4つの「Ⅳ」
イースⅣを冠する作品、または
「物語的にⅣである」作品は、現在4つ存在します。
【イースⅣ The Dawn of Ys 】・・・「PCエンジン」用として、ハドソンより発売。
【イースⅣ MASK OF THE SUN】・・・「スーパーファミコン」用として、トンキンハウスより発売。
【イースⅣ MASK OF THE SUN -a new theory-】・・・「PlayStation 2」用として、タイトーより発売。
【イース セルセタの樹海】・・・「PlayStation Vita」用として、日本ファルコムより発売。
「物語的にⅣである」作品は、現在4つ存在します。
【イースⅣ The Dawn of Ys 】・・・「PCエンジン」用として、ハドソンより発売。
【イースⅣ MASK OF THE SUN】・・・「スーパーファミコン」用として、トンキンハウスより発売。
【イースⅣ MASK OF THE SUN -a new theory-】・・・「PlayStation 2」用として、タイトーより発売。
【イース セルセタの樹海】・・・「PlayStation Vita」用として、日本ファルコムより発売。
イースⅣの開発経緯
PCエンジンへの移植版『イースI・II』と『イースIII』を
開発・発売したハドソン(現・コナミデジタルエンタテインメント)が
続編の開発を日本ファルコムへと打診したことが
本作開発のきっかけとなっている。
制作ラインが埋まっていたためファルコム側は一旦断るが、
ファルコムが世界観だけを作ってゲーム制作をハドソンが
担当するというハドソン側の提案を受け入れ、原案シナリオと
音楽をファルコムが担当する形で開発が決定される。
via www.famicom.biz
そしてファルコムの原案シナリオを元に『III』の
スーパーファミコン (SFC) への移植を行なった
トンキンハウス(東京書籍のテレビゲーム事業子会社)と
メガドライブ (MD) へのファルコム作品の移植を行っていた
セガ・ファルコムの両者がそれぞれのプラットフォーム向けに
独自に開発することも決まり、
3作のオリジナル版『イースIV』が開発されることとなる。
このうちSFC版『イースIV MASK OF THE SUN』と
PCE版『イースIV The Dawn of Ys』は1993年
(平成5年)に発売されるが、MD版は開発中止となっている
イースIV MASK OF THE SUN
スーパーファミコン用に
トンキンハウスによって開発された
オリジナル作品の1つ。
『イース大全集 Perfect Data of I-VI』
以降の公式設定では
より原案に近いこちらが
正史という扱いになっている。
トンキンハウスによって開発された
オリジナル作品の1つ。
『イース大全集 Perfect Data of I-VI』
以降の公式設定では
より原案に近いこちらが
正史という扱いになっている。
via www.famicom.biz
こうした経緯により、ファルコムの代表作〈イース〉でありながら
ファルコム自身によって開発されたオリジナル版『イースIV』はなく、
オリジナル作品が他社製でしかも2作品あるという特殊な状態となる。
via www.famicom.biz
2004年(平成16年)にPlayStation 2向け事業で
ファルコムと提携したタイトー(現・スクウェア・エニックス)が、
2005年(平成17年)にリメイク作
『イースIV MASK OF THE SUN -a new theory-』を発売。
副題の「新説」の名の通りに全面的に作り直されている。
via sce.scene7.com
2011年(平成23年)の東京ゲームショウにおいて、
ファルコムのPlayStation Vita参入作品として
『イース セルセタの樹海』を2012年(平成24年)に
発売することが発表される。
これによりライセンシーによるオリジナル版から約20年を経て、
ファルコムの自社開発による『イースIV』が発売されることとなった。
原案は同じでも、開発会社によって独自のアレンジがされており
その物語の展開や、結末はそれぞれに異なっています。
その物語の展開や、結末はそれぞれに異なっています。
本作はPCエンジン版【イースⅣ The Dawn of Ys】
樹海の広がるセルセタを舞台に
赤毛の剣士アドル=クリスティンの冒険を描いたファンタジー作品。
本編は「主人公アドルの冒険日誌を原典としている」という
メタフィクション設定があり、本作ではアドルが10代の時に
体験した生涯2度目となる大きな冒険を綴った
冒険日誌『セルセタの樹海』が原典とされている。
シリーズ4作目となる作品ではあるが『I・II』の直後から続く
続編として制作されており、時系列では
前作『III』よりも前となっている。
『VI』以降、シリーズの世界設定の根本となった
「有翼人」が初めて登場した作品。
PCエンジン作品の特徴として、CD-ROMの機能を活かした
声優陣による、ボイス演出も健在です。
声優陣による、ボイス演出も健在です。
ソフトとして、ハドソンが
開発・発売した作品。
発売当時はこちらが
「イースⅣ」の正史
という扱いでした。