『宇宙船製造法』とは?
1979年に週刊少年サンデーに掲載され、1983年には、てんとう虫コミック『藤子不二雄少年SF短編集』の第3巻として、コミックにも収録されました。
OVA版『宇宙船製造法』
藤子・F・不二雄 SF短編シアター 1 宇宙船製造法/ひとりぼっちの宇宙戦争 1990/04/01
— AnimeVHSbot (@Anime_VHS) March 8, 2019
"「宇宙船製造法」 ワープ中の宇宙船が、事故で無人星に漂着した。宇宙間通信も使えない絶望的な状況の中で、乗務員の少年たちのサバイバル生活が始まる。" (画像は1997年の再発版) pic.twitter.com/5p0V47HRKm
監督:高本宣弘
制作:スタジオぎゃろっぷ
メモリーバンク
発売:1990年
OVA版【ひとりぼっちの宇宙戦争】藤子-F-不二雄の短編アニメ!地球の命運を背負って戦う太郎! - Middle Edge(ミドルエッジ)
OVA版『宇宙船製造法』の本編動画・ストーリー
宇宙船製造法 - ニコニコ動画
舞台ははるか未来、反重力エンジン搭載の超光速宇宙船がレジャー用品として存在する世界。
八人の若者を乗せた宇宙ヨットが、ワープ中の事故で無人の惑星へ墜落する。
機関部は無事だったが、機体に穴が開いてしまい宇宙空間の飛行には耐えられない。
救援を求める手段も無く、八人はこの星で自給自足の生活を強いられることになる。
生活拠点を構え、今後の方針を話し合う一同。宇宙船を修理する方法を考えようと言う小山とあてのない修理法より、永住のための環境確保に全力を尽くそうと訴える、秀才肌の志貴杜が対立する。
議論は志貴杜の勝ちとなり、小山も含めた全員で食料探しが始まるが間もなく、暴力的な性格の堂毛が不平をもらし、志貴杜を無視して暴れまわるようになる。
元々ケンカが強い上に、唯一の火器である熱線銃を振りかざしてグループの実権を握った堂毛は王様を気取って、皆が働く中でふんぞり返って食料を食い散らかしていた。
だが、間もなく皆の不満が爆発し、志貴杜を中心にグループは反堂毛で団結する。
ケンカ自慢の堂毛もついに袋叩きにされ、グループの実権と熱線銃は志貴杜の手に渡った。
理性的な志貴杜がリーダーとなり、グループの生活は安定したかに見えたがやがて、前とは別の不満が溜まり始める。
OVA版『宇宙船創造法』の魅力とは?
極めて平凡な主人公、可愛らしいヒロイン、腕っぷしの強いガキ大将のような存在とその子分といった構図は『ドラえもん』『キテレツ大百科』にも通づるものがあります。これらの作品を知らないというユーザーは少ないと思います。そういう意味では、多くの視聴者が見始めてすぐに親近感を覚えるのではないでしょうか。
『ドラえもん』では、
しかし、暴力による支配体制が覆ると、次は主人公・小山と志貴杜の対立構造に発展していきます。宇宙船の修理を進めて地球に帰還しようとする小山に対し、不時着した惑星に永住することを考え、生活の基盤を築こうとする志貴杜。
この二人の声を演じている声優にも注目したいです。小山を演じているのは草尾毅さん、志貴杜を演じているのは堀川りょうさん。
『ドラゴンボール』シリーズでは、
ストーリーそのものを振り返ってみても、政治的な皮肉が込められた内容で、どちらかというと大人向けの作品といえるでしょう。映画でいうと、
(※当時は藤子不二雄名義)
出版:小学館
掲載:週刊少年サンデー
→1979年発表