「マリンブルーの風に抱かれて」はいつの作品?
「マリンブルーの風に抱かれて」、通称「マリブル」はりぼん1989年9月号から1992年1月号まで連載されていました。りぼんマスコットコミックスは全4巻。文庫本は全3巻です。
矢沢あいさんは1985年デビューなのでデビュー4年目の作品ということになります。「マリンブルーの風に抱かれて」以前にも連載作遺品はありますが長いものでコミックスが前後編。数字の巻数がついたコミックスはこの作品が初でした。
ちなみに、「マリンブルーの風に抱かれて」の次の連載は「天使なんかじゃない」(通称「天ない」)です。「天使なんかじゃない」の中でも主人公翠の愛読書として「マリンブルーの風に抱かれて」が登場しています。
世代によっては「天使なんかじゃない」で「マリンブルーの風に抱かれて」の存在を知ったという人もいるでしょうね。
矢沢あいさんは1985年デビューなのでデビュー4年目の作品ということになります。「マリンブルーの風に抱かれて」以前にも連載作遺品はありますが長いものでコミックスが前後編。数字の巻数がついたコミックスはこの作品が初でした。
ちなみに、「マリンブルーの風に抱かれて」の次の連載は「天使なんかじゃない」(通称「天ない」)です。「天使なんかじゃない」の中でも主人公翠の愛読書として「マリンブルーの風に抱かれて」が登場しています。
世代によっては「天使なんかじゃない」で「マリンブルーの風に抱かれて」の存在を知ったという人もいるでしょうね。
矢沢あい伝説ここに始まる!…りぼんの看板作品【天使なんかじゃない】 - Middle Edge(ミドルエッジ)
時代が変わっても、変わらない青春が漫画の中にあります。りぼんの看板作品『天使なんかじゃない』は少女マンガの枠を超えた丁寧な人物描写、この学園で一緒に青春したい!と思う魅力的なキャラクターの数々で90年代一世を風靡しました。
「天使なんかじゃない」についてはこちらの記事をどうぞ。
「マリンブルーの風に抱かれて」のストーリー
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「マリンブルーの風に抱かれて」は高校1年生の橘遥と初恋の相手、有川亨の恋愛を描いたストーリー。
遥は海沿いの街に住んでいます。小学生の頃、亨のことが好きだったのですが、亨は親の仕事の都合でカリフォルニアに引っ越してしまいました。それでも亨を思っていた遥は高校生になって亨に再会するのです。
亨は遥のいとこである清水一平と同じ高校に通います。2人の共通の趣味はサーフィン。さらに二人ともサッカー部に所属していました。
遥と亨はお互い思い合っていましたが、気持ちを口に出してはいません。最近の少女漫画は付き合ってからが長かったりしますが、昔は付き合ったらハッピーエンドだったのでこういうやきもきする関係も多かったですよね。
そして、じつは一平も昔から遥のことを思っていました。亨と一平はサーフィンで勝負をするのですが、その時に一平はケガを負ってしまいます。一平は意識不明の状態になってしまい、遥の気持ちは揺れます。さらに、遥の親友、北田智世から「亨のことが好き」と打ち明けられ、自分の気持ちを伝えることができなくなってしまいます。
昔のりぼんは、親友と同じ人を好きになって身を引くというパターンが多いですよね。遥も同様で、身を引こうとするんです。
一方、一平は意識を取り戻しましたが医者からサーフィンを止められてしまいます。一平は荒れて暴走族のヘッドである先輩を訪ねました。
一度は道を踏み外しそうになった一平ですが、サーフボードを作るシェーパーになることを決意します。そして亨が大会で使うサーフボードを作りました。
亨はそのサーフボードを使って見事優勝。そして遥に思いを打ち明け、2人は両想いに。ですが亨は昔の知り合いを頼ってカリフォルニアにサーフィン留学することになります。遥と亨は離れ離れになってしまいますが、気持ちはつながっています。最後は遥が亨に会いにカリフォルニアに行くところで終わります。
小中学生をターゲットにしているりぼんの中で、かなり大人びた作品だった印象がありますが、ストーリーを振り返ってもやはりそうですね。サーフィンも暴走族も留学も大人の世界だなあ、と当時小学生だった私は思っていました。
最後は夢を選ぶところも大人びていますし、矢沢あいさんの作品らしい感じもします。今もう一度読み返してみても面白いと思いますよ!
遥は海沿いの街に住んでいます。小学生の頃、亨のことが好きだったのですが、亨は親の仕事の都合でカリフォルニアに引っ越してしまいました。それでも亨を思っていた遥は高校生になって亨に再会するのです。
亨は遥のいとこである清水一平と同じ高校に通います。2人の共通の趣味はサーフィン。さらに二人ともサッカー部に所属していました。
遥と亨はお互い思い合っていましたが、気持ちを口に出してはいません。最近の少女漫画は付き合ってからが長かったりしますが、昔は付き合ったらハッピーエンドだったのでこういうやきもきする関係も多かったですよね。
そして、じつは一平も昔から遥のことを思っていました。亨と一平はサーフィンで勝負をするのですが、その時に一平はケガを負ってしまいます。一平は意識不明の状態になってしまい、遥の気持ちは揺れます。さらに、遥の親友、北田智世から「亨のことが好き」と打ち明けられ、自分の気持ちを伝えることができなくなってしまいます。
昔のりぼんは、親友と同じ人を好きになって身を引くというパターンが多いですよね。遥も同様で、身を引こうとするんです。
一方、一平は意識を取り戻しましたが医者からサーフィンを止められてしまいます。一平は荒れて暴走族のヘッドである先輩を訪ねました。
一度は道を踏み外しそうになった一平ですが、サーフボードを作るシェーパーになることを決意します。そして亨が大会で使うサーフボードを作りました。
亨はそのサーフボードを使って見事優勝。そして遥に思いを打ち明け、2人は両想いに。ですが亨は昔の知り合いを頼ってカリフォルニアにサーフィン留学することになります。遥と亨は離れ離れになってしまいますが、気持ちはつながっています。最後は遥が亨に会いにカリフォルニアに行くところで終わります。
小中学生をターゲットにしているりぼんの中で、かなり大人びた作品だった印象がありますが、ストーリーを振り返ってもやはりそうですね。サーフィンも暴走族も留学も大人の世界だなあ、と当時小学生だった私は思っていました。
最後は夢を選ぶところも大人びていますし、矢沢あいさんの作品らしい感じもします。今もう一度読み返してみても面白いと思いますよ!
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マリンブルーの風に抱かれて 1 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL) | 矢沢あい | 少女マンガ | Kindleストア | Amazon
¥408
りぼんマスコットコミックス版は電子書籍でありますよ。
「マリンブルーの風に抱かれて」には番外編がある!
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「マリンブルーの風に抱かれて」には番外編が3作品あるのをご存じですか?こちらもチェックしてみましょう。
そして光の中へ
連載の最終回のその後のお話です。
亨に会いにロサンゼルスに行った遥。そこでなんと出張で来ていた遥の父に遭遇してしまいます。初めは2人の交際に反対だった父ですが、亨のサーフィンを見て考えを改めます。
ですが、亨の方が「まだ自分は未熟だから」と、遥を両親の元に帰らせるんです。お別れという意味ではなく、遥にエンゲージリングを渡したのです。「待ってて」という意味ですよね。男としてけじめをつけるというか、すごく素敵だと思います。
りぼんマスコットコミックスの4巻、もしくは文庫版の3巻に同時収録されています。
亨に会いにロサンゼルスに行った遥。そこでなんと出張で来ていた遥の父に遭遇してしまいます。初めは2人の交際に反対だった父ですが、亨のサーフィンを見て考えを改めます。
ですが、亨の方が「まだ自分は未熟だから」と、遥を両親の元に帰らせるんです。お別れという意味ではなく、遥にエンゲージリングを渡したのです。「待ってて」という意味ですよね。男としてけじめをつけるというか、すごく素敵だと思います。
りぼんマスコットコミックスの4巻、もしくは文庫版の3巻に同時収録されています。
白い波の彼方に
こちらは遥と亨が小学生の頃のお話。亨のことを好きな同級生が他にも出てきます。それを知っていながら遥が亨と仲良くしていると他の女子たちから避けられてしまうんです。この経験があったから智世に本心を言えなかったんでしょうね。
そのうち亨はカリフォルニアに引っ越してしまいました、傷心の遥を一平と一平の母の冴子が励ましてくれるのですが、冴子が亡くなってしまうというお話です。
こちらもりぼんマスコットコミックスの4巻と文庫版の3巻に収録されています。
そのうち亨はカリフォルニアに引っ越してしまいました、傷心の遥を一平と一平の母の冴子が励ましてくれるのですが、冴子が亡くなってしまうというお話です。
こちらもりぼんマスコットコミックスの4巻と文庫版の3巻に収録されています。
最後の片思い
こちらは一平が主人公。連載のその後、高校卒業間際のお話しです。
遥に失恋してしまった一平ですが、この物語では小泉沙知という後輩が一平を好きになり、アタックしてきます。最後はハッピーエンド。本編では報われなかった一平が報われるのでほっとしますね。
この話は文庫版の3巻に収録されていますが、りぼんマスコットコミックスの4巻には収録されていません。りぼんマスコットコミックスでは短編集の「うすべにの嵐」に収録されています。マリブルのコミックスだけを買っていた方は見逃しているかも?
遥に失恋してしまった一平ですが、この物語では小泉沙知という後輩が一平を好きになり、アタックしてきます。最後はハッピーエンド。本編では報われなかった一平が報われるのでほっとしますね。
この話は文庫版の3巻に収録されていますが、りぼんマスコットコミックスの4巻には収録されていません。りぼんマスコットコミックスでは短編集の「うすべにの嵐」に収録されています。マリブルのコミックスだけを買っていた方は見逃しているかも?
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