キャッチでそこそこ話題になったCMを並べてみようかな(食べ物編)
2017年10月31日 更新

キャッチでそこそこ話題になったCMを並べてみようかな(食べ物編)

話題になるからにはキャッチコピーがけっこう秀逸だったりするんです。キャッチ大事。ということでいいキャッチのある「記憶に残る」食べ物のCMを思いつくまま並べてみました。

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キャッチが頭にのこる、言葉のちからで、メロディを借りて

記憶に残るCMってどんなものだと思いますか?
インパクトのある商品はもちろん、
すてきな動画のものもあるでしょう。

でもちからのある言葉でのキャッチイメージは、いつまでも残る
そんな気がします。

今回は食べ物のCMで、特に記憶に残るものを並べてみました。

私つくるひと、僕食べるひと

しょっぱなは、そのキャッチが物議をかもしたCMです。
このCMの中のセリフが、女性団体から『料理を作るのが女性だと決めつけている』と抗議を受け
放送中止に追い込まれました。

Watashi tsukuru hito 1975

シャンメンという商品名は記憶に残ってないよ(汗
でもよく見ると、女性はにこやかに「作ってあげよう」と言っているし
それを受けて作ってもらった男性もうれしそうにしてますよね。
愛情たっぷり系の家族のようですが。
製作した広告代理店では、まず子供にラーメンがどのように受けとめられているかを調査したという。すると、小学校高学年の女の子からは、「ラーメンを家族につくってあげている」という回答が結構あった。そこでこのCMを企画。狙いは「つくる人に愛情がプラスされると、ラーメンがよりおいしくなる」というものだった。
しかしこのCMの影響で「クラスの男子が給食当番をやらなくなった」という声から抗議が上がり、ハウス食品は1ヶ月でこのCMの放映を中止します。

世間的には「それほどのことじゃ」という反応がほとんどだったと思いますが
これをきっかけに「性差」という意識が、日本の人たちに入り込んできたのは、確かな気がします。
それまでは気がつきもしなかった概念だったわけですね。

石立鉄男が「自分でバンバンしなさい」と言う「焼きそばバンバン」のCMは
この「私作るひと」への揶揄だと噂されたりもしましたが
自分でバンバンのCMは1974年、シャンメンは75年ですから
そういう意味ではなかったと思います。

おせちもいいけどカレーもね

ハウス食品続きます。
でも重い話はもうないよ~。

おせちも良いけどカレーもね 1976年キャンディーズ

カレーの絵はめっちゃうまそうです。
ククレカレーは1971年発売のレトルトカレー。
でもレトルトは、1969年のボンカレーにかなりシェアを取られていて
ククレカレーは苦戦してたんです。
和田アキ子のCMで知名度を上げたのち、
年末年始の「買い置き需要」をねらったキャンディーズのCMが受けて
ククレカレーは不動の商品になりました。
正月、いいかげんおせちに飽きてきたころにカレーを食う、というのも
ほぼ、定着したかと(笑

あ、ククレ、っていうネーミングは「クックレス(調理要らず)」が語源らしいですよ。

にら

いやその、「にら」はキャッチじゃないんです。すみません。

プチダノンは、1980年代中ごろに発売されたヨーグルトです。
小さいパックで、幼児や子ども向けに開発されたものなので、CMも当然子どもが登場します。

1984年CM プチダノン にら編 監督:市川準

え? にら? え?
っていう台本にない行動とリアルなアクションがツボで。
たぶん撮ったのをそのまんま流したのかな~と。
この後につくられたCMも
台本はあったのかもしれませんが、内容はいろいろとシュールでした。
保母が園児に粘土を見て「これなあに?」と聞くと園児が「肉」と答える。
望遠鏡で何かを見ている子供に母親が何を見ているか聞くと、「人間」と答える。
子供(男児)が医師に「脱いでみようか」と言われ、上着だけでなく全裸になる。
銭湯の脱衣場で女児が胸の大きな女性に、「子供の頃、どんな栄養とってました?」と質問する。
最後の、銭湯の脱衣場編は
現代で放映したら児童ポルノだと訴えられそうなシロモノです。
なのでここには貼りませんm(__)m

シアワセ~ってなんだ~っけなんだ~っけ

さんまちゃんが「オレたちひょうきん族」で
アミダババアとか知っとるケとかやって
「ヘンな格好するお笑いのひと」というイメージが定着した後
「男女7人夏物語」で、「えっ、こいつカッコいいじゃん」と
いきなり高感度が1位になった頃のCMですね。
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