2022年6月22日 更新
【訃報】「夕食ばんざい」などの出演で人気を博した料理研究家・結城貢さん死去。
料理研究家として知られる結城貢(すすむ)さんが4月24日、直腸がんのため東京・江東区の病院で亡くなっていたことが明らかとなりました。81歳でした。
【訃報】「夕食ばんざい」などの出演で人気を博した料理研究家・結城貢さん死去。
料理研究家として知られる結城貢(すすむ)さんが4月24日、直腸がんのため東京・江東区の病院で亡くなっていたことが明らかとなりました。81歳でした。
第一報はこちらです!
結城さんは1940年、旧満州国旅順出身。大学卒業後にサラリーマン生活を送ったのち、料理人を志しロシア料理店での修行を経て、東京・原宿に会員制割烹料理「結城」をオープンさせました。そして結城さんの店にフジテレビのプロデューサーが通っていたという縁から、80年代に「オールナイトフジ」の「結城先生の真夜中のお料理教室」に出演。その頑固親父風の容貌と独特なダミ声で人気を博し、90年代からは料理番組「夕食ばんざい」に出演。「料理は愛情!」のキャッチフレーズで、お茶の間の人気者となっていました。なお、妻である元女優の泉じゅん(由紀子夫人)によれば、「既に家族葬を済ませている」とのことです。
結城さんの代表作「夕食ばんざい」を振り返る!!
結城さんといえば、その代表作として挙げられるのはフジテレビ系「夕食ばんざい」かと思います。同番組は1982年から2000年まで平日午前11時台に放送された長寿番組で、生放送形式の収録で多数の芸能人がゲスト出演していました。ここでは、そんな同番組を軽く思い出しておきましょう。
初代司会者は大山のぶ代だった!
結城さんの印象が強い「夕食ばんざい」ですが、歴代のメイン司会者は計6名であり、初期は大山のぶ代が司会者を担当。番組タイトルも「大山のぶ代の夕食ばんざい」と、司会者の冠タイトルが付けられていました。その後、大和田獏、庄野真代、筒井櫻子(元フジテレビアナウンサー)が司会者を担当しています。
当時の貴重な映像!!
1991年より結城貢さんが司会を担当!
結城さんがメイン司会者となったのは、1991年のこと。ゲスト出演者らが調理する様子を、結城さんが料理人の視点からサポートする形式で、ゲストにアドバイスを行う結城さんの甚平姿(一方他の出演者はエプロン姿)も印象的でした。また、毎週金曜日の放送については結城さん自ら考案したレシピを紹介し、実演していました。この結城さんの司会は長期にわたり、1998年まで同番組の司会を担当しています。
当時の貴重な映像!!
夕食ばんざい 結城貢 田舎のおいなりさん
アシスタントにも人気が集まる!
また、結城さんが司会の時代にはアシスタントとして筒井櫻子(1991年~1992年)、元フジテレビアナウンサーの佐藤里佳(1992年~1998年)、また佐藤がお休みの日は代役としてシルビアが出演していました。結城さんの時代には、彼女たちアシスタントにも人気が集まっていました。そして1998年以降は元フジテレビアナウンサーの中井美穂に司会が交代し、2000年に放送終了となっています。
「ぶっきらぼうな頑固親父」というキャラクターで人気を博した結城さん。老若男女問わず誰からも愛される人柄で、料理の素晴らしさを我々に伝えてくれていました。ご冥福をお祈り申し上げます。
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