2022年6月7日 更新
昔懐かしい「インスタントラーメン」CMと誕生秘話
世界初のインスタントラーメンは日本人が発明した。子供の頃に食べた即席ラーメンは、いつ、どのようにして生まれたのか?1960年前後から70年代までに販売された袋麺の誕生秘話や当時のエピソードをまとめてみた。CMや発売された年の出来事とともに、記憶の中にある懐かしいインスタントラーメンよ甦れ!
1970年日本万国博覧会開催。日本は高度成長期を経て先進国の仲間入りをする。
1971(昭和46)年に日清食品がカップ麺の先駆けとなる「カップヌードル」発売。
後にインスタントラーメンは袋麺より手軽なカップ麺が主流になる。
1973(昭和48)年「ハウスシャンメンしょうゆ味 」ハウス食品
「ハウスシャンメンしょうゆ味 」のCMには、子役だった杉田かおるが登場。「いま何どきですかか〜?」「はぁ〜いラーメン時(どき)よ!」「チュルチュルチュルチュル シャンメン」のフレーズは子供にもウケる広告だ。
ハウスはユニークなテレビCMを投入してきた。漫画『ちびまる子ちゃん』でも紹介されたハウスシャンめんたまごめん(37円)のCMは「ミネソタの卵売り」の替え歌で「コッコッコッコッコケッコー わたしはハウスのたまごめん」と歌う。このフレーズは今も記憶に残る名作だと思う。
最も注目され印象に残っているのは、「私作る人、僕食べる人」のTVCMだ。1975年(昭和50年)8月から放送されたCM内の「私作る人」と女性が言い、「僕食べる人」と言う台詞が、参議院議員の市川房枝参加する婦人団体から、性別役割分担の固定化につながると抗議を受け、ハウス食品は約2か月で放送中止を決めた。
※【1972年】2月19日から2月28日あさま山荘事件が起きる。警察官の非常用食料として「カップヌードル」が配られ、それを食べる様子がテレビ中継でし映し出された。
長時間に渡るテレビ中継をお茶の間でインスタントラーメンを食べながら、見ていた人もいたと思う。
【1973年】第1次オイルショック。
1974(昭和49)年「ミニ・ラーメンちびろく」明星食品
10月、麺を従来の半分の量にした「明星ミニラーメンちびろく」6個入で発売した。コンセプトは、食べたい時に自分で量を調節できること。子供のおやつに昼食に食べ切れるミニサイズ。テレビCMでに”せんだみつお”を起用、フレーズ「坊やはちび1、ママはちび2、パパはちび3 せんだみつお。あなたはちびいくつかな?」で有名になった。坊や、ママ、パパの3人で食べると「ちびろく」6個丁度一袋だ。
1976(昭和51)年「明星ラーメン めん吉」発売
1月、ノンフライ麺「 明星ラーメン めん吉」が明星から登場。袋には「めんが生き生き!油でめんを揚げておりません」と書かれている。「 めん吉」は、ノンフライ麺の再ブームを起こし月間3千万食を出荷する記録を残したという。
1979(昭和54)年「うまかっちゃん 」ハウス食品
9月12日、ハウス食品より九州ラーメン「うまかっちゃん 」が発売される。それまでは全国的にブームになっていたインスタントラーメンが、なぜだか九州で売上が伸びなかったという。ハウスは、九州で好まれる味を研究した。そして、博多弁の「美味しい」を意味する「うまか」に「ちゃん」をつけ「うまかっちゃん 」が誕生した。「うまかっちゃん 」の麺は茹で時間1分で「バリ硬」(九州地方で、好まれる特に硬い麺)に仕上がる。
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🍜 2022/6/7 09:20
「(^^♪すぐおいしーすごくおいし~」80年代半ばチキンラーメンの「南伸坊」ににているといわれました