ミラン
シモーヌの幼馴染で革命軍の代表者の一人。第1話でバスチーユに投獄されるが「ラ・セーヌの星」と「黒いチューリップ」に助けられアメリカに渡る。アメリカから帰国後は「貴族=悪」という固定観念を抜け、柔軟な行動をとるようになる。
声 : 富山敬
声 : 富山敬
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主題歌
オープニングで白馬を駆る「ラ・セーヌの星」に胸踊った人は多いと思います。そして冒頭のフランス語がどうしても聞き取れずに、毎回聞き耳を立てました。
「ラ・セーヌの星」
オープニングテーマ、エンディングテーマ共に1、2話のみ堀江美都子。3話以降はフランス人歌手のアレーヌが担当した。
オープニングのフランス語はE'toile de la Seine!(エトワール デ ラ セーヌ)《1,2話は除く》
オープニングのフランス語はE'toile de la Seine!(エトワール デ ラ セーヌ)《1,2話は除く》
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「私はシモーヌ」
「ラ・セーヌの星」エンディングテーマ
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フランス革命
物語の主軸となるのは『フランス革命』です。
フランス革命(フランスかくめい、仏: Révolution française, 英: French Revolution)は、18世紀にフランスで起きた市民革命。
世界史上の代表的な市民革命で、前近代的な社会体制を変革して近代ブルジョア社会を樹立した革命。
1787年にフランスの王権に対する貴族の反抗に始まった擾乱は、1789年から全社会層を巻き込む本格的な革命となり、政治体制は絶対王政から立憲王政、そして共和制へと移り変わった。さらに1794年のテルミドール反動ののち退潮へ向かい、1799年にナポレオン・ボナパルトによるクーデターと帝政樹立に至る(1799年11月9日のブリュメール18日のクーデター)一般的には1787年の貴族の反抗から1799年のナポレオンによるクーデターまでが革命期とされている。
「ラ・セーヌの星」では1793年10月にマリー・アントワネットが処刑され、シモーヌ達がパリから脱出するところで話は終わりますが、処刑の場にいたミランの苦悩の表情が、そこから始まる長く暗い時代を物語るのです。
概要
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もともとは当時連載中だった人気漫画『ベルサイユのばら』のアニメ化企画だったがオリジナル企画になり、『ベルサイユのばら』に加えて、手塚治虫の『リボンの騎士』の要素の入った作品となった。
基本的に全てフィクションであるが、モーツァルトやモンゴルフィエ兄弟、オルレアン公とその私邸パレ・ロワイヤル、ナポレオンなど実在の人物・建物が登場すること、革命前夜から「バスティーユ牢獄(以下、作中の表現に従いバスチーユと表記)の襲撃」「国王・王妃の処刑」に至るまでの情勢の流れや、数々の史実・歴史的事件を物語の基盤としており、放送当時話題を呼んだ。「ラ・セーヌ」は“La Seine”でセーヌ川のことである。
『ベルサイユのばら』では近衛兵という立場で始まった主人公たちがパリ民衆の悲惨な状況を知り民衆側に立って戦うのとは全く逆に、主人公シモーヌは貴族とは無縁の花屋の娘として育ち、のちの革命軍幹部のミランと幼馴染で、民衆の苦しみや悲しみを肌で感じとって育ちます。正義の剣は、最初は治安部隊の憲兵たちの手から民衆を守るために振るわれます。しかし途中から貴族の養女となったシモーヌは、暴徒と化した民衆から姉であるマリー・アントワネットを救おうと奔走するのです。
本編中の幹となるものは「正義」です。これは第7話でド・フォルジュ公爵が息を引き取る寸前に残した「正義を守る貴族であって欲しい。不正と戦う貴族であって欲しい」という言葉がシモーヌの中に深く息づいているからでしょう。そしてその正義は決して偏ったものではなく、「自分の信じる正義」の名のもとにラ・セーヌの星は動くのです。その行動はまさしくヒーローそのものです。反して普段のシモーヌは虫も殺さぬ様相で、しとやかで女の子らしい美少女です。そのギャップも女の子達が夢中になりましたね。
また、義兄のロベールとの微妙な距離感にやきもきした人も多いのではないでしょうか。
少女アニメの王道「ラ・セーヌの星」
世界史の本を広げながら、懐かしんでみませんか!?
また、義兄のロベールとの微妙な距離感にやきもきした人も多いのではないでしょうか。
少女アニメの王道「ラ・セーヌの星」
世界史の本を広げながら、懐かしんでみませんか!?
声 : 池水通洋