元の世界へ戻ったバニングは、家族を大切にするようになった。
全てが終わった後、別れの寂しさに沈むロストボーイたちを元気づけたバニングは、ロストボーイの1人、サッドバッドをピーター・パンの後継者に指名し、ピーター・パンの剣を託して家族の待つ現実世界へと帰っていくのだった。
大人になって自分の本当の姿を忘れてしまったバーニングでしたが、家族のために自分の本来の力を取り戻そうと一生懸命頑張る姿が良かったです。
映画フックの切ない内容とは
切ないその①ウェンディが切ない。
ネバーランドと人間界という遠距離恋愛になってしまったピーターと
ウェンディ。ピーターはその後もずっと、たまにウェンディの元を訪ねてきていた。
しかしある日、ウェンディの孫娘を見たピーターはドッキュン恋に落ち、
この子のために人間になる決意をする。
自分は年老いていくのに、ピーターはいつまでも少年のまま。
その上自分の孫に取られちゃうなんてウェンディ切なすぎるじゃないですか。
ウェンディがおっさんになったピーターを見る目は、今でも初恋の人を見る目なのに、
記憶をなくしているピーターにとってはウェンディはただのおばあちゃん。
切ないその②ティンカーベルが切ない
ジュリア・ロバーツがボーイッシュに演じています。
「妖精なんていない、って誰かが口にするたび、妖精が一人死ぬのよ」
とかなんとか言います。ティンカーベルはピーターに手を触れることができない
存在、永遠の片想いの象徴です。
ティンカーベルはウェンディがいたころに、一度ピーターを失っているのに、
40年後に再び失うことになるのです。
本当に切ないキャラです。
切ないその③フックが切ない
ピーターパンて一体なんなのかというと、「受け継がれる父性の物語」だと
思います。子供しかいない世界。ウェンディがいた頃は、外部からきた
欠落した母性として役割を果たしていました。
ピーターが子供たちにとっての父に近かったのかもしれませんが、
じゃあピーターにとっての父って誰なのかというと、それは案外
フック船長なんじゃないでしょうか。
挑むべき相手、乗り越えていく相手として常にフック船長はいたわけです。
それがルフィオをついに殺してしまい、ピーターとの決闘に敗れるわけですが
ただやられて海にドボーンじゃなくて、かぶっていたカツラが取れてしまうんですね。
そうすると、黒々としたカツラの下には白髪の薄くなった頭が現れるんですよ。
そのときのフック船長の観念したような表情が非常に切ないです。
物語には、色々な切ない真相が隠されているんですね。
『ピーターパン』
その後、小説になり、ディズニーが長編アニメーション化。
スティーブン・スピルバーグ監督「フック」、P・J・ホーガン監督「ピーター・パン」、マーク・フォスター監督「ネバーランド」、ジョー・ライト監督「PAN ネバーランド、夢のはじまり」など実写映画化されました。
映画『ネーバーランド』
マーク・フォースター監督がジョニー・デップ、ケイト・ウィンスレット共演で「ピーター・パン」に秘められた劇作家ジェームズ・バリと少年ピーターの実話を映画化したヒューマン・ドラマ。
2005年1月15日に公開され、興収11億円。
2005年1月15日に公開され、興収11億円。
映画『PAN ネバーランド、夢のはじまり』
「プライドと偏見」のジョー・ライト監督が新人リーヴァイ・ミラー、ヒュー・ジャックマン共演で新たな視点で実写映画化。2015年10月31日公開。
ピーター・パンたちおなじみのキャラクターたちの誕生の物語。
ピーター・パンたちおなじみのキャラクターたちの誕生の物語。
主演のロビン・ウィリアム
映画では、主演を務めたロビン・ウィリアム。まさにピーターパンの役柄にぴったりでした。彼の魅力は、優しさと子供のような笑顔を見せる所。演技も上手で観ている人を和ませる不思議な役者だと思います。
しかし、2014年にカリフォルニア州北部の自宅で死亡しているのを発見されました。
しかし、2014年にカリフォルニア州北部の自宅で死亡しているのを発見されました。
ロビン・ウィリアム
アメリカの俳優、コメディアン。イリノイ州シカゴ出身。数々の賞を受賞している。
1988年 ゴールデングローブ賞 主演男優賞(『グッドモーニング・ベトナム』)
1992年 ゴールデングローブ賞 主演男優賞(『フィッシャー・キング』)
1994年 ゴールデングローブ賞 主演男優賞(『ミセス・ダウト』)
1997年 アカデミー助演男優賞(『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』)
2005年ゴールデングローブ賞 セシル・B・デミル賞
1988年 ゴールデングローブ賞 主演男優賞(『グッドモーニング・ベトナム』)
1992年 ゴールデングローブ賞 主演男優賞(『フィッシャー・キング』)
1994年 ゴールデングローブ賞 主演男優賞(『ミセス・ダウト』)
1997年 アカデミー助演男優賞(『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』)
2005年ゴールデングローブ賞 セシル・B・デミル賞
via cell.zombie.jp
突然の訃報に、オバマ大統領は声明を発表しました。
「ロビン·ウィリアムズは空軍兵であり、医師であり、アラジンの魔神であり、乳母であり、大統領であり、大学教授であり、ピーターパンであり・・・すべてのものだった」
「彼はときに私たちを笑わせ、ときに私たちを泣かせた。彼はその計り知れない才能を、最も必要とされる人たちに自由かつ寛大に与えた 」
ポパイ役で映画デビュー、「フック」では中年のピーター・パンになり、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」で人間味あふれる精神科医を演じてアカデミー助演男優賞を獲得。本作と同じクリス・コロンバス監督の「ミセス・ダウト」では、見事な女装を披露した。
「自分ではないだれかになる。それが演技の一番の楽しみだ。次に何をやるかって? モンスターでもいいよ。ゴジラのミュージカルなんてどう?」と答えると突然立ち上がり、「トウキョウダー、グワァー!」と身ぶり付きで歌い出した。