The Psychedelic Furs
1980年にデビューしたイギリスのバンド「ザ・サイケデリック・ファーズ」のことを今でも憶えているヒトは少ないように思います。いえ、当時でさえ知っていたのはごく一部のロック・ファンだけでした。しかし、ザ・サイケデリック・ファーズの楽曲をタイトルにした映画「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」は当時青春を謳歌していたヒトであればご記憶があるかもしれませんね。
映画と合わせてそんなザ・サイケデリック・ファーズをご紹介したいと思います。
ザ・サイケデリック・ファーズは、ポストパンクとしてデビューした当時は6人組のバンドです。多いですね。今も昔も6人組のバンドというのはあまりいませんが、メンバーが多い理由としては、サックス奏者がいるためです。
サックス奏者がいる6人組といえば思いつくのが、同じくイギリスのバンドのロキシー・ミュージックですね。その後、メンバーが抜けていき3人なってしまうところも同じです。
甘美的な曲やボーカルスタイルにボーカリストがカリスマ性を持っているということなどロキシー・ミュージックとの類似性が見受けられます。更に、名前が示すように1960年代のサイケデリック、中でもヴェルヴェットアンダーグラウンドに影響を受けているようです。
映画と合わせてそんなザ・サイケデリック・ファーズをご紹介したいと思います。
ザ・サイケデリック・ファーズは、ポストパンクとしてデビューした当時は6人組のバンドです。多いですね。今も昔も6人組のバンドというのはあまりいませんが、メンバーが多い理由としては、サックス奏者がいるためです。
サックス奏者がいる6人組といえば思いつくのが、同じくイギリスのバンドのロキシー・ミュージックですね。その後、メンバーが抜けていき3人なってしまうところも同じです。
甘美的な曲やボーカルスタイルにボーカリストがカリスマ性を持っているということなどロキシー・ミュージックとの類似性が見受けられます。更に、名前が示すように1960年代のサイケデリック、中でもヴェルヴェットアンダーグラウンドに影響を受けているようです。
via blog.goo.ne.jp
ザ・サイケデリック・ファーズは、ボーカルのリチャード・バトラーとベースのティム・バトラーの兄弟を中心に構成されています。特にリチャード・バトラーの存在が大きく音楽的にもビジュアル的にもカリスマ性を発揮しています。当時はワイズ(Y's・ヨウジヤマモト)の服を着ていると話題になりました。
さて、そんなオシャレな一面のあるザ・サイケデリック・ファーズですが、アルバム・ジャケットを見ると分かるようにやはりサイケデリックのムードが濃厚に漂っています。
さて、そんなオシャレな一面のあるザ・サイケデリック・ファーズですが、アルバム・ジャケットを見ると分かるようにやはりサイケデリックのムードが濃厚に漂っています。
サイケデリック・ファーズ
収録曲
1. インディア
2. シスター・ヨーロッパ
3. イミテイション・オブ・クライスト
4. フォール
5. パルス
6. ウィ・ラヴ・ユー
7. ウェディング・ソング
8. ブラックス / レイディオ
9. フラワーズ
1. インディア
2. シスター・ヨーロッパ
3. イミテイション・オブ・クライスト
4. フォール
5. パルス
6. ウィ・ラヴ・ユー
7. ウェディング・ソング
8. ブラックス / レイディオ
9. フラワーズ
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少ないコードの繰り返しの上に、インプロビゼーションの演奏が載せられていくスタイルを身上とした。他グループにはあまり見られないサックスが印象的。
1980年にリリースされたファースト・アルバムです。ジャケットの雰囲気が最高ですね。色違いのジャケットもありマニア心をくすぐります。
Talk Talk Talk
Talk Talk Talk
収録曲
1. Dumb Waiters
2. Pretty In Pink
3. I Wanna Sleep With You
4. No Tears
5. Mr. Jones
6. Into You Like A Train
7. It Goes Down
8. So Run Down
9. All Of This And Nothing
10. She Is Mine
1. Dumb Waiters
2. Pretty In Pink
3. I Wanna Sleep With You
4. No Tears
5. Mr. Jones
6. Into You Like A Train
7. It Goes Down
8. So Run Down
9. All Of This And Nothing
10. She Is Mine
via www.allmusic.com
1981年にリリースされたセカンド・アルバム「Talk Talk Talk」は、前作に引き続きスティーブ・リリーホワイトがプロデュースしています。アルバム・ジャケットはヴェルヴェットアンダーグラウンドというよりも、ヴェルヴェットアンダーグラウンドをプロデュースしたことでも知られるアンディ・ウォーホルの作品を思わせるデザインです。
それはともかく、このアルバムには「プリティ・イン・ピンク」が収録されています。ファンの間では評判の良いアルバムですが、一般的には映画「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」は1986年の公開ですから、この時点ではまだ知る人ぞ知る曲といったところです。
この後、1982年に「Forever Now」、1984年に「Mirror Moves」と順調にアルバムをリリースしていきます。特に「Mirror Moves」に収録されている「Heaven」はシングルとしてもヒットしサイケデリック・ファーズの人気は一般にも浸透していきます。
それはともかく、このアルバムには「プリティ・イン・ピンク」が収録されています。ファンの間では評判の良いアルバムですが、一般的には映画「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」は1986年の公開ですから、この時点ではまだ知る人ぞ知る曲といったところです。
この後、1982年に「Forever Now」、1984年に「Mirror Moves」と順調にアルバムをリリースしていきます。特に「Mirror Moves」に収録されている「Heaven」はシングルとしてもヒットしサイケデリック・ファーズの人気は一般にも浸透していきます。
PSYCHEDELIC FURS-HEAVEN
via www.youtube.com
そして、1986年に映画「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」は公開されます。
Pretty in Pink
「プリティ・イン・ピンク~恋人たちの街角」オリジナル・サウンドトラック
収録曲
1. イフ・ユー・リーヴ(O.M.D.)
2. レフト・オブ・センター(スザンヌ・ヴェガ・フィーチャリング・ジョー・ジャクソン)
3. ゲット・トゥ・ノウ・ヤ(ジェシー・ジョンソン)
4. ドゥ・ウォット・ユー・ドゥ(イン・エクセス)
5. プリティ・イン・ピンク(サイケデリック・ファーズ)
6. シェル・ショック(ニュー・オーダー)
7. ラウンド・ラウンド(ベルイー・サム)
8. 恋はせつなく(ダニー・ハットン)
9. ダンシング・ホーシズ(エコー&ザ・バニーメン)
10. プリーズ・プリーズ・プリーズ(ザ・スミス)
1. イフ・ユー・リーヴ(O.M.D.)
2. レフト・オブ・センター(スザンヌ・ヴェガ・フィーチャリング・ジョー・ジャクソン)
3. ゲット・トゥ・ノウ・ヤ(ジェシー・ジョンソン)
4. ドゥ・ウォット・ユー・ドゥ(イン・エクセス)
5. プリティ・イン・ピンク(サイケデリック・ファーズ)
6. シェル・ショック(ニュー・オーダー)
7. ラウンド・ラウンド(ベルイー・サム)
8. 恋はせつなく(ダニー・ハットン)
9. ダンシング・ホーシズ(エコー&ザ・バニーメン)
10. プリーズ・プリーズ・プリーズ(ザ・スミス)
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エコー&ザバニーメンにスミス、ニューオーダーにサイケデリックファーズとあの時代のかっこいいバンドが勢ぞろい。映画もあの時代の人には最高の映画。なんかとってもいい時代だったなあ。
監督はハワード・ドゥイッチ、製作・脚本、ジョン・ヒューズ、主演モリー・リングウォルドで贈る1986年公開のアメリカ映画「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」です。
内容は、ラブストーリーというか、学園を舞台にした青春映画で、分かりやすく、スカっとする後味の良い映画です。この映画は評論家からの受けもよく、商業面でも成功しました。
サウンドトラック・アルバムの評判もよく、2012年にアメリカの音楽サイトが発表した「映画サウンドトラックベスト15」に選ばれるほど今でも高い人気を誇っています。
アメリカの高校を舞台にしたアメリカ映画であるにも関わらず、熱狂的なファンはいたとはいえ、少なくとも日本では一般的な人気はそれほどでもなかったイギリスのミュージシャンの楽曲を多数使ったところがミソで、当時はビックリしました。
サイケデリック・ファーズをザ・スミスやエコー&ザ・バニーメン、ニュー・オーダーなんかと一緒に映画の中で聴くことが出来ること自体スゴイことだと思います。ましてや映画のタイトルをサイケデリック・ファーズの曲からとるなんて!
ハワード・ドゥイッチ監督の大英断ですね。
それではこのアルバムから少し聴いてみましょう。
どういった基準で選曲されたのか分かりませんが、ザ・スミスは「プリーズ・プリーズ・プリーズ」が使われています。ザ・スミスであれば、他にヒット曲がありますが、あえてこの曲を選んだのは映画の内容に則してということでしょう。短い曲ですが心に沁みます。
内容は、ラブストーリーというか、学園を舞台にした青春映画で、分かりやすく、スカっとする後味の良い映画です。この映画は評論家からの受けもよく、商業面でも成功しました。
サウンドトラック・アルバムの評判もよく、2012年にアメリカの音楽サイトが発表した「映画サウンドトラックベスト15」に選ばれるほど今でも高い人気を誇っています。
アメリカの高校を舞台にしたアメリカ映画であるにも関わらず、熱狂的なファンはいたとはいえ、少なくとも日本では一般的な人気はそれほどでもなかったイギリスのミュージシャンの楽曲を多数使ったところがミソで、当時はビックリしました。
サイケデリック・ファーズをザ・スミスやエコー&ザ・バニーメン、ニュー・オーダーなんかと一緒に映画の中で聴くことが出来ること自体スゴイことだと思います。ましてや映画のタイトルをサイケデリック・ファーズの曲からとるなんて!
ハワード・ドゥイッチ監督の大英断ですね。
それではこのアルバムから少し聴いてみましょう。
どういった基準で選曲されたのか分かりませんが、ザ・スミスは「プリーズ・プリーズ・プリーズ」が使われています。ザ・スミスであれば、他にヒット曲がありますが、あえてこの曲を選んだのは映画の内容に則してということでしょう。短い曲ですが心に沁みます。
The Smiths - Please please please let me get what I want 日本語訳&歌詞
via www.youtube.com
ニュー・オーダーは、「シェル・ショック」ですね。これも良い曲ではありますが、必ずしも彼らの代表曲というわけでもありません。サウンドトラックですからベストアルバムとはちょっと違う曲が収録されているんですね。通常のベストアルバムとして聴いていると、ちょっとひねってあるので、ファンにとってはそこがまたグッとくるんです。
New Order - Shellshock [OFFICIAL MUSIC VIDEO]
via www.youtube.com
ジャンル:ポストパンク、アート・パンク、ニュー・ウェーヴ、オルタナティヴ・ロック
活動期間:1977年~1991年、2000年~現在