子供の頃の冒険心、探求心を魅了した「伝説の大陸」
それらは一般的に伝説と見なされている過去の記録に登場する大陸や、かつて仮説として提案されていたものの今日の科学知見によって否定された架空の大陸を指しています。
ただ、私たちは幼いころ読んだマンガやアニメなどに度々登場したアトランティスやムーなどの大陸、またそこに存在した超高度な文明といった存在を、わりと信じていたのではないでしょうか。
そんなちょっと懐かしくもある幻の大陸と、語られた物語について振り返ってみましょう。
伝説の大陸、そこには古代四大文明より以前にもっと高度な超古代文明が栄えていた!
その存在を信じる人のなかには、伝説などを手がかりに実在の証拠を見つけようと試みてきた人たちもいます。
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現代でも超古代文明の解明番組は定期的に放送されています
幻解!超常 ファイル・スペシャル「謎の超古代文明を徹底解明!」2015年6月13日c
それぞれの大陸について、みていくこととしましょう。
なおここには、大陸移動説において現在の大陸が分裂する前に一つであったとの仮説による古代の超大陸、パンゲア大陸は入ってきません。
アトランティス大陸
伝説の大陸の中ではもっとも多くの人が耳にした名前かもしれません。「海のトリトン」でもお馴染みでしたね。
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アトランティス大陸の情報
アトランティス(古代ギリシア語: Ατλαντίς)は、古代ギリシアの哲学者プラトンが著書『ティマイオス』及び『クリティアス』の中で記述した、大陸と呼べるほどの大きさを持った島と、そこに繁栄した王国のことである。強大な軍事力を背景に世界の覇権を握ろうとしたものの、ゼウスの怒りに触れて海中に沈められたとされている。
1882年、アメリカの政治家イグネイシャス・ロヨーラ・ドネリーが著書『アトランティス―大洪水前の世界』を発表したことにより「謎の大陸伝説」として一大ブームとなり、更にオカルトと結びつくことで多くの派生研究を生んだ。 近年の研究によって、地中海にあるサントリーニ島の火山噴火によって、紀元前1400年ごろに突然滅んだミノア王国がアトランティス伝説のもとになったとする説が浮上してきた。また、ヘラクレスの柱をダーダネルス海峡とし、トロイア文明と重ねる人もいる。しかし、大西洋のどこかにアトランティスがあると信じる人も未だ存在する。もっとも、現代の構造地質学が示すところによれば大陸規模の土地が短時間で消失することはまずあり得ないため、実在説の多くは島などの消失がモデルになったものとしている。
アトランティス大陸に関する一般的な認識
また、「暦の違いにより、年代算出方法が異なる」ことや、近年の地質学的知見を元に、マルタ島の古代の巨石文明に比定する説も。
ムー大陸
こちらも知名度は高かったかも、多くの人にとって「伝説の大陸」といえば太平洋のムー、大西洋のアトランティスだったかもしれませんね。
大西洋説
地中海説
アメリカ大陸説
【出典】
ティマイオス、クリティアス(ともにギリシャの哲学者プラトンの著作)
【存在した時期】
今から約1万2千年前、紀元前9000年以前