RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(10)
2018年1月4日 更新

RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(10)

さてZZネタに入っていきます。Zとの時間的間隔が短いせいもあり、登場するMS達もかなりかぶっています。今まで紹介してきた機体たちを除いてできる限り書いてみたいと思いますが、ガンダムワールドは常に広がり続けているので、外伝などで登場した機体も出すかもしれません。

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はじめに

色々と調べてみるとZZのプロトタイプだけでも1回まとめておいたほうがいいかなと思っています。TV版アニメーションの時点では考えてもいなかったであろう機体も登場させてみます。ご覧になってみてください。

機動戦士ガンダムΖΖ編

MSZ-009

プロトタイプZZガンダム

プロトタイプZZガンダム

頭頂高 19.02m
本体重量 29.5t
全備重量 60.3t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 3,140kW
推力 100,300kg
センサー
有効半径 15,480m
via 機動戦士ガンダムMS大全集2015
ダブルゼータガンダムの機構試作型として製造された。ただし本機の時点ではコア・ブロック・システムを採用しておらず、分離して上半身がGトップ0型、下半身がGベース0型の2機の戦闘機となる。そのまま上下に合体してGアーマー(Gフォートレス)となるが、この形態からMSモビルスーツに変形させるためには一度2機に分離させる必要がある。また、武装もこの時点では装備・携行されていない。
M-MSV大河原コレクションで公式設定されている機体です。ZZもワンオフの試作機ではありますが、あれだけの機体ともなれば当然プロトタイプが存在してると思ったら、やはりありました。始動せよ!ΖΖダブルゼータガンダム!!で登場し、暴走、爆発しています。この事故によってZZはコア・ブロック・システムを採用することになったとのことです。

MSZ-009B

頭頂高 19.02m
本体重量 31.7t
全備重量 63.0t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 7,200kW
推力 100,300kg
センサー
有効半径 15,480m
武装 ハイ・メガ・キャノン
ダブル・ビーム・ライフル
ダブル・キャノン
(ハイパー・ビーム・サーベル)×2
各種試験が終了したプロトタイプΖΖダブルゼータガンダムに、新開発の高出力小型ジェネレーターを搭載したもの。これにより出力は倍以上に向上している。併せて各種武装が追加され、頭部には試作型ハイ・メガ・キャノンを装備したものに交換、背部にハイパー・ビーム・サーベル兼用のダブル・キャノンが装備されている。さらに試作型のダブル・ビーム・ライフルを携行する。
プロトタイプ2型とも言います。やはりM-MSVでプロトタイプZZガンダムと一緒に登場しています。しかしこちらの機体は公式資料には掲載されていません。設定上はこれらの武装やパワーアップの装備に時間がかかり、ティターンズとの決戦にZZガンダムが間に合わないとなっていました。

MSZ-009BX

プロトタイプΖΖダブルゼータガンダム(ナイトロ搭載型)

プロトタイプΖΖダブルゼータガンダム(ナイトロ搭載型)

頭頂高 19.02m
本体重量 32.1t
全備重量 65.2t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 7,200kW
推力 100,300kg
センサー
有効半径 15,480m
武装 ハイ・メガ・キャノン
ダブル・キャノン
ハイパー・ビーム・サーベル
ダブル・ビーム・ライフル
ウィング・シールド
ダブル・バルカン
プロトタイプΖΖダブルゼータガンダムの2号機(B型)にナイトロ・システムを搭載した機体。サイコミュにより、リバウのようにGトップゼロからGベースゼロを遠隔操作することが可能となっている。
宇宙世紀0096年に地球連邦軍の特殊介入部隊「フレスベルク」に配備されているが、のちにパイロットのゼナイド・ギャルが「袖付き」の「ブランダムール」隊に寝返り、Gベースゼロにジャッキー・ジェノが搭乗する。
機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サンで登場しています。製作年代はこの際考えず、宇宙世紀の時間軸で考えるとZZの実機が活躍している頃と重なっているのでご紹介させていただきました。設定上でもこの機体でのデータをZZにフィードバックさせているとのこと。宇宙世紀0088年にテストを月面で行っていたことでテスト中に襲撃を受けるも、無人状態で、最後は必殺、ハイ・メガ・キャノンですべての敵を消滅させています。その際、本機も頭部を破損するオチがついていますが・・・

MSZ-009M

プロトタイプΖΖダブルゼータガンダムの改修機であり、出力は「ΖΖダブルゼータのゆうに2倍」とされる。アムロ・レイの部下のニュータイプたちでは扱いきれないと言われ、ジュドー・アーシタも操縦に苦労するなど、ピーキーな機体として描かれている。プロトタイプ同様、2機のメカ(Aメカ:Gソニック、Bメカ:Gアタッカー)による変形合体を行ない、Gソニックにはアムロ、Gアタッカーにはジュドーが搭乗している。合体後は1名でも操縦できる。
ななな・なんとアムロ・レイまで登場させてしまいましたね。機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティスというイデオンとのコラボレーションしている変わり種の漫画で登場しています。シャアも協力して巨神をと撃退するという夢のようなお話です。興味のある方は一度手に取って見てください。

FXA-07GB

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