube

1997年にはKOJI12000としてデュエット曲を発表

【1997年】KOJI 12000 DUET!(HEY!HEY!HEY!)

1997年、吉本興業所属のタレント原万紀子とユニット「KOJI12000」を結成。
読み方はコージ・トゥエルブ・サウザンド。
デュエットだから、ゼロを一つ増やしたという。

2014年、藤井隆&椿鬼奴&レイザーラモンRGが「ナウロマンティック」をカバー

お笑いタレントの藤井隆が2014年9月18日、新音楽レーベル『SLENDERIE RECORD』を設立。
同レーベルの第1弾として、過去にKOJI1200名義で先輩芸人・今田耕司が歌った「ナウ・ロマンティック」を藤井、レイザーラモンRG、椿鬼奴とのユニット・『Like a Record round! round! round!』でカバーし聴き放題音楽サービス「KKBOX」で配信開始した。

【MV】Like a Record round! round! round!「ナウ・ロマンティック」 - YouTube

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