ブリティッシュ・ロックのライブの名盤は、1976年に集中してリリースされているんです!
2017年5月19日 更新

ブリティッシュ・ロックのライブの名盤は、1976年に集中してリリースされているんです!

ビデオやDVD、インターネットが普及したことでライブ・アルバムの価値が下がったように思われているようですが、いえいえライブ・アルバムはやっぱりいいものです。特に70年代のライブ・アルバムは今聴いても心が躍るものばかりです。ブリティッシュ・ロックに関しては、1976年はライブ・アルバムの当たり年です。1976年にリリースされた名盤の数々をご紹介します!

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ヒア・アンド・ゼア~ライヴ・イン・ロンドン&N.Y.

ヒア・アンド・ゼア~ライヴ・イン・ロンドン&N.Y.

アナログA面
1.スカイライン・ピジョン
2.人生の壁
3.ホンキー・キャット
4.愛の歌
5.クロコダイル・ロック

アナログB面
1.葬送〜血まみれの恋はおしまい
2.ロケット・マン
3.ベニーとジェッツ(やつらの演奏は最高)
4.パイロットにつれていって
エルトンは、レノンの「真夜中を突っ走れ」のレコーディングに参加。このシングルが一位になった際はライヴに来て欲しいと頼んでおり、実際一位となったため実現した競演である。

Elton John - Rocket Man (1976) Live at Earl's Court, London

エルトン・ジョン&ジョン・レノン

エルトン・ジョン&ジョン・レノン

マディソン・スクエア・ガーデンでのライヴより

Stupidity

1976年には世界的にみると大きなヒットにはならなかったものの、ブリティッシュ・ロックを語る際には外すことのできない、熱い魂のこもったライブ・アルバムがリリースされています。世界的なヒットにはならなかったとはいえ、全英1位を獲得したドクター・フィールグッドの「殺人病棟」です。
問答無用、文句なしにジャケットが最高ですね!

パブロックの代表として語られることの多いドクター・フィールグッド。彼らはアリーナを主にしてライブを行うポール・マッカートニーやレッド・ツェッペリン、エルトン・ジョンといったビッグ・ネームとは異なり、ライブは小さなホールやパブで少人数を相手に行っていました。外見も当時主流だった長髪をステージで邪魔だからという理由で短くし、労働者階級まる出しの歌詞をシンプルな曲に乗せ、荒々しく演奏していました。

こうしたドクター・フィールグッドの音楽は次の世代への橋渡しとなりました。パンクの出現はもうそこまで来ていたのです。
殺人病棟

殺人病棟

1.アイム・トーキング・アバウト・ユー
2.トゥエンティー・ヤーズ・ビハインド
3.ステューピディティー
4.オール・スルー・ザ・シティー
5.アイム・ア・マン
6.ウォーキング・ザ・ドッグ
7.シー・ダズ・イット・ライト
8.ゴーイング・バック・ホーム
9.アイ・ドント・マインド
10.バック・イン・ザ・ナイト
11.アイム・ア・ホッグ・フォー・ユー・ベイビー
12.チェッキング・アップ・オン・マイ・ベイビー
13.ログゼット
76年発表の3rd。75年のシェフフィールド・シティ・ホール、サウスエンド・カーサルからの公演から収録したライヴ盤で、ウィルコ在籍時、かつ全英1位に輝いた初期の名盤の一つである。チャック・ベリーで始まってチャック・ベリーで締められるある意味で筋金入りの内容で、オリジナルをもちろん含めつつ一気に駆け抜けるライヴ盤である。

Dr Feelgood - She does it right ( live in a pub, rare, great atmosphere )

1976年には他にもロキシー・ミュージックの「ビバ!ロキシー・ミュージック」やステイタス・クォーの「烈火のハード・ブギー!」などがありますし、1976年前後となるとローリング・ストーンズの「ラブ・ユー・ライブ」やキング・クリムゾンの「USA」などなど素晴らしいライブ・アルバムがたくさんリリースされています。

やっぱりこの頃のライブ・アルバムを聴くと「熱狂」を共有できていいんですよね!
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