編集部
そんなバブル時代から今までずっとブランクも無く活動されている中で、一番変わったなと思うのはどんなことですか。
カセットやレコード、CDとかモノで音楽を聴くのが当たり前だったのに、配信で音楽を聴くような時代になったというのは予想はしていたけれど「ホントにそういう時代が来たんだなぁ」という驚きがあります。
ただ、音楽って世代世代ごとのものだと思うので、私達の世代や私を応援してくれているファンの方々の世代って、やっぱりCDがきちんとあって、それを買ってというのがあるんですよね。
私自身もそうなんですよ、いまだに。
ダウンロードも利用しますけど、好きなアーティストさんの音楽はCDとして欲しいなと思います。
若い子に追いつかなきゃという思いもあるんですけど、私を応援してくれている方々は私と一緒に時を歩んで来ている方々なので自分のジェネレーション感覚を大事にしています。
編集部
90年代初頭には、美しくて歌が上手くて曲も書けるそんなスーパーガールたちとして、GirlPOPブームが盛り上がっていきましたが、それまでのアイドルブームとは違った流れでしたね。
そうなんですよ。
歌番組が減っていって、デビューされるアイドルさんも減っていったんですよね。
そうした流れの中で、自ら曲を書いて歌う女性アーティストは注目されやすかったのかもしれません。
編集部
昌己さんと同じくGiRLPOPアーティストと言われていた方々の中で、仲が良かった方はいらっしゃいますか?
90年代にGiRLPOPアーティストが集まるライブイベントがあって、私は最多出場なんです。
イベントでは楽屋も一緒なので色んな方と仲良くなれました。
同い年だと、いまはフラメンコの先生をやっている石岡美紀さんと一緒にハワイ旅行へ行ったり、森永製菓のCMで「も・り・な・が」と歌っている峠恵子さんとはロンドンに一緒にいったりしましたね。
編集部
シンガーソングライター同士ですから、旅行に行っても曲作りや歌の話題が多かったんですか?
全然でしたね(笑)。
ただの普通の女の子として恋愛の話とかが多くて、仕事の話は少なかったです。
編集部
それは意外でした…。同年代のシンガーソングライターとしてライバル意識とかはありましたか?
誰かに対してというのはないですが、みんなに負けたくないという気持ちは必要だと思いますし、あったと思います。
普段仲が良くても音楽になったら、どこかで意識していたと気がしますね。
編集部
当時GirlPOPブームを支えていた皆さんがもう一度、集まって歌うようなイベントを期待しているファンの方も多くいらっしゃいますが、もし機会があったら出てみたいという思いはありますか?
メチャメチャ出たいです!!
久宝留理子さんや、鈴木結女さんとか最近、子育てが一段落ついて復活した友達がいて、一緒にやりたいねという話は出るんです。
でも2人とか3人ではなく、大勢だと仕切る人がいないし…。
そんな話をしていたら音楽ライターの長井英治さんが「やりますよ」って言って下さって♪
せっかく、こういう出会い(ラジオ公開収録)がありましたし、気持ちのある方にやって頂くのが嬉しいので期待してます。
男性アーティストの方は「やろうぜ」「OK」ってノリで集まって気軽にイベントをやっているんですけど、女性って難しいんですよ色々と。
はっきり意見を言えなかったりして…。
二の足を踏んでしまうところがあるんですよね。
編集部
大変だと思いますが、実現できたら最高ですね!
是非やりたいですね~。
私たちの世代って皆さんパフォーマンスがカッコよかったり、歌も上手なんですよ。
だから、そういう機会があればクオリティの高いイベントをできると思います。
期待して下さる声が多ければ実現できるかもかもしれないので、宜しくお願いします。
編集部
今日のイベントで昌己さんが作る料理の話題が出ましたが、おススメのレシピを一つ教えて下さい。
では、サバ缶を使ったアクアパッツァを。
サバ缶の中身・プチトマト・玉ねぎ・キノコ類・にんにく・オリーブオイルを鍋に入れてふたをして10分間煮込むだけです。
あとは放っておくだけで凄く美味しく仕上がります。
ワインにも合いますよ。
料理が苦手な男性でも簡単に作れるので是非、真似して下さい。
編集部
ファンの方には有名なメールマガジンについて教えて下さい。
事務所の社長さんがいつもぶっちゃけた内容を書かれていますが、昌己さんはチェックされているんですか?
面白おかしく色んなエピソードが書いてあるらしいのですが、「もういいや…」って気持ちで全然チェックしてません(笑)。
読んで下さっている方が楽しんでくれれば大丈夫です。
パーカッションの綾ちゃんは「いつも私の悪口書いて!」って怒ってますけど(笑)。
編集部
来年デビュー30周年の大きな節目になりますが、なにか特別なことをやる予定はありますか?
簡単なのに本格的で奥深い味わいを堪能できます♪
いろどりにネギやパセリをのせたり、辛いのがお好きな方は唐辛子や豆板醤を入れるなど、自分好みのアレンジもお試し下さい。