ただし、ハード上の制限から4人プレイが不可能なこともあってか、タイトルは「ダブルターゲット」に変更されています。(ただし海外版は『QUARTET』のタイトルで販売)
ゲーム内容も、全6ステージでエンディングがある、残機制の導入、スコアによるパワーアップ制など、かなり変更されています。
ダブルターゲット シンシアの眠り(SEGA MARKⅢ) クリア動画 - YouTube
説明書か何かに、「『カルテット』の興奮をご家庭でも!」といった煽り文句があり、それで『カルテット』というゲームを意識していました。
ショッピングセンター内のゲームセンターで『カルテット』を発見したときは興奮したものです。
そして、オリジナルのBGM「カルテットのテーマ」を初めて聴いた瞬間は、今でも忘れられないです…
BGMの評価
作曲者は「ファンキーK.H.」こと、林克洋氏。
「カルテット」の他、「スーパーハングオン」「ギャラクシーフォース」「SDI」「サンダー
ブレード」などを手がけています。
(余談ですが、「ファンタジーゾーン」「スペースハリアー」「アウトラン」「アフターバーナー」等のBGMは、Hiro師匠こと川口博史氏が担当しています。)
Quartet Theme(Round 1~2): タイトル通りカルテットのテーマ曲で、アニメのオープニングソングのような王道的な曲。疑似リバーブを使用した美しいメロディラインで特に人気が高い。かつて月刊Beepで、この曲の歌詞が公募された。ちなみにイントロのコーラスは7重和音。
2010年以降、初音ミクによる楽曲「多重未来のカルテット-Quartet Theme-」が誕生し、同キャラクターを用いた音楽ゲーム「初音ミク-Project DIVA-」に収録。また、タイトーの「GROOVE COASTER」とのコラボレーション楽曲としてZUNTATAによるアレンジ版が「GROOVE COASTER」「maimai」に同時収録された。
Sega Quartet Soundtrack - YouTube
明日への風|カルテット編 ギタースコア/TAB譜(タブ譜)
最後に
ただ、そんなマイナーな『カルテット』に、30年近い時を経てこんな展開があるとは!ということで、元ネタを知る者の義務(!?)として執筆しました。
これがミドルエッジ世代と、若い人の架け橋となれば幸いです…
オリジナル「カルテット」を知ってしまった今では正直「しょぼい!」と感じてしまいますが、アーケードと家庭用ゲーム機の性能差が歴然としていた当時、マークⅢの音源では頑張ったほうなんだと思います。