鑑定団だけじゃない!石坂浩二のマルチぶりは70年代から始まっていた?
2017年1月13日 更新

鑑定団だけじゃない!石坂浩二のマルチぶりは70年代から始まっていた?

石坂浩二さんと聞いて「私、ファンだったわよ」と70年代に青春を過ごした女性の半分は言うのでは?(好感度調査42.6%は70年代調査の歴代1位!連続3期1位獲得!) 「知的」「爽やか」「好青年」の代表みたいな石坂さん、とにかく「超」のつく人気スターでした。 時代が映画からテレビ全盛期に入り、バラエティー番組が始まった頃に、俳優としての演技以外の多才ぶりが新しいスター像としてさらに人気を高めたんですね。 今回は本業の俳優業ではなくて、その他の多才ぶりを振り返ってみました。

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エキストラから始まった兵ちゃんの俳優人生

大橋巨泉さんが、いつもテレビで親しみを込めて、石坂さんを「兵ちゃん」と呼んでいましたね。兵ちゃんは学生時代からドラマのエキストラなどでテレビに出演してました。
昔はアイドルやモデルから俳優へという道はまだ開かれていなくて、石坂さんといえども地道なスタートですね。

卒業後は劇団四季の演出部に入り、主宰者の浅利慶太さんの元で舞台の演出などを学びます。のちにご自身でミュージカルの劇団を作りますが、そこには四季での経験と、ニューヨークのブロードウェイやロンドンのミュージカルの要素を取り入れながらオリジナルの脚本、演出を手掛けました。
この甘いマスクが当時の女性たちを虜にしておりました!

この甘いマスクが当時の女性たちを虜にしておりました!

今見ても素敵!ブレイク当時はものすごい人気だったようですね。

ササっとプロフィールを…

本名 武藤 兵吉(むとう へいきち)
生年月日 1941年6月20日(75歳)
出生地 東京都中央区

身長 177 cm
血液型 O型
活動内容
1958年:ドラマ『お源のたましい』デビュー(通行人のエキストラ)
1969年:『天と地と』
1970年:『ありがとう』
1974年:『暗闇仕留人』
1975年:『元禄太平記』
1976年:『犬神家の一族』
1977年:『獄門島』
1979年:『草燃える』
1985年:『ビルマの竪琴』
2001年:『水戸黄門』
2003年:『白い巨塔』
2006年:『犬神家の一族 (2006年版)』
事務所 プロダクション尾木

引用元https://ja.wikipedia.org/wiki/石坂浩二


イケメン、慶應ボーイ、スタイルもいい青年エキストラは、舞台出演中に浅利さんの目に留まり劇団四季に入団、テレビでは石井ふく子さんの目に留まり大きな役に抜擢されることになるわけです。

やっぱり、花があるっていうか、オーラがあったんですね、きっと。
こうして俳優・石坂浩二さんの俳優人生はヒット作にも恵まれて…というか、石坂さんの人気ぶりとの相乗効果で今でいう高視聴率俳優の座を長年キープしてこられました。
それにしても75歳というのが驚きなんですけども!

それなりに年齢を重ねた深みはもちろんありますが、とにかく若いですよね。
未だ青年ぽい感じがするのって貴重な存在です。
「ありがとう」は70年代ホームドラマ全盛期に大ヒット!

「ありがとう」は70年代ホームドラマ全盛期に大ヒット!

水前寺清子さん主演。木曜日の夜の8時は必ずこれ!シリーズ3作で婦人警官、看護婦、魚屋と水前寺さんの職業は変われど、相手役はずっと石坂さん!
暗闇仕留人の糸井貢役。

暗闇仕留人の糸井貢役。

病弱な妻の薬代のために仕留人家業に。どちらかというと明るい爽やかな役柄が多い石坂さんでしたが、この影のある貢役も美しく、切なく、素敵でしたね。
横溝正史シリーズが大ブーム!金田一耕助役は石坂さんの代名詞!

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市川崑監督は石坂さんが大好きでした。金田一耕助役は石坂さんの代名詞ともなりましたよね。当時、石坂さんがボサボサ頭を掻きむしる仕草がセンセーショナルに取り上げられました。

コマーシャルに引っ張りだこ!

【CM】Canon オートボーイ3 石坂浩二(1986年)

「爽やか」「知的」「好青年」のイメージはCMにはぴったり!
よく覚えているのは
オートフォーカスが画期的だったカメラのCM。

1985年 ビールのCMもよくお見かけしました。

演出家としての顔も持っていた石坂さん。ミュージカルの劇団を主宰していました。その劇団員と一緒にCM出演。熱い演出ぶりが格好良い!

マルチぶり!文科系はオールマイティー

思いつくままにマルチぶりをあげてみると…

本業の俳優以外の仕事や、特技や趣味を思いつくままにあげたら…天才なのか、器用なのか!とにかくすごいです。

司会・クイズの解答者・コメンテーター・絵画(二科展入賞)・料理・プラモデル・作詞・演出・脚本・ナレーター等々

今回はこの中で、クイズの博識ぶりと、料理、作詞、そしてプラモデルについてもう少し調べてみました!

クイズは薀蓄王のオアシス?

石坂さんはよく解答後に答えだけでなくそれにまつわる薀蓄も披露してくれるので、司会者は有り難いような、ペースを乱されるような(笑)

とにかく色々と知っているし、知っていると話したくなるじゃないですか。
でも日常、そんな話をする機会も場も、たとえ石坂さんであってもそうそうあるもんじゃないです。
だからその点クイズ番組は堂々と博識ぶりを全開できて、石坂さんにとっては「頭のオアシス」だったかも知れませんね。

ところで、なんでそんなに博識か?
以前、子供の頃家にあった百科事典を読むのが趣味だったと何かで話していたような気がします。その子供時代の脳へのコピペが、クイズ王を育てたのかも知れません。
大百科事典。昭和の家庭の知的ステータス!

大百科事典。昭和の家庭の知的ステータス!

誰が読むのか知らないけれど、なぜか昭和の家庭のリビングの本棚にデーンを並んでおりました。
我が家では押し花作りか、ちょっとワイルドに踏み台代りにされていた百科事典(もったいない)…。

それにひきかえ武藤家の百科事典は「幸せ物」でしたね。
少年時代の兵ちゃんが目を輝かせて読んでいた光景が浮かびますね。
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